台風19号でお亡くなりになられた方々のご冥福を心からお祈りするとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
台風19号の首都接近と共に、「ペットは避難所に連れて行けないのか?」について関心が強まりました。
日本では、ペットの数は子供の数より多い。というデータもあり、ペットは大切な家族の一員であると考える方々が増えています。実際、一人暮らしの高齢者がペットによって心の健康を保っている例も枚挙に暇がありません。
今回「一人暮らしの母親が、猫がいるから避難所に行けないと言っている。」「避難所に行ったら断られて帰ってきた」などの訴えを頂きました。
私も、地元板橋区の避難所受け入れ状況について、情報収集し、適時発信することに務めました。
◇都内の各自治体の避難所でのペットの受け入れ状況
については、以下のサイトに23区と市部の情報がまとまっていますので、ご紹介します。
出典:ワンダホー × BOUSAI時計
↓ サイトリンク
ちなみに、対応ランキング1位は足立区(大型動物の全避難所同行避難OK)2位は渋谷区です。
出典:ワンダホー × BOUSAI時計
あらためてよく見てみると、板橋区、23区の中で最下位じゃないですか!!(涙)
せめて小型動物の同行避難(ケージに入れて避難所に連れて行くことができるが、動物専用のスペースに避難)が全避難所で対応可能になるように、しっかり働きかけないといけないと決意を新たにしました!
◇同行避難と同伴避難は違う。いずれにせよ、飼い主の準備が必要。
多くの自治体が認めつつある「同行避難」についてですが、これは、「ケージ」などに入れて避難所に連れて行けば、動物専用のスペースでの避難を認めている。というもので、避難スペースに家族と共にペットがいる「同伴避難」とは違います。
災害時には人命が優先となり、動物アレルギーや動物嫌いの方々も多くいらっしゃいますので、そういった方々への配慮が必要になるからです。(動物が苦手な方々も、別スペースでの避難ならと、許して頂ければありがたいです。)
また、エサや繋いでおくためのリードなど、必要な準備は飼い主がしなければなりません。
グッズの準備だけでなく、例えば猫ちゃんなら、ケージの中で大人しくいることができるように、日頃からの「しつけ」が必要になります。
ペットと一緒に避難するための準備については、以下のサイトが参考になります。
↓ ペットと同行避難するための飼い主の手引き(渋谷区)
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/assets/com/000033170.pdf
準備の要点は以下の画像をご覧ください(出典:渋谷区)
◇ペットも一緒に避難する環境作りへ。
日頃の準備、そして、他の方々への配慮。飼い主としての責任を自覚し、日頃の準備を考える方が一人でも増えることを願っています。
一方で、動物が苦手な方々への「同行避難」とはどういうことか?の正確な情報発信と理解の促進も大切です。
都議会議員として、基礎自治体の対応の改善に向けて、できることは何か?考え、行動していきたいと思います。