今月の初めのことです。
担任の先生から
電話がありました。
福が少しふざけていたずらをしたり、
お友達に対してちょっかいを
かけてしまうことへの
対応についての相談でした。
先生は注意をするとき、
子どもを廊下に連れ出して
諭してくださいます。
「みんなの前で叱られてしまった!」
とならないための配慮だそうです。
福にもそのように対処したけれど、
自分の伝え方が良くないのか
伝わっていない様子で…と。
お話を伺っていて、
もしかしたら!
と思ったことがありました。
福は現在、30人弱のクラスにいます。
担任の先生と補助の先生の2人体制です。
担任の先生が全体を率いているので、
福は、何かあれば補助の先生に
支援してもらうことが多いです。
どちらも大好きな先生だけど…
もしかしたら、福は。
担任の先生が手を引いて
廊下に連れて行ってくれる
そのこと自体が嬉しくて、
ニコニコしてしまうんじゃないか。
だから、先生に何を言われているかは
二の次になっているのかもしれない。
そのようにお伝えすると、
先生も何か思い当たるようでした。
少し前、福が
仲のいいお友達2人を
叩いてしまったことがありました。
ちょっかいが過ぎた…
そのような状況だったようです。
お友達関係のときは、
できればその場で
言ってもらいたいと
先生にはお伝えしました。
このままじゃ、ダメだ!!
その晩、どうしても
電話のことが頭から離れなくて、
絵カードを作ってみました。
お友達が使っている「ことば」。
福の伝えたい想い。
先生が伝えたいこと。
福がわかるマカトンサインと
ひらがなに福の似顔絵を添えて。
福の発音が多少聞きづらくても、
目で見て、誰にでもわかりやすいものを。
コミュニケーションの助けに
なるといいなぁと想いを込めました。
次の日、絵カードを
福の登園バッグに入れて。
福には朝、カードを
見せながら説明をしました。
お友達にごめんなさいをする時に、
絵カードを福とお友達にも見せながら
「ごめんなさい」を言う。
園ではそのような使い方を
してもらっています。
最近では、
先生から絵カードが出ると
福もしゅんとしたり、
状況や先生が伝えたい想いに
表情が呼応するようになったそうです(*^_^*)
すぐにできなくても、
すぐに反応がなくても。
何も考えていないわけではない。
「今、この子に必要な支援は何だろう?」
そう考える癖がついたのは、
福と一緒に『療育』という
世界を知ってからです。
福に限らず、
よしとやあいかにも
日常のなかで支援が
必要な時があります。
その時々でできることを
ひとつずつしていきたいと思います(o^^o)
◉名古屋市内にある『ガーデンカフェ
やっちゃんち』で、月に2回ほど集まりを
しています。ゆったりとした時間を
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