さて近年、
「ますます世間をお騒がせ！」している、イスラム過激派。
そんなイスラム過激派を、イスラム教と混同し、
「イスラム教は邪教だ」
と決めつける人が、少なくないようです。
ところで、イスラム教の起源は、
キリスト教より約６００年後のことで、
世界宗教としては、比較的若い存在ですが、
６００年前のカトリックと言えば、
それはもう、現在のイスラム過激派顔負けか、
それ以上の極悪集団でした。
特に悪質なのは、
南米大陸を見つけた直後の行動で、
南米の原住民たちに改宗を強要し、
改宗を拒んだ原住民たちを、
「宣教」の名の下に、
次々と殺害していったのです。
しかも殺害の直前に、
無理やり洗礼を授けたうえで。
悪質極まりないですね。
そんな極悪集団であったカトリックも、
時を経て徐々に「更生」し、
現在では世界的に市民権を得るまでに至りました。
さて、話を元に戻します。
イスラム教を邪教と決めつけたがる方々、
イスラム教は、数多ある宗教の中でも、
比較的歴史の浅い、言わば「若い」宗教。
そんな成長しきっていない若者を
「邪教」と決め付ける前に、
成長するのを６００年ほど、待ってみませんか？
次回は、元極悪集団であったカトリックが、
現在までにどのように「更生」してきたかをお話します。
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