「香害」を知ろう | Fiore-fleurのブログ

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いま、「香害」が問題になっているのをご存知ですか?

 

 

見ればわかる名前の通り、「香りの害」…つまり香水や洗剤・柔軟剤、制汗剤の香りによって引き起こされるアレルギー反応のことです。

 

 

 

ひと昔前は、いい香りの代名詞だった香水も、最近はつかう人が減っているというか、増えていないそうです。

デパートの化粧品売り場にいろんなブランドの香水類が並んでいるコーナーがあるのも、それのあらわれ。日本人はもともとほのかな香りをたしなむ、つまりは「鼻の利く」民族。

水とお風呂を大切にしている体臭の少ない日本人にとって、強い香水の香りは「プライベートに無断で踏み込む」ことに近いということです。日本は湿度が高いので、香水をつけてもヨーロッパのように香りが立たないのも原因かもしれません。

 

また、最近急増した香りつき洗剤や柔軟剤を使いすぎることも香害にあたります。使っている本人はその香りに慣れて(つまりその香りに鼻がバカになっているので)気づかないのですが、周りの人には強烈な人工のにおいのする人と思われていることがあるのです。

 

香害による健康被害は、アレルギー症状と同じで目眩や吐き気、頭痛などですが、酷い時には呼吸困難に陥ることもあるそうです。

しかし多くの場合は「神経質」で片づけられ、社会での理解度はかなり低く、それがゆえに仕事を離れざるを得ない人も実は多いのです。

そして、香水の付けすぎでアレルギー性皮膚炎を起こすこともあると言われています。

 

 

…「香害」についてわたくしが知ったのは、香害によって閉店をやむなくされた宮城県多賀城市の「コトリコーヒー」というカフェがきっかけでございます。

「化学物質過敏症」という病気は、ほんの微量でも本人がアレルギーを起こす揮発性有機化合物に触れる、または吸い込むだけで中毒症状を起こす怖ろしい病気です。人体は許容範囲を超える薬物や化学物質を蓄積すると、この中毒を起こし、一度発症すると類似の薬品成分にも雪だるま式に症状が広がります。

つまり、現代の社会では生活できない体質となってしまうかもしれない…これは世界中の誰がいつなってもおかしくない病気なのです。

 

6年5ヶ月のあいだ、コトリコーヒーを我が子のように愛してこられたご店主さんご夫妻。お店を閉じられることになるとは本当にお気の毒でしかたありません。

 

 

 

しかし、人間だけが香り成分に反応しているわけではないのです。

 

実は、香料を精製してつくるアロマにも使ってはいけない環境があると言えます。

 

人体に害がないアロマでも、昆虫に有害であったり(植物性の防虫剤などがその例)猫を飼っている家では、精油をつかったアロマの使用はやめておいたほうが賢明と言われています。

例えば、犬は雑食性の動物ですが、猫やフェレットは完全肉食性の動物です。そのため肝機能が他の動物とは違うためだそうです。

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そしてもっと怖ろしいことに、香料として人工的に作られる合成ムスクは自然分解されることがないため、大気中に放出された後、時間をかけて海底に蓄積されているという恐ろしいデータもあるのです。

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「いい香りだから」「香水より手軽だから」「癒されるから」と、つい使ってしまいがちな香料も天然由来とはいえ実は化学物質。アレルギーを示すかたへの配慮と、強い香りのものよりも体に優しいものを学んで選ぶ工夫も、これからは大切なのではないかと…

 

今、思っています。

 

 

 

 

 

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