前回の記事『‐友人の悲しい画力時代(模写教育の重要性)‐』(https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12351354039.html?frm_id=v.mypage-checklist--article--blog----epikutetosu_12351354039)で、友人曰く「見るに堪えない絵」をご紹介しましたが、本格的な練習が始まった2012年から6年経た現在は、いかほどのものなのでしょうか。
2018年2月4日
2018年2月8日(※日付補足)
それまでは、「模写」ですら、まともに形を取れなかった友人の絵が、「素材を適宜に活かすこと」によって、一つの作品にまで仕上げることが出来るようになりました。
その前の段階として、静物デッサンや石膏デッサンで、「見たモノ」をそのまま形としてインプットし出力することの重要性、人体を線画に起こす重要性、アニメ絵に出力するために大切なイラスト模写の重要性。この3つのポイントを押さえて、その先に求められることは、前述にもあった「素材を活かす」行為。つまり何も見ずに一から描くことはせず、写真や漫画・アニメ、映画、日常の自分の手取り写真だったり、これらはすべて絵を描くための「素材=資料」であり、『アニメ私塾』の室井康雄氏がおっしゃられていたことですが、ひいては「原始人から始めず、今まで培ってきた文明を大いに生かす」上で、常に絵描きに求められることなのです。
ここで少しまとめると、
①まず「素材」を適宜に読み取れる力をつける=デッサン・線画練習・アニメ模写
②ネット/リアルに無数にある「素材=資料」を使う先入観をなくす
③前の①②を満たして、自らの「絵」に活かす
ということになります。
もちろんそうしたことは、絵の話を飛び越えて、学問や技術、その他ありとあらゆる分野に関してもそうであり、たとえばDJ音楽にしろ、既存の曲を組み合わせてノレる音楽を作ったり、巷ではリミックスなど、昨今におけるインターネット世界においても、「二次創作」はより新しいモノを生み出し、企業間のイノベーションも、今世紀における最も重要なトレンドであることは確定的でしょう。
無論、こうやって記事に書いていることも、友人の言葉や、各分野の識者の人たちの「声」を素材として、そうしたものの集積に、ひとつの認識として構築しているわけで、一から物事や認識を作ることは、そもそも不可能なのです。
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※イラスト漫画倉庫『https://strongpaperline.tumblr.com/』
<参考資料>
・『アニメ私塾』の室井康雄氏のご見識
・拙ブログ記事『‐「歴史」を無視するものは原始人か未開人である‐』より
https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12267245728.html
・堀江貴文「若い人に野心をもってほしい」今の日本企業が駄目な理由
https://www.youtube.com/watch?v=5dHspMlCKhg
・堀江貴文 手っ取り早く成功したけりゃ【丸パクリ】をしろ!