大阪の廃墟のその後を調べる | 遠藤花織「秘密」
2020-06-01 14:51:00

大阪の廃墟のその後を調べる

テーマ:日記




最近、妹が、 
“美しい系”の廃墟写真の観賞にハマったので、 


読み物として読みごたえのある中田薫さんの「廃墟探訪」と、 

「九龍城」関連書籍でおそらく一番有名な、図鑑みたいに分厚い「九龍城探訪」という本を貸しました♪ 





廃墟の楽しみかたって、 

・美しい系(「摩耶観光ホテル」や「白石鉱山」など) 
・生活感系(生々しい生活の痕跡を追ったり、実際に不法侵入者に遭遇したり) 
・心霊系 

の3つにだいたい分けられると思ってて、 

私も妹も、心霊は苦手です(苦笑)。 





なのに、なぜか、 
話題は大阪市内の廃墟の怪談話に……! 



「新世界の首吊り廃墟(スパワールドから見える、火災でボロボロになってるのにいつまでも解体されないビル)」

「長居の安田病院(跡地)」 

「千日前(刑場→デパート火災→現・ビックカメラなんば)」 

という、有名どころばかりなので、 
詳しく知りたいかたは検索してみてね! 

怖いから説明したくないよ(笑)! 





その中で、 
安田病院って今のABCマートのとこ? 
って話から、 

そうそう、と、 

Googleストリートビューでそのあたりを見てみることになりました。 




画像1枚めが、 
Google画像検索で見つけた、取り壊される前の安田病院の姿。 

お城のような手すり? のついたバルコニーで、 
不思議なセンスの病院だったんだな……という、印象。 



二枚めと三枚めが、 
Googleストリートビューのスクリーンショットです。 


病院のあった角地はほぼ同じ大きさの普通のビルに建て替えられていて(もしくは改装されてるだけ?)、一階にABCマートが入ってるのが見えると思います。 


が、その左隣に、 
お城のような手すりの建物があるじゃないですか……。 



これはなんだろう? 


と、航空写真モードで見ると、 
ここだけ建物名が出ませんでした。 



それで、ストリートビューで、 
門に掲げられている建物名を拡大して読んでみたら、 

「○○(←人名っぽい名前)第二ビル」と書いてありました。 



そのビル名でさらに検索すると……、 


賃貸マンション! 


この建物はどうやら賃貸マンションでした。 



なるほど、だから名前が出なかったのか。 

いくつか空き部屋があるらしく、 
管理している不動産会社のサイトで、間取りや家賃もわかりました。 




そして、「第二」があるなら「第一」もある? 
と思ってなにげなく検索してみたら、 

ABCマートが入っているビルの名前が、まさに、 
「○○第一ビル」 
だったのです……! 




そうか、ひとつの病院があった場所に、今、商業ビルと賃貸マンションの2つのビルが建ってるんだな。 

同じ名前を冠した「第一」と「第二」だから、 
同じ人が建てたのかな! 

など、想像が膨らみました。 



こうやって、現地に行かずとも、文献とかで調べずとも、 
自宅にいながら短時間でGoogleマップとGoogle検索で、いろいろなことを知ることができて、 

スマホ(PCでも可)文化って、すごいね~~って妹とちょっと感動しましたo(^-^)o 





マンションといえば、 

九龍城が解体された後、 
九龍城のような雰囲気を継ぐ場所として、 

重慶大厦(チョンキンマンション) 

という、複雑怪奇なビルがあるそうで、 


それも、内部がどうなっているのか、 
実際に重慶大厦内の宿に泊まった人の旅行記なども、 

簡単に検索して知ることができました(^-^) 




自分じゃ絶対行けない場所のことまで、 
詳しく知ることができるなんて、 

ほんと、すごい世の中になったなぁ~~。