ゴミ置き場からマリオカート64のソフトを入手。
クモの糸にまみれており、かなり年季が入っていた印象。
だが起動できることを願った。
うちには100近くゲームソフトがあったが、その中で「壊れたゲームソフト」は1つもない。
最も古い30年近く前のものでもいまだ起動できる。
世の人は皆壊れるものだと思い込んでいますが、実は壊れない。(本体も同様に壊れない)
だから壊れているとも考えにくく、「いけるのではないか」と思えた。
ヨッシーバレーのタイムアタックにハマり、それをやるのを楽しみにしていた最中、突如どこかへいってしまった。
あれから20年近く経つ。
どうしても試してみたいことをまだ3つほど残していた。
心残りがあり、20年近くもの間、ずっと想像の中で生き続けていた。
夢の存在になっていた、このゲーム。
帰宅後、接続部をクリーニングして64本体に挿入。
なかなか起動しない。
祈りながら抜き差しONOFFを繰り返す。
10回目くらいで……
起動!
この手のカートリッジのゲームソフトは長くやっていないと起動しにくくなる。
だが1度起動できるとその後はまた放置しない限りスムーズに起動する。
これはここまで起動しにくかったことからしても、長らく起動していなかったことを察せる。
かつての持ち主のデータも生きていた。
あまり上手い人ではなかった模様。
64のソフトはSFCやGBとは違ってデータが消えない(消えた例がない)ので、生きていて当然といえば当然。
そんなことより、夢と錯覚しそうで、衝撃と感動が凄まじく、信じられず…
いろいろ思うことがありすぎて書ききれない。
その辺りはほかで長々と語ることとする。
長い時を経て自分は年齢的にも内面的にも大人になり、今や単純にゲームをすることが好きではなくなってしまったが、かつての想いや夢が絡んでいるとなると別。
多少あのころと同じ感覚になれる。
ともかく、持ってきたかいがあった。
ちなみに実は同じ場所にもう1つ、スマブラ初作のソフトがあった。
…それも入手しておくべきだった。
もし捨てられているものではなかったとしたら(可能性は極めて低い)悪いと思う気持ち+何も入れ物を持っていなかったので2つ持ち帰るとなると大変だとその時感じたこと+壊れていそうだとも思ったことで、より欲しかった方だけにしてしまった。

 


↑うちのN64本体。
長らく使用しておらず、(さすがにクモの巣は張っていないが)誇りまみれになっていた。

コントローラーは変色して黒っぽくなっている。(もともとのカラーは青)

 

↑ソフトのあった浦安の市場裏飲食店街。
市場がなくなり柵ができ恐ろしく狭い道になっている。