11月の終わり頃、工務店の営業が来て屋根の下の
塗装を塗り直した方が家が長持ちしますよって
コトを言う。確かに言われてみればその通り。
無料だった見積もりを出してもらった。
そしたら他の修理箇所も含め、塗装で足場も
組む関係上60万円位(ノ゚ο゚)ノ
オイオイ、今のウチの財政ではムリだよ・・・
そんな訳で、それなら足場は組まず命綱を付けて
自分でやっちゃおうって素人考えが浮かぶ。
DIYもキライじゃないし思い立ったら即実行と
ばかりに命綱にサンドペーパー、ローラー
ハケ、塗料など一通りの準備をした。
安全と便利さ手軽さで水性塗料で行うのが普通
なのかもしれないが強度とか別の塗装にも使える
コート系の塗料を選択。しかし、コレが悪夢への
引き金となる行為の一部だったのは言うまでもない。
作業当日にモタモタしたくない。塗料は案外と
粘度が高く塗るべき面積も案外と多かったので、
事前に薄めておこうと思い立った。
が、これが悪夢のような事件の第二の引き金。
12月8日の夜、家の2階でテレビとエアコンを付け
塗料を小分けしては薄めて別の缶へと移す作業を
繰り返していた。さすがにタバコは吸っていない。
この作業の途中には少量ながらも何度か薄め液を
床にこぼしたりもしてしまっていた。
この辺が第三の引き金なんだと思う・・・
で、直接の原因は分からないのだけど、いきなり
床かウエス近辺から出火、一気に燃え広がる。
あっという間に自分ではとても消火できない
規模に炎は大きくなる ヽ((◎д◎ ))ゝ
作業をしていた2階から1階にある消火器を取り
戻った時に火災は消火器での規模をはるかに超え
部屋中が炎に包まれている状態。
慌てて今度はホースを引き伸ばしてきて水を掛け
なんとか出来ないのかと無駄な悪あがきをする。
炎からの凄まじい熱気を何度も浴びつつ悪あがきが
ホントに無駄なんだと悟り、家の外に出た。
2階の窓は火事の炎の光でオレンジに光っている。
近所の人がドンドンと外に出て来てる。
遠くから消防のサイレンが聞こえて来る。
興奮と呆然が入り乱れ立ち尽くすコトしかできない。
近所のご主人がボクに大丈夫ですかと問いかける。
興奮状態なのか自分では大丈夫だと思ったが
ご主人はココに座った方が良いと言う・・・
消防車が到着し、消火活動スタート。
でも、既に2階内部全体が炎上している感じで
こりゃもうダメかもと思える勢いになりつつある。
警察や救急も到着しボクに大丈夫かと聞いて来る。
後で分かったのだが、自分での無謀な消火活動で
露出していた顔や耳、髪、眉毛などが焼けていて
炎の熱気を吸い込んだ喉にもダメージを受けていた。
とにかく乗って下さいとの言葉で救急車の外に
出ていたストレッチャーに寝かされ、そのまま
救急車の中へと吸い込まれて行くボク。
そしてボクの記憶はココで途切れる・・・
意識不明になっていたらしい。
意識を取り戻したのは多分翌日だろうけど
ハッキリした日時など全く分からない。
お袋が息を引き取った大学病院の高度救命の
ベッドに寝かされ、耳や顔中が薬まみれで
導尿されているわ点滴されてるわ酸素マスクも
当たり前のように付いていて意識は朦朧状態。
時々口や鼻からチューブを突っ込まれては
内部の焼けどからの体液をゴリゴリを吸引され
涙を流しながらムセたりしていた。
数日間、高度救命のベッドに寝ていた。
その後やっと病室移動となったけど、普通とは
別モノのセンサーと点滴がずっと行われてる
管理の厳しい病室。入院から一度も食事は
摂っていない日々が続いていた。
結果として9日間の入院。終わりの2日間は
食事も出たけど、味はイマイチだったし
いきなりそんなには食べられず、自分でも
痩せたなぁって思える強制ダイエット成功?
普通の病院だったら更に長い入院だったと思う。
この9日間の入院で12月17に退院したんだけど
夜間の救急搬送で高度救命での処置や入院は
健康保険を使っても請求額が30万超 Σ(゚д゚;)
コレにはホントに驚かされた。
高額医療での請求と生命保険、そして火災での
役所からの見舞金で首はつながるのかなぁ・・・
退院直後、ボクは警察の車両で警察まで移動。
意識不明の時とか何度か警察が話を聞きに
来ていたと看護士さんが言っていた。
どっちにしろ帰る手段に悩んでいたボクは
渡りに船とばかりに警察車両に乗った感じ。
警察で火災の事情などを説明し調書に署名捺印。
その後は消防署に連れて行かれ、別の調書を
書き、一旦今度は消防の車両で火災のあった
我家へ行くと言う流れになった。
どこで何をしていて、何故こうなっちゃったか
いわゆる実況見分ってヤツ。イザ我家へ
予想していたとは言え、こりゃどう見ても
全焼でしょ。屋根は残っているけど凹んでる。
2階は家財道具を含めて全て燃え尽きてるに近い。
2階の窓はサッシの外枠すら見つからない。。
エアコンの室外機も焼けて原型をとどめてない。
写真は作業していて火元でもある2階の寝室。
ベッドはスプリングだけになり、床が焼け抜けて
写真では分かりづらいけど実は真下にある
1階のダイニングキッチンが見えるている有様。

1階の各部屋の天井も焼け抜けてて穴だらけ。
もちろん部屋によっては見る影もなく焼失。
一番ヒドイのは浴室や洗面所付近。
自慢の浴槽やシャワー、浴室乾燥、朝シャン洗面台
そして買ったばかりの洗濯機など完璧にオダブツ
安全にお袋が入浴できるようにと設置したり
購入した補助的なモノも姿すらない。
1階は2階からの燃えカスや燃えた天井の板、
照明器具が落ちているし消火の作業や水で
グチャグチャで足の踏み場もない。
窓も外からロックを解除するために割られ
サッシ自体も庭に取り外されていたり・・・
家の中はほとんど水浸し・・・洗濯物、着替え、
書籍、テレビや録画関係、PCや周辺機器、
OA機器、食材、寝具、下駄箱の靴など
キリがなく全滅><
子供の頃からの教科書やノート、文集、洋服
家族の思い出の品々も・・・><
もちろん、趣味で集めてたレコードやDAT
CD、ビデオ、LD、DVD、BDそして
保存用フィギュアだって残ってるハズない><
唯一って感じで残ったのが床の間に置いた
購入間もない大切な、お袋のお仏壇。
多少は消火の水がかかってたみたいだし、
入院中の期間があり水も拭けなかったために
裏の板が反ってしまったけど、他の状態から
見ればキレイな姿のまま残っていてくれた。
受け止めがたい現実が目の前にあり言葉も
出てこない。そんな中で消防の人からは
色々な質問が飛んできては説明をするボク。
消防は写真をイッパイ撮って、後々の資料の
材料にするみたい。
この後また消防署に戻り、数種類の書類や
調書みたいなモノが作成され署名する。
お昼頃に退院したんだけど、消防署から
解放されたのは既に外も暗くなった夜の時間に
さしかかた頃。そこからトボトボと歩いて帰る。
今晩からドコに寝泊りすれば良いんだろう・・・
暗くなった家に戻ったボクは懐中電灯を
見つけ、使えそうな毛布を探したのだが
焼けてても面積的に使えそうなモノだとしても
全て消化の水で濡れてしまっている。
コレで眠れるとはとても思えない状態 (_ _。)
とりあえず手持ちの金でネカフェへ逃げ込む。
このお金は、家の中にありましたって
警察が渡してくれた財布の中のお金。
火災になった時は消火のコトばかり考えて
大切なモノを持ち出して逃げるって意識が
はたらかなかった自分が情けない。
もちろん火災を起こしてしまった方が
更に情けないのは言うまでもないけど・・・
この後にまた問題が勃発してしまった。
火災保険の証書や痕跡が見付からない ∑(゚Д゚)
家の中の事務的なコトは全てお袋が管理していた。
ボクが手伝うと言っても分からなくなっちゃうと
困るし、古く捨てても良い書類とかを考えながら
やりたいから私がやるとお袋は言い張ってた。
そのまま何の引継ぎもなくお袋は他界してしまい
そのツケがココでも露呈してしまった。
「どこの火災保険に入っているのか」
ネットや関連機関で調べられれば良いのだけど
コレができるのは東日本大震災の被災地限定・・・
実際火災になり関係書類が消失したり、どこの
保険に入っているのか分からなくコトって想像
しやすい状況だと思うんだけど、それに対応した
サービスが存在しない今の現実。
このまま何処からも何も入らず燃えたまま???
どこの火災保険なのかは、それぞれの火災保険会社に
個別に電話するなどをして調べるしかないらしい。
コレも代理店を通しての契約だと確実ではないらしく
ボクもこのパターンになっていた。
個人情報の問題もあるだろうけど、この辺のコトは
どうか整備してもらいたいと痛切に思った( p_q)
火災保険の契約先が分からないまま年末年始に突入。
天井は穴あきだけど横になるスペースが作れそうな
場所を見つけ、燃えカスみたいなベッドのスポンジを
集めて床に敷いた。湿っていた毛布は外で干すなどし
どうにか毎晩のネカフェで現金流出から逃れた。
水道は蛇口から出てくれた。
当然だけど電気は使いモノにならない。
電話もダメ。
火災で止まっていたガスは元々がコンロでしか使って
いなかったので、コンロが無事だったから復活できた。
電気なんだけど、ご近所の方の好意もあり一旦は
リールの電気コードで電気が使えるようになり
助かっていたんだ。でも、近所のどっかからか
危険だと警察に通報が入り、ご好意で分けてくれてた
お宅へ警察からの指導が入り電気は使えなくなった。
お向かいさんも、お隣さんも指導されたらしい・・・
火事で大変ご迷惑をお掛けし、その後もご好意からの
電気で指導されてしまったコトでご迷惑・・・
ちゃんと防水もしていたし安全には気を配っての
行為だったんだけどなぁ(T_T)
現実は寒さと、着替えも食料もなく持ち金が厳しい。
貯金は引き落としギリギリ状態で翌月にはヤバイのが
目に見えてる状態で引き落とせないし、キャッシングも
収入の目処がない状態では自殺行為に等しい。
親父は入院中、結婚している妹は別の家庭だし
火事にしてしまったコトで怒りモード真っ最中、
田舎でもあるお袋の実家も嫁ぎ先の話に口出しするのは
筋違いになるからとウチの親父絡みのゴタゴタから逃げ腰。
どこから援助が受けられないまま窓もなく風の抜ける
寒い部屋で毛布に包まる生活へで年末年始となった。
全焼火災は家屋や家財だけなく子供の頃からの思い出の品
拘りをもって揃えたりした色々なモノだけでなく
今後必要になる保険証や印鑑証明、クレジットなどの
各種カードや書類関係も焼失もしくは所在不明にした。
苦労して作ったお袋の遺言書も見付からない・・・
弁護士さんの事務所にはコピーがあるけど、原本が
焼失したとなると再発行はダメだしい。
毎日探しているんだけど、置いてあった思う場所の
近辺は意外と無事に近いんだけどなぁ
とにかく火災保険を見付けるコトが最重要課題とし
外出していない日は光の入る9時~15時の間
ボクは床に落ちている焼け落ちた天井の下などから
ススで真っ黒になりながら探しまくっていた。
寒い中ホントに見付かるのか分からず、冷たく湿った
木材や書類などの掻き分け薄暗くなったら懐中電灯で
照らしながらの探し物は想像以上に辛かった。
唯一の楽しみであり情報源は火災後に900円位で
買ったラジオのみ。どれだけ元気がもらえたか。
「大瀧詠一・メドレー」
ただ、そのラジオから年末に大きなニュースが
飛び込んで来てしまい凄くショックだった。
大好きだった大滝詠一さんの急逝・・・ 。゚(T^T)゚。
ラジオからはひたすら大滝さんの楽曲が流れる。
大滝さんの楽曲で心が沈むとは思わなかった・・・
寒さが厳しくシャワーも浴びたくiPhoneの充電も
ヤバイ時だけネカフェへと逃げ込む。
こんな宝探しみたいな生活を続け2014年に突入した。
そして1月8日、遂に火災保険の代理店らしき
古いハガキを発見できたγ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ
コレで先へと一歩進むコトができそう♪
早速その会社に電話したら、大正解☆
自殺しないで良かったぁぁ
うん・・・実は良からぬコトまで考えちゃう位に
肉体的&精神的には追い詰められていたしね。
この頃には、お袋の他界などで不安定になって
心療内科で処方してもらっていた薬も底を尽いた。
持ち金もないので診療にも行けない。
疲れてるし眠たいのに妙に眠れない日々・・・
この先、少しずつでも状況が進んでいけば
眠れないなどの問題も改善してくれるのだろうか。
友人に貸していたお金の一部を返してもらうなどで
年末年始はかろうじて乗り切れた。
支払いは済んでいたけど戒名が決まらないため保留に
なっていた位牌も後から買い直せば済むと言うコトで
購入を取りやめ現金化し、今後の移動や各種手続き
宿泊、食料などに割り当てられるようにできた。
どちらにしろ今も財政的には厳しい状態であるコトに
変わりなく、今も寒い時などはネカフェだし食費は
一日300円くらいが平均かなぁ
まともな洗濯もできず着替えは100均頼り。
嬉しかったのは一度も直接会ったコトのないネットの
友人から衣類や食料が送られて来て励まされたコト。
ただただ感謝感謝だった・・・ m(u_u)m
収入もなく遅々として相続が進んでいない状況では
既に限界に来ている。12月は引き落とせたけど
今月からはクレジットの引き落としなどヤバくなるは
目に見えている。
前から分かっていたコトでもあるので、とにかく収入を
確保すべくバイト先探し、面接を受けては結果を
待つの繰り返しを年末頃より続けているけど
こう言う切羽詰った状況の時に限ってバイトが
決まってくれない><
以前のバイト先であるコンビには新しい人が入り
ボクの入るシフトがないし、近所にあった寮が
閉鎖になり客が減ったために他のバイトたちも
シフトが減らされたと嘆いていた位だもん。
仕方なく別のコンビニに履歴書を出し面接。
感触が良かったけど開店間もない店舗なので
本部から人件費を増やすな指令が入りボツ。
そして先日も近所のスーパーの面接を受けてて
結果まで一週間は待つ流れになっている。
ソコがダメなら別のスーパー、それもダメなら
近所のイタリアンレストラン・・・どっちも求人が
出ていたし贅沢を言える立場でもない。
求人雑誌やネット、ハローワークで調べる方法も
まだ残されているんだけどね。
自営か就職は生活基盤が固まってからだろなぁ
火災保険が見付かったとは言え、親父とお袋の
共同名義の家屋でもあり、ココでも遺産相続が
完了していないのがネックになりスンナリとは
進まない状況に陥ってる。
怒りモードで連絡も取りにくかった妹も、周りから
何か言われたのか話ができそうな雰囲気になった
とのコトだったけど、実情としたら留守電に何を
入れても音信不通のまま (>_<)
結果として色々なコトが遅れている原因でもある
入院中の親父に関しては、事務的なコトは秘書、
法的なコトはボクも昔から知ってる親父の代理人
でもある弁護士と話を進められそうな雰囲気。
相続ではケンカするつもりもなく、みんなが
ニコニコ笑顔で納得でき、さらに節税も兼ねての
内容でおさまれば良いと思っている。
法律の専門家でもある親父の代理人弁護士さんは
もちろん親父寄りの立場になるので過度に何かを
主張して来ないコトが心配ではあるんだわ。
まとまりのない文章になってしまった。
去年の夏からあまりに色々なコトが重なり
それをココに書き記しておきたい一心だったので
許して頂きたいです。
とりあえず今現在の状況はココまで。
やっと追いついたぁぁ ヽ(;´ω`)ノ
今のボクの顔は火災のせいで異常な雪焼けみたいに
真っ黒。耳や顔の一部は火傷からのカサブタと
真っ黒の汚いコントラスト状態。
髪の毛や眉毛も火災で短くなり頭皮には大きな
カサブタが残っている。
面接では説明しているけど、接客がメインでの
求人は印象で大きなマイナスだろうなぁ(_ _。)
今年こそは良い年になって欲しい。
自営での企画も数種類は温存してある。
でも、今は事務的な手続きや相続問題の解決、
生活基盤の復活がメインであり、夏までには
お袋のお墓や戒名を決め、法要も済ませたい。
入院中の親父にも元気に復活してもらいたいし
今ボクが倒れる訳にも行かない。
お袋の他界後から続く一連の流れ、このブログで
やっと現状に追いたのだけど、問題は山積みで
まだまだ大変な状況に変わりはない。
この件で報告すべきコト、大きな流れなどが
あったら、またブログに書きますね。
ボク個人の控えでもあるし (・・;)
最後に、火災現場での浮浪者みたいな生活で
奇跡的に風邪は引かなかった感じなんだけど
身体中が痛い。持ち合わせがないため今の食事は
一日一食あるかないかの不本意ダイエット継続中。
先日、牛丼の大盛りを食べたんだけど胃袋が
小さくなっちゃったみたいで気持ち悪くなった。
何かしら先の見通しが立てば過度な節約生活から
脱却できるんだけどなぁ (´_`。)
問題は風邪ではなく雰囲気的に軽い肺炎に
なってる気がするコト。
胸が痛くて深呼吸しづらい。普通に呼吸してても
胸が痛い。身体中がダルダルだし腰も痛い。
腰椎圧迫骨折をしてるから腰痛は仕方ないかも。
週明けまでは様子を見て、ヤバイと思ったら
背に腹は変えられないので診察を受けるのかな。
次から次へと、よくもまぁ色々なコトが一気に
襲い掛かってもんだわ。
今の状況を乗り越えられたら、それはそれで
自分を褒めてあげられるのかなぁ
しかし火災を出してしまったのは褒められない。
ただ、乗り越えられたら何かしらの成長や自信に
つながってくれていれば嬉しい気がする。
どろんぱ
塗装を塗り直した方が家が長持ちしますよって
コトを言う。確かに言われてみればその通り。
無料だった見積もりを出してもらった。
そしたら他の修理箇所も含め、塗装で足場も
組む関係上60万円位(ノ゚ο゚)ノ
オイオイ、今のウチの財政ではムリだよ・・・
そんな訳で、それなら足場は組まず命綱を付けて
自分でやっちゃおうって素人考えが浮かぶ。
DIYもキライじゃないし思い立ったら即実行と
ばかりに命綱にサンドペーパー、ローラー
ハケ、塗料など一通りの準備をした。
安全と便利さ手軽さで水性塗料で行うのが普通
なのかもしれないが強度とか別の塗装にも使える
コート系の塗料を選択。しかし、コレが悪夢への
引き金となる行為の一部だったのは言うまでもない。
作業当日にモタモタしたくない。塗料は案外と
粘度が高く塗るべき面積も案外と多かったので、
事前に薄めておこうと思い立った。
が、これが悪夢のような事件の第二の引き金。
12月8日の夜、家の2階でテレビとエアコンを付け
塗料を小分けしては薄めて別の缶へと移す作業を
繰り返していた。さすがにタバコは吸っていない。
この作業の途中には少量ながらも何度か薄め液を
床にこぼしたりもしてしまっていた。
この辺が第三の引き金なんだと思う・・・
で、直接の原因は分からないのだけど、いきなり
床かウエス近辺から出火、一気に燃え広がる。
あっという間に自分ではとても消火できない
規模に炎は大きくなる ヽ((◎д◎ ))ゝ
作業をしていた2階から1階にある消火器を取り
戻った時に火災は消火器での規模をはるかに超え
部屋中が炎に包まれている状態。
慌てて今度はホースを引き伸ばしてきて水を掛け
なんとか出来ないのかと無駄な悪あがきをする。
炎からの凄まじい熱気を何度も浴びつつ悪あがきが
ホントに無駄なんだと悟り、家の外に出た。
2階の窓は火事の炎の光でオレンジに光っている。
近所の人がドンドンと外に出て来てる。
遠くから消防のサイレンが聞こえて来る。
興奮と呆然が入り乱れ立ち尽くすコトしかできない。
近所のご主人がボクに大丈夫ですかと問いかける。
興奮状態なのか自分では大丈夫だと思ったが
ご主人はココに座った方が良いと言う・・・
消防車が到着し、消火活動スタート。
でも、既に2階内部全体が炎上している感じで
こりゃもうダメかもと思える勢いになりつつある。
警察や救急も到着しボクに大丈夫かと聞いて来る。
後で分かったのだが、自分での無謀な消火活動で
露出していた顔や耳、髪、眉毛などが焼けていて
炎の熱気を吸い込んだ喉にもダメージを受けていた。
とにかく乗って下さいとの言葉で救急車の外に
出ていたストレッチャーに寝かされ、そのまま
救急車の中へと吸い込まれて行くボク。
そしてボクの記憶はココで途切れる・・・
意識不明になっていたらしい。
意識を取り戻したのは多分翌日だろうけど
ハッキリした日時など全く分からない。
お袋が息を引き取った大学病院の高度救命の
ベッドに寝かされ、耳や顔中が薬まみれで
導尿されているわ点滴されてるわ酸素マスクも
当たり前のように付いていて意識は朦朧状態。
時々口や鼻からチューブを突っ込まれては
内部の焼けどからの体液をゴリゴリを吸引され
涙を流しながらムセたりしていた。
数日間、高度救命のベッドに寝ていた。
その後やっと病室移動となったけど、普通とは
別モノのセンサーと点滴がずっと行われてる
管理の厳しい病室。入院から一度も食事は
摂っていない日々が続いていた。
結果として9日間の入院。終わりの2日間は
食事も出たけど、味はイマイチだったし
いきなりそんなには食べられず、自分でも
痩せたなぁって思える強制ダイエット成功?
普通の病院だったら更に長い入院だったと思う。
この9日間の入院で12月17に退院したんだけど
夜間の救急搬送で高度救命での処置や入院は
健康保険を使っても請求額が30万超 Σ(゚д゚;)
コレにはホントに驚かされた。
高額医療での請求と生命保険、そして火災での
役所からの見舞金で首はつながるのかなぁ・・・
退院直後、ボクは警察の車両で警察まで移動。
意識不明の時とか何度か警察が話を聞きに
来ていたと看護士さんが言っていた。
どっちにしろ帰る手段に悩んでいたボクは
渡りに船とばかりに警察車両に乗った感じ。
警察で火災の事情などを説明し調書に署名捺印。
その後は消防署に連れて行かれ、別の調書を
書き、一旦今度は消防の車両で火災のあった
我家へ行くと言う流れになった。
どこで何をしていて、何故こうなっちゃったか
いわゆる実況見分ってヤツ。イザ我家へ
予想していたとは言え、こりゃどう見ても
全焼でしょ。屋根は残っているけど凹んでる。
2階は家財道具を含めて全て燃え尽きてるに近い。
2階の窓はサッシの外枠すら見つからない。。
エアコンの室外機も焼けて原型をとどめてない。
写真は作業していて火元でもある2階の寝室。
ベッドはスプリングだけになり、床が焼け抜けて
写真では分かりづらいけど実は真下にある
1階のダイニングキッチンが見えるている有様。

1階の各部屋の天井も焼け抜けてて穴だらけ。
もちろん部屋によっては見る影もなく焼失。
一番ヒドイのは浴室や洗面所付近。
自慢の浴槽やシャワー、浴室乾燥、朝シャン洗面台
そして買ったばかりの洗濯機など完璧にオダブツ
安全にお袋が入浴できるようにと設置したり
購入した補助的なモノも姿すらない。
1階は2階からの燃えカスや燃えた天井の板、
照明器具が落ちているし消火の作業や水で
グチャグチャで足の踏み場もない。
窓も外からロックを解除するために割られ
サッシ自体も庭に取り外されていたり・・・
家の中はほとんど水浸し・・・洗濯物、着替え、
書籍、テレビや録画関係、PCや周辺機器、
OA機器、食材、寝具、下駄箱の靴など
キリがなく全滅><
子供の頃からの教科書やノート、文集、洋服
家族の思い出の品々も・・・><
もちろん、趣味で集めてたレコードやDAT
CD、ビデオ、LD、DVD、BDそして
保存用フィギュアだって残ってるハズない><
唯一って感じで残ったのが床の間に置いた
購入間もない大切な、お袋のお仏壇。
多少は消火の水がかかってたみたいだし、
入院中の期間があり水も拭けなかったために
裏の板が反ってしまったけど、他の状態から
見ればキレイな姿のまま残っていてくれた。
受け止めがたい現実が目の前にあり言葉も
出てこない。そんな中で消防の人からは
色々な質問が飛んできては説明をするボク。
消防は写真をイッパイ撮って、後々の資料の
材料にするみたい。
この後また消防署に戻り、数種類の書類や
調書みたいなモノが作成され署名する。
お昼頃に退院したんだけど、消防署から
解放されたのは既に外も暗くなった夜の時間に
さしかかた頃。そこからトボトボと歩いて帰る。
今晩からドコに寝泊りすれば良いんだろう・・・
暗くなった家に戻ったボクは懐中電灯を
見つけ、使えそうな毛布を探したのだが
焼けてても面積的に使えそうなモノだとしても
全て消化の水で濡れてしまっている。
コレで眠れるとはとても思えない状態 (_ _。)
とりあえず手持ちの金でネカフェへ逃げ込む。
このお金は、家の中にありましたって
警察が渡してくれた財布の中のお金。
火災になった時は消火のコトばかり考えて
大切なモノを持ち出して逃げるって意識が
はたらかなかった自分が情けない。
もちろん火災を起こしてしまった方が
更に情けないのは言うまでもないけど・・・
この後にまた問題が勃発してしまった。
火災保険の証書や痕跡が見付からない ∑(゚Д゚)
家の中の事務的なコトは全てお袋が管理していた。
ボクが手伝うと言っても分からなくなっちゃうと
困るし、古く捨てても良い書類とかを考えながら
やりたいから私がやるとお袋は言い張ってた。
そのまま何の引継ぎもなくお袋は他界してしまい
そのツケがココでも露呈してしまった。
「どこの火災保険に入っているのか」
ネットや関連機関で調べられれば良いのだけど
コレができるのは東日本大震災の被災地限定・・・
実際火災になり関係書類が消失したり、どこの
保険に入っているのか分からなくコトって想像
しやすい状況だと思うんだけど、それに対応した
サービスが存在しない今の現実。
このまま何処からも何も入らず燃えたまま???
どこの火災保険なのかは、それぞれの火災保険会社に
個別に電話するなどをして調べるしかないらしい。
コレも代理店を通しての契約だと確実ではないらしく
ボクもこのパターンになっていた。
個人情報の問題もあるだろうけど、この辺のコトは
どうか整備してもらいたいと痛切に思った( p_q)
火災保険の契約先が分からないまま年末年始に突入。
天井は穴あきだけど横になるスペースが作れそうな
場所を見つけ、燃えカスみたいなベッドのスポンジを
集めて床に敷いた。湿っていた毛布は外で干すなどし
どうにか毎晩のネカフェで現金流出から逃れた。
水道は蛇口から出てくれた。
当然だけど電気は使いモノにならない。
電話もダメ。
火災で止まっていたガスは元々がコンロでしか使って
いなかったので、コンロが無事だったから復活できた。
電気なんだけど、ご近所の方の好意もあり一旦は
リールの電気コードで電気が使えるようになり
助かっていたんだ。でも、近所のどっかからか
危険だと警察に通報が入り、ご好意で分けてくれてた
お宅へ警察からの指導が入り電気は使えなくなった。
お向かいさんも、お隣さんも指導されたらしい・・・
火事で大変ご迷惑をお掛けし、その後もご好意からの
電気で指導されてしまったコトでご迷惑・・・
ちゃんと防水もしていたし安全には気を配っての
行為だったんだけどなぁ(T_T)
現実は寒さと、着替えも食料もなく持ち金が厳しい。
貯金は引き落としギリギリ状態で翌月にはヤバイのが
目に見えてる状態で引き落とせないし、キャッシングも
収入の目処がない状態では自殺行為に等しい。
親父は入院中、結婚している妹は別の家庭だし
火事にしてしまったコトで怒りモード真っ最中、
田舎でもあるお袋の実家も嫁ぎ先の話に口出しするのは
筋違いになるからとウチの親父絡みのゴタゴタから逃げ腰。
どこから援助が受けられないまま窓もなく風の抜ける
寒い部屋で毛布に包まる生活へで年末年始となった。
全焼火災は家屋や家財だけなく子供の頃からの思い出の品
拘りをもって揃えたりした色々なモノだけでなく
今後必要になる保険証や印鑑証明、クレジットなどの
各種カードや書類関係も焼失もしくは所在不明にした。
苦労して作ったお袋の遺言書も見付からない・・・
弁護士さんの事務所にはコピーがあるけど、原本が
焼失したとなると再発行はダメだしい。
毎日探しているんだけど、置いてあった思う場所の
近辺は意外と無事に近いんだけどなぁ
とにかく火災保険を見付けるコトが最重要課題とし
外出していない日は光の入る9時~15時の間
ボクは床に落ちている焼け落ちた天井の下などから
ススで真っ黒になりながら探しまくっていた。
寒い中ホントに見付かるのか分からず、冷たく湿った
木材や書類などの掻き分け薄暗くなったら懐中電灯で
照らしながらの探し物は想像以上に辛かった。
唯一の楽しみであり情報源は火災後に900円位で
買ったラジオのみ。どれだけ元気がもらえたか。
「大瀧詠一・メドレー」
ただ、そのラジオから年末に大きなニュースが
飛び込んで来てしまい凄くショックだった。
大好きだった大滝詠一さんの急逝・・・ 。゚(T^T)゚。
ラジオからはひたすら大滝さんの楽曲が流れる。
大滝さんの楽曲で心が沈むとは思わなかった・・・
寒さが厳しくシャワーも浴びたくiPhoneの充電も
ヤバイ時だけネカフェへと逃げ込む。
こんな宝探しみたいな生活を続け2014年に突入した。
そして1月8日、遂に火災保険の代理店らしき
古いハガキを発見できたγ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ
コレで先へと一歩進むコトができそう♪
早速その会社に電話したら、大正解☆
自殺しないで良かったぁぁ
うん・・・実は良からぬコトまで考えちゃう位に
肉体的&精神的には追い詰められていたしね。
この頃には、お袋の他界などで不安定になって
心療内科で処方してもらっていた薬も底を尽いた。
持ち金もないので診療にも行けない。
疲れてるし眠たいのに妙に眠れない日々・・・
この先、少しずつでも状況が進んでいけば
眠れないなどの問題も改善してくれるのだろうか。
友人に貸していたお金の一部を返してもらうなどで
年末年始はかろうじて乗り切れた。
支払いは済んでいたけど戒名が決まらないため保留に
なっていた位牌も後から買い直せば済むと言うコトで
購入を取りやめ現金化し、今後の移動や各種手続き
宿泊、食料などに割り当てられるようにできた。
どちらにしろ今も財政的には厳しい状態であるコトに
変わりなく、今も寒い時などはネカフェだし食費は
一日300円くらいが平均かなぁ
まともな洗濯もできず着替えは100均頼り。
嬉しかったのは一度も直接会ったコトのないネットの
友人から衣類や食料が送られて来て励まされたコト。
ただただ感謝感謝だった・・・ m(u_u)m
収入もなく遅々として相続が進んでいない状況では
既に限界に来ている。12月は引き落とせたけど
今月からはクレジットの引き落としなどヤバくなるは
目に見えている。
前から分かっていたコトでもあるので、とにかく収入を
確保すべくバイト先探し、面接を受けては結果を
待つの繰り返しを年末頃より続けているけど
こう言う切羽詰った状況の時に限ってバイトが
決まってくれない><
以前のバイト先であるコンビには新しい人が入り
ボクの入るシフトがないし、近所にあった寮が
閉鎖になり客が減ったために他のバイトたちも
シフトが減らされたと嘆いていた位だもん。
仕方なく別のコンビニに履歴書を出し面接。
感触が良かったけど開店間もない店舗なので
本部から人件費を増やすな指令が入りボツ。
そして先日も近所のスーパーの面接を受けてて
結果まで一週間は待つ流れになっている。
ソコがダメなら別のスーパー、それもダメなら
近所のイタリアンレストラン・・・どっちも求人が
出ていたし贅沢を言える立場でもない。
求人雑誌やネット、ハローワークで調べる方法も
まだ残されているんだけどね。
自営か就職は生活基盤が固まってからだろなぁ
火災保険が見付かったとは言え、親父とお袋の
共同名義の家屋でもあり、ココでも遺産相続が
完了していないのがネックになりスンナリとは
進まない状況に陥ってる。
怒りモードで連絡も取りにくかった妹も、周りから
何か言われたのか話ができそうな雰囲気になった
とのコトだったけど、実情としたら留守電に何を
入れても音信不通のまま (>_<)
結果として色々なコトが遅れている原因でもある
入院中の親父に関しては、事務的なコトは秘書、
法的なコトはボクも昔から知ってる親父の代理人
でもある弁護士と話を進められそうな雰囲気。
相続ではケンカするつもりもなく、みんなが
ニコニコ笑顔で納得でき、さらに節税も兼ねての
内容でおさまれば良いと思っている。
法律の専門家でもある親父の代理人弁護士さんは
もちろん親父寄りの立場になるので過度に何かを
主張して来ないコトが心配ではあるんだわ。
まとまりのない文章になってしまった。
去年の夏からあまりに色々なコトが重なり
それをココに書き記しておきたい一心だったので
許して頂きたいです。
とりあえず今現在の状況はココまで。
やっと追いついたぁぁ ヽ(;´ω`)ノ
今のボクの顔は火災のせいで異常な雪焼けみたいに
真っ黒。耳や顔の一部は火傷からのカサブタと
真っ黒の汚いコントラスト状態。
髪の毛や眉毛も火災で短くなり頭皮には大きな
カサブタが残っている。
面接では説明しているけど、接客がメインでの
求人は印象で大きなマイナスだろうなぁ(_ _。)
今年こそは良い年になって欲しい。
自営での企画も数種類は温存してある。
でも、今は事務的な手続きや相続問題の解決、
生活基盤の復活がメインであり、夏までには
お袋のお墓や戒名を決め、法要も済ませたい。
入院中の親父にも元気に復活してもらいたいし
今ボクが倒れる訳にも行かない。
お袋の他界後から続く一連の流れ、このブログで
やっと現状に追いたのだけど、問題は山積みで
まだまだ大変な状況に変わりはない。
この件で報告すべきコト、大きな流れなどが
あったら、またブログに書きますね。
ボク個人の控えでもあるし (・・;)
最後に、火災現場での浮浪者みたいな生活で
奇跡的に風邪は引かなかった感じなんだけど
身体中が痛い。持ち合わせがないため今の食事は
一日一食あるかないかの不本意ダイエット継続中。
先日、牛丼の大盛りを食べたんだけど胃袋が
小さくなっちゃったみたいで気持ち悪くなった。
何かしら先の見通しが立てば過度な節約生活から
脱却できるんだけどなぁ (´_`。)
問題は風邪ではなく雰囲気的に軽い肺炎に
なってる気がするコト。
胸が痛くて深呼吸しづらい。普通に呼吸してても
胸が痛い。身体中がダルダルだし腰も痛い。
腰椎圧迫骨折をしてるから腰痛は仕方ないかも。
週明けまでは様子を見て、ヤバイと思ったら
背に腹は変えられないので診察を受けるのかな。
次から次へと、よくもまぁ色々なコトが一気に
襲い掛かってもんだわ。
今の状況を乗り越えられたら、それはそれで
自分を褒めてあげられるのかなぁ
しかし火災を出してしまったのは褒められない。
ただ、乗り越えられたら何かしらの成長や自信に
つながってくれていれば嬉しい気がする。
どろんぱ