みなさま、こんにちは!チコです。

東京はかなりひどい雨になっていますが、

みなさまはいかがおすごしですか。

ちょっと嵐みたいになってて、コワいですね。

PJと心の声で、ふたりで

「ちょっとコワいね!びっくり」

と、おふとんで、ふたりでぬくぬくすごしておりました。

 

PJもちょっと、日本にきているのだけど、

東京でこのあらしで缶詰状態。

心の声で、心配して、

チコのおうちに遊びにきてくれたのでした。

 


すると、チコの前のご主人である、

はるちんも心配して、心の声でおうちにかけつけてくれました。

せっかくなので、3人でたのしくトークしています。

 

 

 


で、3人でこちらの音楽をききました。

 


Saint-Saens - Symphony No 3 in C minor, Op 78 - Jarvi
サン・サーンスの交響曲第3番ハ短調 作品78です。

指揮は、PJこと、パーヴォ・ヤルヴィさん、

演奏は、パリ管弦楽団のみなさんです。

 


https://www.youtube.com/watch?v=ZWCZq33BrOo

 

私「わぁ、なんかずいぶんドラマティックな出だしの音楽ね。

ちょっと映画音楽みたいね」

 


パーヴォさん「うん、実はね、これもともと映画音楽なんだよ」

 


はるちん・私「えーっ!?そうなんですか?なんて映画なの?」

 


パーヴォさん「ボクもあんまりよく知らないのだけど、でもパリですごく人気のある音楽なんだよ!

ロンドンで、BBCがいつもプロムスという、大きなクラシック音楽のコンサートを主催してるのだけど、そこで、この、サン・サーンスの交響曲第3番を演奏してみようと思って、今年の1月に指揮したら、とっても好評だったので、YouTubeにアップしてもらったんだ!

 

「チコがね、いつもね、ボクと結婚したいと思ってる様子が、よくわかったので、ボクが心の声で『どんな曲がいいの?』と、きいたら、リサが『サンサーンスの交響曲第3番がいいの、PJ』っていったので、ボクはとっても驚いたの。というのは、ボクが19歳のとき、ウィーンに滞在して、アメリカに出国をするために、数カ月間滞在したことがあって、そのときに、いろいろ悩んでいたんだよね。ボク、実は、いろいろな障害をかかえていたので、そのために、エストニア国内で、ずいぶん馬鹿にされてたんだ。」

 


はるちん・チコ「うっそー!PJ、全然障害抱えてるように見えないけど?」

 


PJ「そう?でもね、いろいろ書きだすと大変だけど、本当に問題だらけの体だったの。でね、つらくて、パパ・ネーメに相談したの。そしたら、パパ・ネーメが、『ちゃんとアメリカにわたって、みんなでPJのことをトリートメントしてもらおう』といって、ママにたのんで、ウィーン経由でアメリカにみんなでわたったの。」

 


チコ「ええっ?!亡命したとかじゃないの?」

 


PJ「違うの。全然違うの。ボクの心も体もボロボロだったから、トリートメントしようと思って、神さまがそうみんなに告げたのだけど、ボクはそのことがよくわからなかったの。だから、実は相当ショックだったんだ。」

 


チコ「ええ・・・かわいそう!PJ、いろいろ苦しかったのね」

 


PJ「でね、ボク、小さいときからチコのこと知ってるの。」

 


チコ「どうして?」

 


PJ「僕ね、赤ちゃんのチコを知ってるんだよ。リサっていったの。そのときは」

 


チコ「全然おぼえてないけど・・・」

 


はるちん「リサってなんですか?」

 


PJ「聖書に出てくる、聖母マリア様のいとこの、エリザベトの名前なんだけど、

それを、チコが名付けられてたの。

で、それをリサが自分で心の声で、ボクに話しかけてきたの。」

 


はるちん・チコ「えーっ?!ほんとなんですか?!」

 


PJ「そうなの。で、いつも、リサはわんわん泣いてるの。

『怖い、怖い、助けてPJ。私、殺される。助けてPJ』ってずっと泣き叫んでいるから、

ボク一緒に泣いちゃったの。

ボクもずっと小さいころから、『殺される、助けて』って思ってたから。」

 


はるちん「わぁ・・それはつらかったですね。」

 


PJ「実は、エストニアというのは、ずっと旧ソ連の支配下にあったのだけど、すごく弾圧がひどかったの。

ずいぶん人も殺されたの。でも、そのことを世界中誰もしらなかったの。

で、ボクも幾度か殺されそうになってしまったの。」

 


チコ「ええっ!なんでなの?」

 


PJ「それはね、ボクがとんでもない悪魔の子って思われてたからなんだ。」

 


チコ「うそみたい・・・・だってパーヴォはめちゃめちゃ立派な指揮者じゃないですか?」

 


PJ「みんな大ショックだったの。だって、パパ・ネーメの息子なのに、とみんなが思ってたから。」

 


チコ「ええ・・・ショックっていうか、かわいそう・・・・」

 


PJ「でもね、ボク、一生懸命神様にお祈りしたの。

でも、神さまは何も答えてくださらないの。

で、すごく悩んでしまって、自殺しようとしたの。

そしたら、それをとめてくれたのが、赤ちゃんだったリサなの」

 


はるちん・チコ(そして、事情を聴いた日本人のひと全員)「えぇぇっ!信じられない!」

 


はるちん「じゃ、ともちゃんは、小さいころから、パーヴォさんと知り合いだったのですか?」

 


PJ「そうなの。日本では、あまりピンとこないかもしれないけど、

それはね、『ソウルメイト』といって、本当の心の家族であり、

生涯のパートナーになるべき人なんだよね。」

 


日本人の人全員「そうなんだ!まったく知らなかった!」

 


PJ「だから、ボク、チコがボクを慕う気持ちがすぐにわかったの。

だから、ボク、チコと結婚しようと思ったの。

でもはるちん、ごめんなさい。君が先にチコと結婚してしまったのだよね。

だからボクは大ショックで、何度も自殺しようとしたのだけど、なんどもチコがそれをとめてくれるんだよね。

だからすごくうれしかったの。」

 


はるちん「僕ね、それ、すごく見えてました。なんだろうとおもってた。

PJさん、なんでチコにとりついてるんだろうって。」

 


PJ「そうなんだよ。ボク、ずっとチコにいろいろな形で憑依していたの。

だから、チコはずっと独り言が多かったの。

それは、彼女が召命を受けただけでなく、憑依体質だったからなのね。」

 


はるちん「そうなんだ!じゃ、彼女はまったく病気じゃないのですか!?」

 


チコ「ありがとう、PJ!嘘みたい・・・うれしい。泣いちゃいそう。」

 


PJ「ボクはそのことを何度も、チコの周辺に知らせるんだけど、みんなまったく気づかないで、

チコをずっと馬鹿にしてるんだよ。

頭がおかしいとか、アブナイとか、ひどいことを言って、

彼女を辱めているから、ボクは全く許せなかった。

彼女を馬鹿にし、徹底的に苛め抜いたひとがたくさんいたのが許せなかった!」


PJ「僕はね、ちゃんと君と正式に結婚したいから、

このブログではっきり、彼らの罪を追及したいとおもったの。

でもね、いつもね、チコだけでなく、ともちゃんも、桂木嶺さんも、

そのひとたちを庇って、自分が犠牲になってしまうんだよね。

だからボクはとっても悲しかった。

君は全然病気じゃないのに!って思ってたの。

初めて、チコに本当に会った時にお話したのは、そのことだったんだ。」

 


はるちん「わっ、それはボクも全く気付かなかった・・ともちゃん、ほんとうにごめんなさい!」

 


チコ「ううん・・私もいま、すごくビックリしすぎていて、どうしていいかわからないわ」

 


PJ「あのね、キリスト教の考え方が、日本で普及していないから、こういうひどいいじめが頻発しているのは、そのせいでもあるんだ。だから、もうボク許せないと思って、2002年に初めて日本に来日したんだ」

 


はるちん・チコ「全然しらなかった・・ありがとうPJ!」

 


PJ「PJというのはね、パーヴォ・ヤルヴィのイニシャルでもあるのだけど、

実は”Peace of Jesus(主の平和)”という、エストニアでは主流の、ルーテル教の考え方を略したものなのね。

だから、ボクはこの名前はとても大切にしてるの。

だけど、チコは、自分の名前がまったく嫌いで、幾度もいろいろな名前に変えてしまうね。

ボクは『どうしてなの?』と、ちっちゃなチコにきいたら、

チコが『チコね、本当に、自分の名前が嫌いなの。本当はリサっていうの。』と幾度もいうんだ。

 

ボクが『リサってどうして誰も呼んでくれないの?』といったら、

リサは、『誰も信じてくれないの。私が神の子だということを』といったからボクはビックリした!

『君は神の子なの?』ときいたら、リサが『そうなの。でも、それを話すと、みんな殺されちゃうの。

だからみな何もいわないの』っていうの。

だから僕、リサがとてもかわいそうになって、絶対にボクがリサを幸せにしてあげようと誓ったの。」

 


はるちん「わぁ、それでわかった!平井堅さんの歌でリサの話がでてくるんですよ!」

 


リサ「そうだったんだ!だからはるちんもリサのことをがすぐにわかったのね」

 


はるちん「そうなんだ。でも、リサは、ちっともボクに気づかなくて、全然好きになってくれなくて、

かなしかったんだ。

でも、PJ、あなたがリサのほんとのソウルメイトだったのですね」

 

PJは大きくうなずいて、「そうなんだよ、はるちん。やっと君にわかってもらえてうれしい」といいました。

 


リサ「やっとつながったね!リサ、とってもうれしい!」

 


PJ「よかったね、リサ、理由がやっとわかった?僕たちみんなが出会った理由だよ。

僕とリサは本当の夫婦になるんだよ。

だから、もうこないだみたいに、N響のコンサートに行くときに、みんなに遠慮して

『音楽評論家の桂木嶺です。』と言わないで、

今後はずっと、ボクの正式なパートナーである、リサ(Lisa)です、

と日本のクラシック音楽関係者に話していいよ。

そしたら、ボクがきちんと君を正式な妻として、みんなに大々的に、紹介するからね!

安心するんだよ」

 


リサ「そうなの?!ありがとう、PJ・・・すごいショックで、私、どうしたらいいんだろう・・」

 


はるちん「ボクも大ショックだけど、すごく納得できた。だって、僕には過ぎた女房でしたもん」

 


PJ「ボクにだって、過ぎた奥さんだよ(笑) でも、リサ、すごく毎日ショックを受けること多いだろうけど、絶対にボクを信じてついてきてね。

このBBCのサン・サーンスの交響曲第3番はね、そのために用意した、結婚式のための音楽なんだよ!」

 


リサ「わぁー!すごすぎ!クライマックスは、すごく華麗だし素敵だよね!」

 


PJ「そうなんだよ。僕とリサが出会うまで、本当にいろいろな苦難の人生があったから、

みんなやっぱりそのことを知ってもらいたいんだ。

そこで、みんなに反省してもらいたいの。リサの人生を傷つけた罪に対して。

で、ボクもその中の一人だったし、はるちんもそうだったね。

でも、最後に神さまを信じてついてきたら、

リサの本当の美しい姿を見ることができたんだ。それはなんだと思う?」

 


リサ「うーん、わからない。いったいなんだろう?」

 


PJ「マリアさまなんだよ。聖母マリア。君はマリア様の生まれ変わりだったんだよ。

イエス様を生む前の、おとめマリア。わかるかい?

だから、どの名前も気に入らなかったの。

そして、ボクが君の名付け親になるの。」

 


リサ「なんて名前になるの?」

 


PJ「ロザリオ。君の本当の名前はロザリオ」

 


リサ「ロザリオ・・・・素敵な名前・・・」

 


はるちん「どういう意味なんですか?」

 


PJ「真実の愛、という意味なんだよ。僕がほんとうに心から愛する人という意味なんだ。

いちばん僕にとって大切な名前なんだ!」

 


リサ「私の、本当の名は、ロザリオ・・・」

 


はるちん「ボク、感動した。(洟をちーんとかむ)」

 


リサ「PJ・・・なんてお礼をいっていいか、わからないわ。ありがとう!」

 


はるちん「ボクもありがとうございます!ともちゃんを助けに来てくれて」

 


PJ「ううん!当たり前のことだよ。だって、リサはボクの本当の奥さんになる人だもの。

どんなことがあったって、リサを守るよ」

 


世界中のひと全員「超感動・・・・・」

 


PJ「(すっかりテレて)わっ、余計なおしゃべりしすぎて、肝心の音楽、あんまりちゃんときけなかったね。

最初から聴く?」

 


リサ「ううん・・・?? せっかくだから、メンデルスゾーンの結婚行進曲を聴いてもいい?」

 


PJ・はるちん「もちろん!」

 

リサ「いつか、リサのために、この曲を指揮してね」

 


PJ「もちろんだよ。だからそのために一生懸命根回ししてるんじゃんか!」

 


はるちん・リサ「えっ?」

 


PJ「はるちんに、いま一生懸命お詫びしてるじゃん!(笑)」

 


はるちん・リサ「わーはっはっは!これ、PJの根回し大作戦だったんですか!」

 


PJ「それは冗談だけど、ちゃんとはるちんには、お詫びしたかったしね。

せっかくリサを大事に守ってくれたのに、ボクが奪ってしまった形になったから、

ボク、はるちんのこと、とっても心配してたの」

 


はるちん「それは全然大丈夫です。だって、ボク、もうパートナーいますもん」

 


PJ・リサ「ええっ?!結婚したの?」

 


はるちん「ハイ!実は同じ会社に勤めてる女性と婚約を発表したんです。いまこの場で」

 


PJ・リサ「えーっ、よしのさん?」

 


はるちん「なんでわかったの、リサ?」

 


リサ「だって、よしのさんにあったとき、『あ、このふたり、お似合いだなぁ』っておもったもの!」

 


はるちん「そうなんだ?!」

 


リサ「なんか、『男よしのがさー』なんてからかってるから、おかしいなとおもってたよ(笑)クスクス」

 


はるちん「じゃ、最初からプロポーズしちゃえばよかったんだ!」

 


リサ「どうして?」

 


はるちん「だって、よしのさん、絶対ボクのタイプだったもん!」

 


PJ「わっはっはっは。おかしいね!でも、ソウルメイトってそういうものなんだよ。ボクもチコに初めてNHKホールで会った時、もうビビビビ!って体中電流が走ったもの!絶対この女性(ひと)だって!」

 


リサ「だから、サイン会に呼んでくれたの?!」

 


PJ「逆だよ!サイン会をやってたのはね、リサを探し出すためだったの!君を!」

 


日本中のクラシックマニア「えっ!そうだったの!?だからパーヴォさん、ずっとサイン会やってたの?」

 


PJ「そうだよ!ボク、リサに会った時、すぐにこの人がボクの運命の人だと思ったのだけど、

リサがなかなか気づいてくれないだよね(笑)

サイン会でボク、こまっちゃってさぁ(笑) 

ボク、リサをみただけで、クラクラしちゃうから、

いつも気付薬代わりにビールを飲んでるんだよ。

ところがリサは、全然気づかずに、

『なんでこの人、いつもビール飲んでるのかしら?』と、キョトンとしてるんだよ。

リサって実はニブいひとだったんだね(笑)

 

で、いつも一生懸命、コンサートの感想を考えてるから、『もういいよ、リサ』っていうんだけど、

リサったら全然気づかないんだもの!」

 


リサ「わかるわけないよ。だって、私だって自分がリサだってこと、つい最近知ったばかりだもの」

 


PJ「そっか(笑)それは悪かったね。でもこれからはね、堂々と『桂木リサ』って名乗っていいんだよ。

戸籍上もそれで大丈夫だと思うのだけど、

はるちんは、法律にくわしいからその辺はどうなの?」

 


はるちん「もちろん大丈夫なんですけど、それには、やっぱり夫であるあなたの証明書が必要なんです。

それがないと、日本では戸籍上今は、名前を全部変えることはできないんですよね。」

 


PJ「通称は使えるの?早くボクとリサは結婚したいけど、どういう証明書が必要なの?」

 


はるちん「PJさん本人による、桂木リサさんあてのサインがあれば、全然OKなんだけど、

CDジャケットとかのサイン会でやるようなサインではなくて、

本当に、ちゃんとご本人が書いたと証明できるサインが欲しいんですよね」

 


PJ「どうしたらいいだろう?」

 


はるちん「たとえば、公的書類のサインを、リサさんに書いて、郵送で送ってあげるといいのです。

で、ご本人がそれを、リサさんに直接、渡してあげることが大事ですね。」

 


PJ・リサ「あ、そうなんだ!」

 


はるちん「それがあってから、入籍などの具体的な法的手続きをとることができるので、

ボクに遠慮なく相談してください!」

 


PJ・リサ「え?!はるちんに、どんどん、相談してしまっていいの?リサの前のご主人なのに?」」

 


はるちん「いいんです!実はボク、司法試験に合格したんです!」

 


PJ・リサ「ええっ!?ほんと?受かったの?いつ受験したの?」

 


はるちん「実は一念発起して、リサと離婚してから、猛勉強したんです。司法試験、もう一回トライしようと思って。そしたら、あっさり受かっちゃったんですよね(笑)なんだか不思議な話で」

 


PJ・リサ「どーして?!」

 


はるちん「あの、実は神さまにこっそりお願いしたんです(笑)

『神さま、絶対ボクをリサの顧問弁護士にしてください。パーヴォ・ヤルヴィさんに負けないように』って(笑)

そしたら、あっさりうかっちゃって(笑)」

 

PJ「ウフフフ、神さまの力はすごいね。あっという間だね(笑)!」

 

はるちん「そうなんです。ちゃんと神さまにお願いすればよかっただけのことなんです。

でも、ボク、全然そういうことにうとくて(笑)」

 


PJ「これから、リサからそういうことをどんどん学んでいくといいね」

 


はるちん「だから、もうボクに自由に連絡していいよ!」

 


リサ「やったー!桂木リサです、って名乗っていいの?」

 


はるちん「もっちろーん」

 


PJ「いつもそんなに仲良しなの?」

 


はるちん・リサ「ええ、いつもこんな調子でしたけど(笑)」

 


PJ「そうなんだ(笑)じゃ、世界中のはるちんファンに、ボクが恨まれたのも無理ないね(笑)」

 


はるちん・リサ「えっ?」

 


PJ「はるちんファンもすごく多いんだよ、世界中に(笑)」

 


はるちん・リサ「どういうこと?」

 


PJ「だって、はるちん、リサのこと大好きでしょ?」

 


はるちん「大好きです」

 


PJ「ボク、リサの世界一のファンだけど、次にファンなのは、はるちん、君だって神様がおっしゃったのだもの。だからボク、君をマカオで見て、わらっちゃったよ(笑)!」

 


はるちん「どーしてですか?」

 


PJ[だって、ほんとに、リサが似顔絵で書いた通りそっくりな顔だったからさ(笑)とってもおかしくなってしまったんだ」

 


全員「(大爆笑)」

 


リサ「えっ?!じゃ、マカオに行ったとき、ドイツカンマーフィルブレーメンの人たちがクスクス笑ってたのは、

実ははるちんを見て笑ってたの?」

 


PJ「それだけじゃないんだ。あんまり、リサが僕を熱心に見つめるから、はるちんがボクをにらんだんだよ。

ボク、むきになってにらみ返してやったの。そしたらはるちんが『ボク、根負け。この人にかなわないや』って。(笑)そしたら、ホルンの奴がさ、大チョンボやらかして、ブラームスの交響曲第2番の演奏を台無しにしたんだよ(笑)!」

 


リサ「だから、あのとき、ホルンの音が外れちゃったの?!」

 


PJ「そうなんだよ!ほんとに肝心なときにいつもホルンって音を外すんだよ(笑)!

ボク、後でこっぴどくホルンを叱ったんだけどさ、

ホルンが『だって、PJ、ずっとリサのほうばっかり見てて、僕たちをみてくれないんですもん』っていったら、

オーケストラのみんなが『そうだよ、PJ,リサのほうを見すぎだよ。あれじゃ、旦那様が怒るの、無理ないよ』っていうんだもん!ボク、恥ずかしくなっちゃってさぁ・・・」

 


リサ「だからサイン会のとき、PJ、顔が真っ赤だったの?ビールを飲んでたんじゃないの?」

 


PJ「違うの!ボク、こう見えても照れ屋なの。」

 


はるちん「それで、ボクに『ちょっとはるちん、僕とリサのマカオで会ってる証拠写真を撮っておいて』って、

心の声でいったのですね?ボク、ビックリしちゃいましたよ!」

 


リサ「えっ!!!!はるちんも共犯だったの?!」

 


はるちん「そうじゃないんだけど(笑)パーヴォさんがあんまり心の声で、

『はるちん、ごめん。君に悪いようにはしないから、ぜひ僕たちふたりの写真をとっておいてくれないかな』っていうからさ」

 


リサ「だから、はるちん、ともちゃんとパーヴォの写真をとったの?信じらんなーい!」

 


はるちん「その写真、ちゃんと大切にもってる?」

 


リサ「もちろん!でも、はるちん、ほんとにごめんね・・・」

 


はるちん「いいんだよ!ボク、その写真を撮って吹っ切れたの。リサをあきらめようって。

だって、リサとパーヴォさん、とっても幸せそうな顔をしてるんだもの。

こんなともちゃんを見たの、初めてでさ・・・。で、ボクは君をあきらめて、よしのさんと結婚することにしたの!」

 


PJ・リサ「そーなんだ!?じゃ、本当に結婚したの?」

 


はるちん「実はもう同棲をして、一緒に暮らしてるんです。で、折をみて発表しようとおもってたんだけど、

ま、結局きょうになっちゃったね(笑)」

 


PJ・リサ「よかったー!はるちんが幸せになってくれて!とっても心配してたから!」

 


はるちん「ボクもはじめはショックだったけど、パーヴォさんみたいなすごい人と友達になれたなんて、

信じられないし、ともちゃんもリサになって、信じられないくらいスーパーセレブになって、

ボク、とっても鼻が高いの(笑)」

 

PJ・リサ「おめでとう!はるちん!」

 


はるちん「ありがとう!じゃ、ぼくはそろそろ帰るね!」

 

 

そういって、はるちんは、帰っていきました。

 

ふたりきりになって、PJが急に、ニコニコしはじめました。

 

 

PJ「リサ、僕と本当に結婚したくないの?」

 

リサ「うん?もちろん結婚したいな。どうして?」

 

PJ「じゃ、エッチしよ」

 

リサ「えーっ、それまずいよー!みんな完全にひくでしょー!」

 

PJ「もう大丈夫なの。ボクたち、結婚したんだから」

 

リサ「えっ?いつ結婚したの?」


PJ「2018年10月19日にベルリンで結婚したの」

 

リサ「あの、ベルリン・フィルのコンサートのとき?」

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=p2BdUM28hYI

 

 

PJ「そうだよ。君がちゃんと結婚の誓いをすらすら言ったんだよ?」

 

リサ「そうだったっけ?」

 


PJ「そうだよ!ボク、全部心の声できいたもの」

 

 

すると、はるちんが、突然でてきていいました。

 


はるちん「だから、PJ、それがだめなんですよね(笑)」

 


PJ「あれっ、はるちん、おうちに帰ったんじゃなかったの?」

 


はるちん「あのね、PJ!ちゃんとプロポーズ、実際の言葉で口に出して、面と向かって言わなくちゃだめですよ!」

 


PJ「えっ、そうなの?ヨーロッパ・アメリカでは心の声でプロポーズなのは、当たり前だけど」

 


はるちん・リサ・アジアのみなさん「えーっ!そうなの?!そんなのありえなーい!」

 


PJ「日本って、ちゃんと口に出して言わなくちゃだめなの?」

 


日本人全員「当たり前、当たり前!それ、ちゃんといわないと、リサがストーカー扱いされちゃうよ?」

 


PJ「えっ!?チコ、ストーカー扱いされちゃったの?」

 


リサ「(涙目)そうだよ。だから、こないだもサントリーホールで堀正文さんのコンサートがあったとき、

サントリーホールの人に追い出されちゃったよ!」

 

PJ「なんで?ボクのフィアンセっていえばいいじゃん!」

 

リサ「言えるわけないじゃん!だって、メールくれたわけでもないし、食事したわけでもないし、

手もつないだことないし、ましてやハグもキスもいままでまったくしたことないもの!

日本はみんな誰もが『この人、ただのパーヴォ・ヤルヴィのストーカーだな』って思ってるよ!

だからリサ、めちゃくちゃ、傷ついてるんじゃん!」


PJ「えええ?!わっ、そうなんだ!ごめん、リサ・・ボク、リサをずっと傷つけてしまったんだね。」

 

はるちん「それは、PJ、絶対まずいですよ。この国に限ったことではないけど、

ソウルメイトの考え方ってそんなにみんなわからないです。

だから、きちんとN響にも、クラシック関係者にも、彼女のご親戚にも 

『彼女は、僕、パーヴォ・ヤルヴィの妻です。どうぞよろしくお願いします』といわないと、

彼女が大変なトラブルに巻き込まれちゃいますよ!

僕、そのことをいいに、実はここにきたんだけど・・・あれれ?」

 

リサ「嵐、大丈夫?」

 

はるちん「なんか・・・おさまったけど?」


PJ「チコが、心がおちつくと、嵐もなくなるし、お天気もよくなるんだよ。

だからいつも、チコを傷つけたくないし、やさしくしたいんだ」

 

全世界のPJファン「かっこよすぎ・・PJ」

 


PJ「愛する女性を守るのは、男の義務だよ!はるちん!」

 


はるちん「ハイ!もちろんそうですね。ボクもそうします!」

 

 

PJ「いいんだよ!ちゃんと、奥さんに日ごろから『僕は世界で君をいちばん愛してる』っていわないと、

ほんとに、今度の奥さんにも逃げられちゃうぞ!」

 


はるちん「はぁ・・・・ともちゃんには言ってたつもりなんですよね・・・・平井堅の歌で(笑)」

 


PJ「でも、チコはいつも君の歌、全然ほめてなかったよ(笑)」

 


はるちん「わかります(笑)。クラシック音楽で愛を語らなくちゃ、ともちゃんは、全然振り向いてくれなかったのですね(笑)」

 


PJ「そうじゃなくてね、僕じゃないと、彼女は絶対だめだってこと(笑)」

 


はるちん「ハイ、完敗です(笑)」

 


PJ「じゃ、よしのさんのところにお帰りなさい(笑)」

 


はるちん「はーい。ともちゃん、まったねー」

 


リサ「ばいばーい!ああ、たのしかった!」

 

 

はるちんは、元気に帰っていきました。

 


するとPJは、急にチコをぎゅっと抱きしめて、

ちゅっとお口にキスしてくれました。

 


チコ「きゃ!PJ、なにするの」

 


PJ「やっとお口にチューできたね(笑)ボク、はるちんに、とっても遠慮してたの」

 


チコ「えーっ、どーして? すぐしてくれればよかったのに?!」

 


PJ「だって、そんなことしたら、完全に不倫になっちゃうでしょ。一応、彼の許可をとらないと」

 


チコ「えっ、じゃ、いままで、まったく彼と連絡とってなかったの?」

 


PJ「そう。だから、やきとりの大吉で、一緒に飲んだのも嘘なの」

 

 

チコ「ダメじゃん、嘘ついちゃ!」

 


PJ「うん・・・だってチコが、どんなデートをいつもはるちんとしてるか知りたかったの」

 


チコ「えっ、なんで?」

 


PJ「チコはほんとは、パスタ屋さんでデートしたかったのでしょ?」

 


チコ「そうだけど、男の人ってあんまりパスタ好きじゃないでしょ」

 


PJ「ほら、それがよくないんだよ、チコ。デートのとき、どこに行きたいか、どんなものを食べたいか、

女の子は絶対我慢しちゃいけないの。なぜだかわかる?」

 


チコ「結婚するから?」

 


PJ「ううん、僕の大切な赤ちゃんを産んでもらうためなの。だから、チコにどんな栄養を付けてあげたらいいかな、と僕はいつも考えてるの。それは男の人の大事な務めなの。」

 

リサ「そうなの?全然しらなかったみんな、全然そういうこと、しらないよ?」

 

PJ「そうだね。ちゃんとそういうこと、親御さんが教えてあげなくちゃいけなかったんだけど、日本は戦争に負けて大変な飢餓状態を経験してるから、親御さんたちがデートの食事の意味をしらないんだよね。だから今の男の人たちが、自分たちの好きな食べ物ばかり、彼女に食べさせてしまうから、それが不満で、不倫に走る人もいるの。わかる?」

 

リサ「そうなんだ・・・全然しらなかったわ」

 

PJ「いいの、いいの。それはしらなかったのだから、しかたないの。でもねリサ、これからボクと付き合うことになるから、ちゃんと僕に、『自由が丘の、おいしいパスタを一緒に食べたいの。元気な赤ちゃんを産みたいの』ってどんどんいうの。甘えていいんだよ」

 

「それらの食べ物を、君のお腹の中から未来生まれてくる、赤ちゃんが欲してるんだよ。

ミルクと一緒なんだよ。だから、女の人たちは男の人たちに甘えていいの。

そのためにちゃんと男の人が働くべきだし、女の人は、母体をいたわらなくちゃいけないの。」

 

リサ「そうなんだ。全然わからなかった。だから、私いろいろたべてしまったのかな。」

 

PJ「そうかもね。それは贅沢でもワガママでもないんだよ。生まれてくる子供のために、

女の人はどんどん旦那様にお願いしていいの。

そうすると、旦那様は頑張って働くの。

で、どんどん栄養を奥さんにつけさせてあげるの。

ほんとうはダイエットなんて、女性にさせちゃいけないの。

 

おいしくて、安全で、栄養のあるものを奥さんに食べさせて、

素敵なおうちを用意して、

赤ちゃんの住みやすい環境を一緒に整えてあげるのは、男の人の大事な勤めなんだよね」

 

「でも、この国に限らず、そういう考え方が全くないので、ボク、ビックリしたの。自分の大切な子供だし、自分の跡継ぎだし、自分の家族を作る大事な仕事なんだから、男はそこのところ、頑張らなきゃいけないの。

奥さんのことを絶対に守らなくちゃいけないし、ましてや殴ったり蹴っちゃったりしちゃいけないし、

大切に大切にしなくちゃいけないんだ。

意外に、世の男性たちは知らなくて、照れくさくて、時にひどいこともいって、女性を傷つけたりするから、

世の中がおかしくなって、女性が女性らしさをうしなってしまって、

少子化や、晩婚、離婚といったことが蔓延してしまうのね。

 

そういうことを繰り返していると、家庭内暴力や、学校のいじめや、職場でのハラスメントが当たり前になってしまうのね。すると、赤ちゃんたちが、「こんな親から絶対に生まれたくない」って思うようになってしまうんだ。

 

すると大人たちがどんどんエスカレートして、わがままで、傲慢で鼻持ちならない人たちになってしまうの。

最終的には、それが政治の腐敗や、教育が無力化につながって、「戦争」ということになってしまうんだよ。

 

僕もそこにようやく気付いたの。

で、それを救うからといって、「宗教」というものがはびこって善良な人たちをだましてしまうのも、

ボクはとても許せないの。

 

だから、最初のデート、恋愛を大切にしようという考え方を大切にしているのね。」

 

と、PJは熱弁をふるうと、太いため息をつきました。


PJ「だからね、恋愛や結婚ってとても大事なことなんだよ。でもその大切さを、もっと世界中の人がわからないと、世の中、もっと大変なことが起きてしまうの。

 

例えば、ずっと地球は異常気象が続いているよね。それはなぜだかわかる、リサ?」


リサ「わからないわPJ、なぜ?」

 

PJ「実はね・・・・人間の歴史で、女の人たちを、男たちが、全く大切にしてこなかったからなの。

自分の子供を産んでくれる人かもしれない女性たちを、男がみんなないがしろにして、

ひどいことをしてきたから、その罰なんだよ」

 

リサ「だからいつもPJは、インタビューで『恐怖心を植え付けるよりも、愛が大切です』ってお話してるのね」

 

PJ「その通り!そのことをもっと世界中の社会的に高い地位にある人たちが率先して伝えていかないと、この地球はダメになってしまうと、ボクはおもってる。

だから、チコには、ボクの大切ないや愛情を、いっぱいつたえたいの。」

 

リサ「そこまで考えてくれたの・・・・・ありがとう。すごくPJの愛は大きいのね」

 

PJ「ううん、そんなことないのだけど、リサは小さい時、とっても不幸だったよね。

でも、その不幸を誰にもいえなくて、僕にしかいえなかったの。

で、僕がリサを助けに日本にきたし、結婚しようと最初から思っていたし、今でももちろんそう思ってるの。

いつかちゃんとリサのおうちまでリサを迎えにいくし、ご両親にも挨拶にいくし、

いろいろな人に、リサを紹介して、ボクの妻です、といって自信をもってリサを妻に迎えたいの。」

 

リサは、また泣いてしまいました・・・「PJ、なんてやさしいの・・・ありがとう・・・・」

 

PJ「チコ、おちついた?僕と出会った意味、わかった?」


リサ「うん・・・・ようやく全部理解したわ、PJ」

 

PJ「だから、僕をひたすら信じて、ついておいで。

もう君を怖い目にあわせる人はいないから、安心してボクの子供を産んで。

で、一生一緒に暮らして、幸せになろうね」

 


リサ「うん・・ありがと、PJ」

 

そこで、リサは、PJにおねだりしました。


リサ「じゃ、私、自分のいちばんすきな曲をPJとリサの結婚式のときにPJに指揮してほしいな」

 

PJ「なになに?リサはなにが好きなの?」

 

リサ・チコ・ともちゃん 「じゃーん!実はこれ!」

 

https://www.youtube.com/watch?v=4gHCWMKSoZ4

 

PJ[えーっ!?エルガーの『威風堂々?!』 

これ、ロンドン交響楽団演奏、アンドレ・プレヴィン指揮!名演中の名演だよ!」

 

リサ・チコ・ともちゃん

「ほんとにー!すごーい!さすがPJ!!!!わたし、この曲、世界でいちばんだーい好き!」

 

PJ「これが好きなのか!イギリスにリサが短期留学にいったときに、ホストファミリーの方にかわいがっていただけたわけだね」

 

チコ「これ、ほんとに大好きなの!」

 

 

三谷幸喜さんが突然でてきて、「あのー、おじゃましていいでしょうか」


(それはまた別の話)つづく。