4月12日、 この日は 私は大忙しでした。
前の晩、 皆さんと夜遅くまで飲んでおしゃべりをしていたにもかかわらず、
朝6時に起床し、 二人の女性の髪を結い上げ、 着物の着付けをし、
私は、 イ ンドネシアの民族衣装を身に着けました。
なぜかって???
この日は、 私が北朝鮮に招かれた式典、
〝第12次 金日成花 金正日花の祭典〟の開幕式が開催されたからです。
女性達は、 私の手際よさに目を丸くして、
「夫人はスーパーウーマンですね!」 と驚いてました。
この日の朝は最初に、 金日成主席の生家を訪ねました。
生家のある万景台は、 平壌の中心部から12キロ離れた西部にあります。
金日成主席が誕生してから幼年期を過ごした場所で、
藁葺き屋根のお家です。
多くの朝鮮の方々がひっきりなしに訪れ、 献花をています。
ガイドさんさんが、 一生懸命説明してくれました。
皆も真剣に 金日成主席の、 けっして裕福でなかった幼少期の話を聞きます。
金日成主席が子供の頃に飲んだ井戸水。 私たちも朝鮮の方々に
交じって飲んできました。 ひんやりして美味しかったです。
世界各国から多くの観光客が訪れる場所でもあります。
朝鮮の方々は、 初めて直かに見る着物に、 感嘆の声を上げていました。
その後、 いよいよ〝第12次金日成花の祭典〟の開幕式です。
美しい金日成花、 金正日花に囲まれて立つお二人の肖像画の前にて
最高人民会議 常任委員会の ヤン ヒョン ソプ副議長をお迎えし、
式典はおごそかに開催されました。
金日成主席が若き金正日氏をともなって 1965年にインドネシアを訪問した際、
スカルノ大統領から、 ボゴールの植物園で栽培された新種の蘭を
「金日成花」 と命名して贈呈されてから45周年となるため、
在インドネシア大使館からの出席者はもとより、
ジャカルタからも数名出席致しました。
大変鮮やかな色の 金日成花 (パープル)、金正日花 (レッド)です。
インドネシアの文化・観光省事務次官と。
写真 川島和正
心と気持ちの込められて飾られた各省、 各団体のブースを一つ一つ
丁寧に ヤン ヒョン ソプ 副議長とご一緒に 見てまわりました。
ご自分の花のブースを誇らしげに説明する女性。
朝鮮労働党の書記 キン ギ ナム氏と。
最高人民会議 常任委員会 副議長 ヤン ヒョン ソプ氏と
中央は金剛山歌劇団 団長の キム ガップ サエン女史です。
インドネシア文化・観光事務次官と、大使館の方々とご一緒に。
肖像画の前で、 皆さんと記念撮影。
北朝鮮のメディアからもインタビューを受けました。
スカルノ大統領のお名前とお顔が、石に刻まれています。
皆さん、あまりご存知ないでしょうが、 金正日花は、
日本人の植物学者 加茂元照氏が、 金正日のために品種改良をした花で、
世界最大の真紅のベコニヤ花です。
金正日花、 とっても大きい大輪のお花です。
大きいもので、 直径25cmあるものもございます。
各省、 各団体がそれぞれ趣向を凝らした展示ブースです。
金日成主席の生家をモチーフにしています。
日本の朝鮮総連のブースです。
その前で、 皆さんと記念撮影。
手前に万景峰号が浮かんでるの、お分かりですか?
贈られたスカルノ大統領とのライフを想い出してました。