発達障害の処世術

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発達障害の処世術という有名なコピペがあって、酷すぎて笑えないという意見があります。それは次のようなものです。

 

1 人並みの幸せは諦める

2 障害のことは人前では一切口にしない

3 どちらに進んでも悪い方向にしか行かないのだから、悪い中でもマシなほうの選択肢を選ぶしかない

4 親しげに近づいてくる奴は見下して優越感を感じようとする自己愛性人格障害者か、いいように利用したり搾取しようと企む性悪定型のどちらかしかいないと心得るべし

5 沈黙は金以上なり 

6 飲み会や宴席にはなるべく参加しない。参加しても一切喋らない

7 冗談やジョークを言わない

8 口に出すのは挨拶と感謝と謝罪だけにすべし 

9 人前で趣味や遊びの話は絶対に口にしないこと

10 雑学的な知識を人前では見せないこと

11 自分の得意分野の話題になっても一切口を開かないこと

12 はしゃがない。笑わない。

13 「心を開け」「自分を出せ」「言いたい事があるなら言おうよ」といった言葉に騙されるな  

14 定型の言う事には必ず裏があると心得るべし

15 定型=嘘つき、二枚舌ということを心得るべし

16 職探しは給料の額面よりも休日の多さ、残業の少なさ、一人作業が多い仕事かどうかを基準に選ぶ  

17 なるべく大規模な職場を選ぶこと

18 人間関係はトラブルしか生まない

19 人付き合いやコミュニケーション、ビジネスのハウツー本は発達障害者にとっては何の参考にもならない

20 発達障害者が「馬鹿になれ」を真に受けて実行すると怒りや恨みを買うか、さらにバカにされるかしかないことを心得るべし

21 絶対に自分を出さないこと

22 孤立や孤独は発達障害者の運命だと思って諦めること

23 他人と会話がしたいならネットの掲示板だけに留めておくこと

 

呼吸のリズムが違う

今のADHDみたいな発達障碍は関わった人には分かる話です。この内何か所か私にも重なるものがあると思います。

4・5・6・8・9・10・11・12・16・17・18・21・22・23

23個の内14個だと多くは重なっている事になります。特に4の「親しげに近づいてくる奴は見下して優越感を感じようとする自己愛性人格障害者か、いいように利用したり搾取しようと企む性悪定型のどちらかしかいない」は、身につまされるものがあります。誰も信用出来ないというか、下手に何か言うと噂話にして喜んでいる邪悪な者が多かったと思います。今はもう死んでしまっていない場合もあります。

 

 今でも私は口論とか口で争うことが苦手で、胸が疲れてきて争いを避けます。そうすると、面白がって嘲笑したり噂を飛ばす人も出てきます。普通に遊んだり、仕事をしていても限界が早く現れてしまって、信用されなくなる時もありました。呼吸が違うというか呼吸のリズムが違うので他人に合わせるのは難しい事だったと思います。そういうものから変わり者だと揶揄するような心の無い人が多かったと覚えています。そうした事を何故言わなければならないのか、よく考えもせず意味が分からない人が多かったと思います。

 

虐めを先導する教員

 直ぐに疲れるような事を他人に言うと、何か酷い事が我が身に起こる事を経験から覚えてきました。それは相手から見たらふざけたような態度であって、許せないものに見えるようです。相手が教員とか教授だと、それを生徒や同僚等周囲に喚き散らしたりして、皆の知るところになります。教員自ら虐めを先導するように苦しめてくることがあるのです。

 

個性や事情

 人には個性や事情が色々あります。皆が皆恵まれた家庭や身体をしているわけでもありません。更に人間には過去の先祖達に現れていた遺伝的性質を持って生まれてきます。貧乏で家庭も身体も最低だと、できることはたかがしれています。妙な症状とかを抱えていると嘲笑の対象にもなってしまいます。

 分からない事に人は無責任で、親身になって理解なんてされることはありません。

 

ADHD

 小学校の学級担任をしていた頃、今から25年くらい前はADHDは未だ知られていなかったです。その児童を受け持った事があったのですが、本当に大変でした。何が大変かと言うと、ADHDが未だ知られていないこと、校長も同僚も何も知らなくて無知であった事です。今でこそ理解も進んできただろうと思うのですが、周囲の理解が無いと自分が悪く言われやすくなります。

 実際そのADHD児は毎日騒動を起こしてギャーギャー泣きわめいています。思考の様子が非常に違っていて、周囲の子どもと何の交渉も見られません。そういう子が10年もすると社会に出ていったでしょうが、その凄惨な様子はネットで聞く通りだと思います。