秋の特番シーズンが終わったかと思いきや、
年末年始のシーズン。
ブログもやったりやらなかったりとですが、
たまに「ブログ見てます!」と若い作家志望の子などに言われ
少しはこのブログも役に立っているのかと思うとやめられない。
なので、今日も僕の1日と作家の仕事内容をつらつら綴ります。
この日は、特別に過密スケジュール
■朝4:00 フジテレビ「バイキング」VTRナレーションチェック
10年やってきて朝4時集合は初めてだった。
でも、それほど僕にVTRを見てもらいたいのか?と思うと
行かないわけないはいかない。
会議室に入ると絶賛オフライン中のディレクターが2人
ちょっと待って、1時間分のVTRを見る。
でも、僕はプレビューが苦手なのでそんなに良いことも言えず
ナレーションをちょっぴりと、前フリが効いていないないな。と思ったところを2か所程度
直しただけ。
もっとVTRを見ていろいろ気付ける作家にはなるには
たくさんVTRを見て、勉強していろんなテクニック・伝達力・ナレーション力がつかないと
無理なんだろうな。勉強、勉強。
■朝9:00 テレビ東京「年始特番」
タイトルは言えないが、ゴールデン帯の大きな特番に入れてもらった
僕はディレクターさんから呼ばれたらしいが、
上層部の会議で、「作家誰にする?」という場で僕の名前が出たらしい。
これは、実動作家として構成ができて台本もちゃんと書いてくれる作家と
認識されている証拠。とても嬉しかった。
コツコツ台本を書き続けて、構成力を磨いていくしか
上に行く方法はないので一流作家目指して、また大きな特番で
ちゃんと面白いVTR構成が1本でも作れたらと思った。
■朝10:30 東放学園 特別講義
そんな大事な会議を途中抜けして
2か月前から決まっていた「東放学園の特別講義」を講師としてやってきた。
およそ100名の生徒の前で90分間の授業をする。
話すことは何でも良い。と言われた。
とても恥ずかしいし、まだ講師ができるようなタマではないことは自分が一番分かっているが
仕事依頼として来たのだから断らない。
新しい仕事だし、失敗してもいいやと思う気持ちでチャレンジしてみた。
とにかく不安だったので前日に90分間話ができるようにとテキストを自分で作成し、
それを授業の教科書として生徒100名に見せながら話をしていった。
○自己紹介
○放送作家のリアルな仕事内容
○デーブ八坂流の企画とネタの違い
○これまで通した企画書で書いたこと
など、空想や理想論ではなく、自分の実体験の中で比較的成功したものを
チョイスし、連ねてみるとなんだかビジネス本のような中身になった。
自分でも「これ、本書けるかも」と思ったぐらい。
普段、ふわっと考えていることを紙にしてみると
自分の思考が整理されるので、こういう仕事もやってみるもんだな。と思った。
講義は準備をちゃんとしていたせいか90分フルに使えて成功かな?
ただ、緊張したなぁ~
■14:30 テレビ朝日「年末特番」会議
こちらもまだ非公表なので番組名は言えないが
秋に一度通った企画の第2弾が放送されることに。
お世話になっている演出家の方とディレクターと僕と3人で作った企画。
一度放送してそんな評価も言われず、何もないかと思っていたが2か月たってやることに。
ただ、お決まりの大御所作家さんも入って来て
僕の発言権は薄れ、一気にいつものネタ出し作家に。
このパターンはもう何度も何度も経験しているので慣れっこ。
でも、ここを突破して上に行かないと、いつまで経ってもサード作家のまま。
発言権を持てるほどの経験と説得力を付けるには経験値しかないので
コツコツ、コツコツ、やるしかない。
■16:00 表参道「年始特番会議」
毎年提出しているCXの年始枠の企画が通り、
僕がチーフでやることになった。作家も僕がやりやすい人を入れていいよ。と
言われたので気の知れた作家を2人入れている。
医療とゲームを組み合わせた番組で1年半ほど前から考えていた企画。
いろんなところに出してダメだったが、いつか通るだろうと思い
諦めずに営業していたら通った。
チーフということだが、僕は大御所作家さんのようにうまくしゃべれないので
初回の会議で、ちゃんとみんなに共通認識を持ってもらおうと
全体構成のプロットを紙にして配った。
そこから会議の流れも悪くなくなり、だいぶいい感じ。
面白くて数字が取れて、今までになかったと業界人に言われるような番組にしたい。
■19:30 「中居正広のミになる図書館 分科会」
テレ朝に戻って分科会。
今日は、スタジオの構成とVTRの構成を揉む会議。
ディレクターさん4人とADさんと僕で1つずつネタの文言とVTRの展開を話していく。
この番組は、実動は僕1人だけなので、夜中でも朝方でも何時でも呼ばれて
スケジュールが空いていれば僕が制作に飛んでいくというスタンス。
番組の方向性が迷っていると呼ばれる回数が多く
うまくいっていると減る。というわかりやすい。そして台本もほとんど書かなくてよいので
一気に構成も数がこなせるし、アイデアも出しやすい空気なのでいつも爆笑しながらの打ち合わせ。
このチームの人たちはみんな同じ方向を向いていて、番組を面白くしようと思っている人ばかりなので
やっていて楽しい。
■21:30 ぶっちゃけ寺SP ロケ台本打ち合わせ
担当している番組がお昼にスペシャル番組として放送されるそうで
そのロケ部分の構成打ち合わせ。
前日に打ち合わせをして翌日にロケ台本あげてください。パターン。
会議室に入って台本を書かなければいけないことを知るので
詰まっている時は、超焦る。
街ブラ企画だったので、段取りと移動中のトーク構成だけを固めて
後は現場のディレクターさんに任せる形に。
翌日出しの台本なので早々と終わらせた。
帰ると、お風呂も入らずにバタンキュー。
そんな11月22日の僕でした。