夏休み明けすぐの8月下旬のことでした。
担任から「ホテルの部屋はどうしますか?」と突然聞かれました。
「どうする」というのは、コウキと別室にするのか同室にするのか、という意味でした。
いきなり部屋のことを聞かれ(←私が泊まるのが当然かのように)、一瞬、え?ってなりましたが、
「誰か大人(教員)が一緒なら良いとして、子どもたちだけで泊まるのは危険なので避けて欲しい」と伝えると「ではお母さんと同室で」ってことになりました。
その後、修学旅行に関する話は全く無く、9月半ばを迎えます。
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9月半ば、保護者対象の修学旅行説明会に参加しました。この日に初めて行程の詳細が発表されました。
例年は行き先は関西方面ですが、今年はCOVID-19の影響で西の方へ変更になったことだけは事前に通知されていました。
関西方面であれば私はコウキと新幹線で現地へ向かうつもりでいました(現地合流作戦)。
近場に変更になったことで、コウキはバスに乗車し、私は自家用車で付いていけば良いかも、当初はそう考えていたのでした。
ところが行程を聞き、その考えに大きな不安がよぎりました。
全く土地勘の無い場所。
主に高速道路を使用。
行程の中には周囲に病院の無い山間部が含まれること、など。
バスとはぐれてしまったら?(去年の野外活動の時に実際にはぐれてしまい心細い思いをしました)
高速道路で発作が起きたら?(SAを過ぎたばかりだったら停まれるところも無い)
知らない土地を運転するだけで多分いっぱいいっぱいなのに高速走行しながら電話応対までできる自信が無い。もう何度も経験しているけど私だって発作の時は焦ります。
バスと自家用車の別行動で、異変が起きてもすぐに様子を確認できない状況。もし山間部で発作が起きたら?
これには、今まで小学校で発作を起こした時の教職員の対応のまずさから助長されている不安もあります。
信頼関係崩壊(←限定記事にしています…読みたい方は申請をお願いします)
↑この時が今までで最もひどい対応だったんですが、それ以外の時もいつも「寝てるのかな?」と思って様子を見ていたとか「よく分からないから来て欲しい」って行ってみると眼球偏移して真っ青だったとか、「痙攣がもう5分続いているけどどうしましょう?」とか(←私に電話じゃなくて119して!)、そんなのばかりです。
※コウキは3年くらい前から無熱の重積発作が復活して現在に至るまで、9割以上の確率でミダゾラムが無いと発作を止めることができていません。
そこで担任に聞いてみました。
「私をバスに乗せてもらうことってできますか?」と。
本心はバスに乗りたいわけではないんです。
先生だってやりにくいだろうし、周りに他の子たちだっている。お互いに気を遣うことになってしまう。コウキは私がいることで甘えが出てしまうかもしれない。
ただコウキの身を守る方法を最優先に考えた時、そういう案も検討してみてもらえないだろうか、と考えたのでした。
そしてその翌日の夕方、校長から電話がかかってくるのです。
さっき(下校時の迎えの時に)会いましたよね?
そんな大事なことはできれば対面で話してもらえませんかね?
続きます。