私大文系男子、何を勉強しているんだか。

なんと1月末から春休み。

ヒマそうに腹筋したり、下手なキーボード弾いたり、

古着屋めぐりをしたりしております。





青春キラキラが有限であることを思い知っている母は

「運転免許、取るなら今!」とか「英会話やるなら

出してあげるから」とか「友だちいないの?!」とか

言ってしまうのですね、つい。






なんかあの子は欲がないというか、冷めてるというか

昔からイマイチ何考えてるかわからん。

口ぐせが「オレの親友はポケモンだけだ」ですもん。






ヒマな大学生は、ローソンの店長には重宝がられ、

早朝のバイトだけはお忙しそうです。

今朝も、6時からなのに相変わらず4時から目覚まし

かけて、知らない間にいなくなっていました。

いまだに遅刻はしていないご様子。


昨晩「ローソンに就職しろ。」と夫がからかったら、

真面目な顔で、それは違うと。

「忙しくなったらすぐやめる。」


……やっぱりよくわからん。







まあ大体、にじくんにしてもひかりちゃんにしても、

子どものことなんていつだってわからない。

考えてみたら、それこそ出会ったときからずーっと、

わかったためしがなかったわ。






でも、それでいいのだと、最近やっと、なんとなく、

納得してきました。

ひかりちゃんの主治医のスマイル先生の著作を、

去年の秋からもう10冊近く読んできて、こんなに

すごい経歴の精神科医でも、結局ヒトの心なんてわか

らないのだと知ったから。

わからない。と言い切るスマイル先生が、ますます

好きになったし、この先生にひかりちゃんを委ねてみ

よう、と思えたのです。







支援級の担任が、ひかりちゃんのほんの一部分を見て

「ADHDです。すぐに投薬を。」と断言したことは、

やっぱり浅はかで教師としては失格だった。

でも世の中、生半可な知識で子どもを分類、分析する

人の多いこと多いこと。特性、特性。

恥ずかしくないのかな……








ひかりちゃんは今日も元気に登校していきました。

あの時、思い切って学校教育に見切りをつけて、本当

に良かった。

来年度、どうなるかわからないけど、とりあえず

スマイル先生に頼りながら、あの子がのびのびと笑顔

でいられる環境を模索しようと思います。

知ったかぶりにならず、わからないときはわからない

でいこう。








今、マスクの中がいい匂い。



ひかりちゃんが校門のところで、ロウバイのつぼみを

ひとつ、入れてくれたの。

「こうやると春の気もちになるよ!」って。





ちょっとくすぐったいけどね。


もう春ですね。