なんというおドジなチコでしょう!💦💦

本当にこれで音楽評論、やっていけるのかな💦💦

 

きょうは午後時間が空いたので、渋谷のタワーレコードに行って、

なにか素敵なクラシックのCDはないかな・・と探しに行ったのです。

 

すると、「渋谷店のランクインCD」の第10位に、

このメシアンを録音したパーヴォのCDがランクインされていたので、

やれ嬉しや・・と思って、店員さんのPR文句を見てみると・・・

 

「これは今年12月のN響定期Aプログラムで演奏されました」

 

えっ?!私がこのブログで「ちょっとメシアン、苦手ですぅ~😢」と書いた、

あの曲が入ってるということ?!

「忘れられたささげもの」が入っていたのです!!!

 

まずい!!!マジでヤバイ、と言いたくなる状況です。

パーヴォ、私のブログを読んで、怒ってるかなぁ・・💦

 

そのとき、パーヴォの心の声がクスクスと笑っているのが聞えました!

 

「いいんだよ、チコ(^_-)-☆ チコの率直な意見だし、的確な感想だもの、怒るわけがないよ」

 

わたし 「でも、それならそうと、一言言ってくれればよかったのに~💦」

 

パーヴォ 「でも、そういうと、チコは気を使ってしまって、本当に思ってる感想がいえなくなるでしょ?だから、あえて何も言わなかったんだよ。鈴木さんにも気を使って書いてたでしょ。」

 

わたし 「どうしよ・・・『音楽評論、がんばります!』って言っておいて、さっそくおドジぶりを発揮するなんて、我ながらガッカリだわ😢」

 

パーヴォ 「いいのいいの。チコの率直な意見で、僕たち長年クラシックをやってきてる人間は気づくわけだよ。『ああ、メシアンって、やっぱりちょっとマニア向けの作曲家なのかな』って。

そういう、率直な意見や感想を聞いて、我々クラシック仲間は『よし、ではこの作曲家がどうやったらもっとベートーヴェンやモーツァルトのように普遍化していくか』と考えるわけだよ。」

 

わたし 「ごめんね、本当にごめんなさい・・!」

 

パーヴォ 「謝ることはないんだよ。それからね、無理に下調べもしなくていいんだよ。チコの、直観に似た鋭い感性で、最初の体験をしてほしいんだ。その空間を切り裂くような、でも愛情あふれる批評を、僕らは聴きたいし、それが今月の3人の指揮者によるプログラㇺでの、君の感想だったわけ。」

 

わたし 「ありがとう、パーヴォ。鈴木優人さんもごめんなさい。勉強不足でした!」

 

パーヴォ 「だってまだ日本語版だって最近でたばかりだし、気が付かないのは無理ないよ。

でも、自分がこの演奏に納得できない、あるいは難しくてよくわからない、といった感想をもったときに、初めて調べてみるといいの。作曲家の人生や、経てきた道のり、交際関係、手紙、楽譜、・・・それらを調べてみて、あらためてわかる曲のすばらしさというのが、僕らが求めている批評なんだよね」

 

わたし 「ブログは無理に翌日アップでなくてもいいのかな?ちょっと時間がかかりそうだけど」

 

パーヴォ 「もちろん、ブログは速報性があるから、君が『この曲と演奏はすばらしいぞ!』と思ったら、早急にアップすることが大事だと思う。でも、『なんか、この曲、変。気持ち悪い』と思ったときに、ではなぜそういう曲を作曲家は作ったんだろう、とアプローチをしてみると、作曲家の人生や人生観が見えてくるんだよね。クラシック音楽も人間がつくったものだから、何から何まで完璧だ、というものはない。ミスだってあるんだよ。でも、そこを凌駕して、名作に仕上げていくのが、われわれオケのメンバーの役割なんだ。そこをわかっておけば、いい批評をどんどん書けるようになる思う。」

 

そしてパーヴォの心の声は、「頑張れ、チコ!」と抱きしめてくれ、ちゅっとお口にキスをしてくれました💛 私はうれしいやら恥ずかしいやら、申し訳ないやら・・・。

 

クラシックの奥深さを、まさに思い知る一日になりました。

「わからないことがあれば、僕がこたえてあげるからね。頑張って!(^O^)/」

と、優しくリードしてくれるパーヴォに、思わずうれし涙にくれるチコでした・・・・。