見方、見え方 | 障害児の母になりました

障害児の母になりました

育てにくかった息子。ついに診断名がつき、障害児になった。そして、私は障害児の母になった。

ドロドロした気持ちを吐き出すブログ。

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息子という一人の人間は、障害名が付く前も、ついた後も、変わらない。

 

 

でも、明らかに物事の、見方、見え方が違っていることに気づく。

 

 

 

 

 

 

 

車を並べて「じゅうたいしてる~」って遊んだのも、

 

くるくるまわって、おもしろいねって言ったのも、

 

つま先立ちでちょっとだけ歩いたのも、

 

 

障害じゃなければ、楽しい思い出。

 

障害なら、「特性が出てますね。」

 

 

 

 

 

言葉の真似が上手になったときも、

 

障害じゃなければ、上手上手!

 

障害なら、オウム返し。

 

 

 

 

ちょっと集中できることが見つかったときも、

 

障害じゃなければ集中、

 

障害なら過集中。

 

 

 

 

色々なものに興味が移るときも、

 

障害じゃなければ好奇心旺盛、

 

障害なら落ち着きがない。

 

 

 

 

注射で泣かなかったことも、

 

障害じゃなければ、強い!偉い!

 

障害なら感覚鈍麻。

 

 

 

 

活発に体を動かすことも、

 

障害じゃなければ、かっこいい!

 

障害なら、感覚刺激を好む。

 

 

 

 

 

 

息子は何も変わっていないのに。

 

息子は息子なのに。

 

 

 

 

障害名なんて、大した問題じゃないと言われるけれど、

 

 

障害名は物事の見方、見え方を変える。

 

 

それは確か。

 

 

 

 

障害名がついてしまった今、

 

 

障害名を意識せずに、

 

 

息子を一人の人間として見てくれる人は

 

 

いったいどのくらいいるのだろう?