こんにちは。Bibakoです。
私と娘は、ナポリにやってきて2日目、私が長年行ってみたかった『カプリ島』にやってきた。
カプリ島は、ナポリ湾に浮かぶイタリアの島のひとつであり、イタリア🇮🇹は、大小の島がたくさんある。その数は定かではないが、調べてみると70以上の島があるらしい。
カプリ島は、ナポリ湾の沖合30Kmほどに位置する、東京の千代田区ほどの大きさの島であるらしい。
私達は、ナポリ港から小さなフェリーのような船で1時間程行ってカプリ島を目指した。
カプリ島は、高い丘のような山から成っていて、平地は少ないように思える。
島の中には、アナカプリという名前の場所とカプリという名前の場所があるのか?二つに分かれていた。私達は、カプリという場所の船着場についた。
そこから、船を乗り換えて、いよいよ私が今回の旅行で、もっとも訪れてみたかった場所、『青の洞窟』に向かった。
青の洞窟は、その入り口がとても低くて狭い。少しでも波が高いと入れない。また、カプリ島周辺は潮の流れが速いのか?穏やかな天気の日でも、波は荒い方だと思う。
モーターボートのような小型の船で、洞窟の入り口まで行き、そこで、手漕ぎの船に4人ずつ乗り込む。
青の洞窟は、洞窟の中には太陽の光が入らない。地上からみて、海の色が青っぽい水深が比較的深い所に、洞窟の入り口からの太陽の光が屈折して、太陽の光の中の青色がそのまま海の色と混ざって、自然な色で綺麗な水色の海の水が浮かび上がる。
まるで、海の中からライトアップした感じで、マリンブルーとでもいうべきか?綺麗な青の絵の具を出した時のように見える。
これは人工的に作り出した色と現象のような感じで、でも、事実として、本物の自然の力で浮かび上がる。
私は、若い頃に写真でこれを見た事があり、一生に一度は行きたいと思う場所の1つであった。
今回、娘と旅行を決めたときも、イタリアのカプリ島🇮🇹を一番に挙げた。
でも、初めて行くイタリアなので、ローマは外さない方がいいと考えたので、まずは、ローマに行くことにしたのだが、私のメインはこちらであった。
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カプリ島への行き方は、ますはナポリの港に行き、カプリ島行きの船に乗るのであるが、私達は、ポンペイの時と同じく、ツアーに入る事にした。ポンペイもカプリ島の青の洞窟も、日本のツアーに参加した。
こちらは、めちゃくちゃ信用できる。
ちゃんとガイドさんは、お客さんが来る前に集合場所で待っていてくれる。
また、そこに行くと、それらしき人に声をかけてくれたり、周囲に日本人だとわかる人を目印に行けば、間違いなくツアーに参加できる。
私達は、ローマから来る日本人のツアーの方々を待って、一緒に船に乗り込んだ。
ナポリの港は、大きなクルーズ客船も停泊しているし、コンテナー船もたくさん着く港である。
ナポリ湾に近いところでは、なんとなく、雰囲気が神戸港にも似ているが、日本は、その点でも、観光客のためや港を利用なさる方々のために、わかりやすく、また、綺麗に清掃もされている。
でも、ナポリの港は、やっぱりイタリア🇮🇹なのだ!イタリア人のやる事は、シンガポールのマレー人によく似た感じでいい加減なのである。
だから、私達は、日本のツアーを選んだ。知らない所から知らない所へ行くのに、信用できそうにないツアーに参加するのは怖すぎる…
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私達は、ナポリ湾から小型のフェリー船に乗り込んだ。そこから、カプリ島までは、約1時間ほどで到着した。
カプリ島の港に着くと、今度は、青の洞窟の入り口まで行く、大型のモーターボードのような船に乗り込んだ。全員で、25名ほどの日本人ばかりの方々と一緒に、船で洞窟の入り口まで向かった。
青の洞窟の中に入るツアーは、イタリアの地元のツアー会社からも、たくさんの人たちが参加しており、日本の大手の旅行会社のツアーもたくさんあった。
それぞれのツアー会社がチャーターしているボードに乗り込んんだら、そこから、青の洞窟の入り口まで、15-20分ほどでついた。
さて…
青の洞窟の入り口には、大型のモーターボードが所狭しと停泊している。
…というのは、どこのモーターボードも、自分の船のお客様の順番が回ってくるのを、何もしないで、ただただ、ボーとして待つだけなのだ。
しかも、波が高いと洞窟の入り口は塞がってしまうので入る事が出来ない。
ツアーガイドさんの話では、5月のツアーでここにきた方々は、みなさん、青の洞窟には入れなかったようだ。
また、その日の海の状況により、入り口までの船も運行されない時もあるらしく、青の洞窟に入る待ち時間が、2時間以内ならかなりラッキーであり、また、ナポリから到着した船で、すぐに、青の洞窟への船に乗り込んで出発できるツアーも、かなり、ラッキーだそうだ。
まずは、当日の海の様子で決まるので、夏場限定のツアーであり、また、洞窟の中に入れる確率は、平均30-35%と、結構運試し的なツアーである。
そこは、Bibako!日頃の行いが良い?ので、かなりラッキー🤞で、いろいろな事がスムーズであった。
大型のモーターボードに乗り込んで、約2時間弱待つと、私達の船の順番が回ってきた。
ここから、Bibakoのネガティブな性格が邪魔をする。
青の洞窟の中へは、手漕ぎの船でしか行けない。また、手漕ぎの船は、船頭さんと合わせて4人が満員である。
大型のモーターボードから直接、手漕ぎの船に乗り込まなければならない。
しかも、カプリ島の周りは潮の流れも早く、常に、波は高い方であるらしい。ただ、この日も、地元の人たちにとっては穏やかな方だというが、私達にとっては、かなり波は高い方であり、もし、日本の海水浴でこんな感じの波が立っている時は、たぶん、みんな、海岸の近くしか泳がないだろうという感じで、チャップンという感じの波ではなく、ザァブーンに近い波がゆったりと立っていた。
だから、ふと、自分だけ手漕ぎの船に乗り込むとき、滑って海に落ちてしまう想像をしてしまうのである。
ただ、こう見えても、私は泳ぎには自信があり、かなり泳げるほうである。たとえ、この船の下の水深か40mと聞いても、あまり、気にならない。それくらい、泳ぎには自信がある。だから、船が転覆しても、自分は泳げるという安心感はある。
心配なのは、持ち物で、海の中にカバンやスマホ、パスポートもカバンに入っていたので、こっちを落としてしまう事が心配であった。でも、ガイドさんから、持ち物は全て、モーターボードのの中において行ってもらって大丈夫だとのこと。それでとても安心した。
私は、結果的には、いつも大きなダメージにはならないのだが、1人だけ、何かにつけて失敗してしまう事になる事も、私はよくある。
慎重すぎて、石橋を叩きすぎて叩き割ってしまうというのが私の悪い所でもあるのだ。
怖がりと慎重さが裏目に出て、誰も失敗しないようなところで、失敗してしまうのが私なのだ!
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青の洞窟の入り口に停泊している、私達の大型のモーターボードは、地元の方々には、慣れた揺れなのかもしれないが結構揺れていた。
そんな波の中停泊していたので、ご気分が優れない方も中にはいらした。でも、私達は、その点は平気であり、船酔いも車酔いもしないタイプなので、待っている間は、なんとなく、気持ちいいという感じで、2時間弱の時間もあっという間に感じた。
娘などは、日焼けしたいといい、ボードのヘリにわざわざ、日が照っている部分で、日焼けしながら、自撮りの写真までスマホでバチバチ撮っていた。私は、そんな時でも、娘が何かの拍子に海に落ちてしまわないか?スマホを海に落とさないか?と、あれこれ、娘に注意しては、娘から嫌われていた。
さて、いよいよ、私達親子が手漕ぎの船に乗り込む順番が回ってきて、モーターボードのヘリから、船頭さんの助けてを得て乗り移った。
よかった…『案ずるより…』という感じで、私も娘も無事に乗り込んだ。
今度の私の心配は、この波なので手漕ぎの船が転覆しないか?という事であった。また、青の洞窟の入り口は、かなり狭く低いので、自分だけ挟まってしまうのではないか?と、そんな事も考えていた。また、娘にそんな話をすると、そんな心配なら来なくていいのに…と、また、叱られてしまった。
でも、私は本当は口に出すと安心するだけなので、怖がりというより、喋りたがりなのであるだけだ!不安に思う事や疑問に思う事を、心にとどめる事が出来ない性格なのだ。
娘や親しい友人は、こんな私の厄介な性格を、理解してしてくれているので、うるさがられながらも、大抵の場合は許してもらっている。
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青の洞窟の入り口までやってくると、もともと、ガイドさんからは、寝るような姿勢で、船の中にペタンコ状態で、手足は絶対に船の外に出さずに、入ってくださいと、注意されていたので、教えてもらった通りの姿勢をとり、洞窟の中に滑り込んだ。
なんとなく、ディズニーランドか?ユニバのアトラクションのような感じで、狭い入り口から、手漕ぎの船が滑り込むと、洞窟の中は広く、目の前に飛び込んできたのは、本当に、想像を絶するような綺麗な青い海の色であった。
実際の海の色の方がもっと透き通る水色だった。写真では再現できない。奥に見えるのが、洞窟の入り口で、そこから入る光で、自然の中の透き通る水色が現れるのである。
まるで、海の中から水色のライトを当てているような感じで、自然の色だと考えると、この世の中に、こんな綺麗な水色が自然に出るのか?と、びっくりしたのと、なんとも言えない快感を覚えた。
今度は上に目をやると、天井までの高さも結構あるような感じに思えた。洞窟の中は意外と広く、他の手漕ぎの船の外国人の方が泳いでいた。
私も、泳ぎたかったが、あいにく水着は着ていなかった。でも、本当に一生に一度とは言え、ここまで来た甲斐があったという感じであった。
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娘も、カプリ島の青の洞窟の話を私から聞いていたので、楽しみにしていたようで、綺麗な色の海を見て、本当に、海の中からライトアップしてないのか?と、半信半疑であったようだった。
洞窟の中での時間は、たぶん、10分間くらいだと思う。洞窟の中の方まで行きすぎると、真っ暗なので海の色は見えない。
洞窟の入り口から太陽の光が当たる範囲、たぶん、直径20-30mくらいの範囲がこの幻想的な水色の海が見える範囲なんだと思う。
2時間近く待って、たった10分ほどの時間を費やすために、高い旅費を払ってここまで来たと考えると、たぶん、夫に正直に話すと叱られるかも?しれない。家計の無駄遣いだと。
でも、夫は結婚以来、自分の趣味にかけて来たお金は、私の今回の旅行費用の何倍ものお金になる。だから、私はこれくらいは許されると考えている。しかも、自分がパートのお金を貯めて、また、年金的なお金も足して娘との旅行の費用を、私が全て出している。
娘は、働いたばかりなので、一応、私を気遣って、もう少し、給料が安定したら、この旅行費用も、大学の費用も返すからねと、言ってくれている。本当にならなくても、その気持ちだけでも嬉しく思っている。
シンガポール人の子供達は、日本人の子供達とは、全然違う。セカンダリーを卒業したら、精神的にも金銭的にも親から自立してくれる。
親も、日本人の親ほど子供にお金をかけるのはセカンダリーまでだという人も多くいる。
だから、うちの子供でも、大学の費用や結婚の費用は自力で捻出し、それが無理な場合は、親に立替えてもらうという意識で、自分が働いてからは、親に返金する子供の方が多いのである。
だから、私は、子供達がシンガポール人でよかったと思っているし、日本人の親や子供の関係性よりも、シンガポール人の親子の関係性の方が、ずっと私にとってはよかった。
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今回、私は、長年の夢であった『青の洞窟』の中に入る事ができて、あの綺麗な自然の水色を目にする事ができた。もう、何も、思い残す事はないくらいに感激した。
さて…娘はというと。
マミ、確かにカプリ島に行けた事も、青の洞窟も感激したけどさ、よく考えたら、たった10分のために、使った時間の長い事…
あー、ほんまに Wested time!!!
と、夢の無い事を言っていた。まあ、ここまで、来れたのも、娘がいたからだから、そこは、今回は大目に見ることにした。