こんにちは。Bibakoです。

日本の中で、中学受験を我が子にさせる親、都会では珍しい事ではない。特に、関東圏は、公立より私立という風潮が、私が子供の頃からあったのを知っている。

つまり、半世紀以上も前から、関東では中学受験はそんなに珍しくないのだ。

私は大阪出身なので、関西圏内では、公立より私立という風潮はないとはいえ、関東ほどではないが、中学受験をする子供達は、私が小学生の頃からあったし、同級生にもいた。実は、私も中学受験を親を勧められた子供であった。

親が中学受験を勧めたのは、私が小5の時であった。親のサポートもあり、塾でそれなりに勉強をしていたが、途中で、私が受験が嫌になり親に話しをしたところ、親は私の話を聞いてくれた。

うちは、姉が中学受験をしたが失敗した(補欠合格で、定員割れがなかったので入学できなかった)ので、親は、私にまた同じ事をしようと考えたのだと思う。私は姉より成績が良かった。親も学校の先生も、私の合格は確信していた。

でも、その時、私が実際に思った事は、受験したくなかった。それは、勉強が嫌いだったわけではないし、塾のテストも成績は悪くなかったが私はもともと、ネガティブな性格だったので、性格が災いした。

私は、常に、悪い事を先にイメージするくせがあった。だから、心のどこかで、いつも、姉のように失敗したくないと考えていた。

私は、塾のテストの成績をみても、自分に自信がもてなかった。他には、自分が勉強に向いている性格だと言う自覚もなかった。だから、受験に対して、成功よりも失敗するイメージが先に出くるのだ!高校受験のときや大学受験のときは、ネガティブな性格は変わらないが、やらなきゃいけない意識が強く、なんとか、失敗無しに乗り越えた。

小学校の頃の私は、まだ、受験には向かない性格だったのだと思う。幸い、当時、うちの親は私の話を聞き入れて、私は、中学受験はしなくても良い事になったのだ。


こんな話はさておき『教育虐待』


これは、親が自分の子供を中学受験を勧めて、勉強のサポート、塾や家庭教師をつけて受験勉強をさせるが、子供がそれを受け入れられなくなり、精神的な疾患になる事を言うらしい。

これは、親が我が子の学力や実力を過信しすぎて、我が子の勉強が思うように捗らない事に怒りを感じて、子供に過度なプレッシャーをかけ過ぎる事で、子供が精神的な負担を感じて、子供がキレてしまう。

酷いケースは、不登校児になったり、鬱的な病気になってしまう子供がいるらしい。これは、親の良かれの中学受験が、親の本末転倒的な結果だと思う。


このような状況を、親による『教育虐待』というらしい。


私さ、自分も中学受験を親に勧められたけど、途中で自分でやめたいと親に話しをした。そして、親も私の話を聞いてくれた。だから、なんの問題もなかった。

何故、今の子供達は、親からの話でも親と向き合う事をしないのだろう。また、親も、子供と向き合わなくていいところで向き合うくせに、肝心なところでは、子供と向き合う事をしないのだろう。


だから、子供が潰れてしまうのだ!


親は、過度なプレッシャーを子供にかける事は良くない。また、中学受験させたいなら、今の子供達には、小学校1年から、勉強のくせをつけるようにしなければならない。


思いつき的に、我が子が高学年になってから、いきなり、受験勉強のために勉強しろと、子供に伝えても、子供ははじめは親の言う事を聞くが、実際に勉強がスタートすると、勉強ぐせがついていない子供にとっては、遊び時間が減り、勉強の時間がふえて、塾の勉強と学校の勉強の二本立ての生活に慣れないので、途中で当然嫌になる。

これは完全に、親のプランミスである。自然に我が子を『勉強モード』にならせるためには、親の綿密なプランが必要なのだ!



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親が、もし自分の子供に中学受験させたいなら、現在の子供達には、小学校1年から、少しずつ、勉強ぐせをつけておかないといけない。それは、今の子供が打たれ弱いからだ。

大抵の親は、そこを間違えて、子供が高学年まで、好きにさせている事が、そんな子供達にとっては、受験勉強を強いられることは、子供の精神的な致命傷になる事が多くある。


お父さんやお母さんでも、自分が中学受験を経験した事があるなら、中学受験を親に告げられた時期に、すでに、普通に勉強くせがついていると、あまり、勉強に対してのストレスはなかったはずである。

私もそうだ。私は、自然な形で、小5では、すでに勉強くせはついていた。だから、受験勉強は苦にならなかった。

私が中学受験をやめた理由は、勉強が苦になってやめたのではない。自分のプライドが高かっただけだ!失敗する事をイメージすると、それが耐えられなかった。それに、親や先生に大丈夫と言われても、もし、万が一、当日お腹が痛くなったら…とか、考えなくてもいい事を考えて、受験する事が怖くなったからだ。



現在の小学生を持つ親御さん達のなかで、中学受験は、自分にとっては、結果の問題でなく、あまりいい思い出ではないと答える親は、自分の子供には、中学受験は絶対させたくないと言う方もいる。

反対に、嫌だと思っていた中学受験も、自分にも乗り越えられたから、我が子もできるはずだと、高学年になって、いきなり塾通いを子供に強いる親もいる。このパターンは、結構多い。

でも、ひと昔前の子供、つまり、今の小学生を持つ親達は、自分が中学受験のときは、今の子供よりも、少しは打たれ強いところもあったのだと思う。

自分は、中学受験の当時、無理矢理自分を奮い立たせたという方も多いかもしれない。
そして、自分は、親に言われるまま受験勉強をしていたが、受験勉強が、苦にはならなかったと言う人もいると思う。


日本は、国自体が、小学校の間は勉強はそんなに頑張らなくても、スポーツも芸術も、友達との遊びも…と、『知、徳、体』のバランスを考えた教育が『日本の教育』であるため、親もそれに倣い、お子さんが低学年の間は、我が子の勉強に焦点があたっていない親も多い。

そして、結果的には、低学年の間は、子供の好きな事ばかりさせていて、塾などの勉強的な習い事は、お子さんにはさせていない。そんな中で、いきなり、我が子が高学年になると、受験勉強を子供に強いる。


はっきり言って、そこが間違いだ!


もし、本当に、親が中学受験を考えているなら、今は、もう、子供が低学年のうちからの受験準備が必要なのだ。

それは、最近の子供は打たれ弱いからだ。勉強は、子供にとっては試練なのである。

それが、ひと昔前の子供なら、高学年でいきなり親から、受験勉強を言われても、乗り越えられた。でも、今は、子供は心が弱く、辛い事からすぐ逃げたがる。

子供からすると、自分が低学年のときは、親も、自分が嫌だといえば聞いてくれたのに、受験勉強となると、親は自分が嫌だと言っても、自分の話は聞いてくれない。こんな状況だから、子供にとっては、『親が豹変した!』と捉えて、余計にストレスを溜めて、その発散の仕方がわからなくなるのだ!


でも、これも、親の躾や指導のしかたの問題である事、気がついて欲しい。

子供の問題は、全て、親の責任であり、親のもともとの子育ての仕方が悪いのである。子供のせいではない!



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シンガポールは、早期教育であり、学校は受験有りきの体制である。中学受験は、全国民の必須であり、そのあと、進学に関わることは受験。進級に関わることは、テスト有りきの競争社会である。

そんな中で、シンガポール人の子供達は、幼稚園から、受験準備が始まっているのだ。
だから、こんな、過酷とも言える受験戦争に打ち勝つことが、自然に身につくのである。

もちろん、受験戦争に打ち勝てるのは、シンガポール人全てではない。でも、受験戦争に負けると、自分の人生は、貧乏で終わってしまうくらいの学歴社会なのである。

また、シンガポールは、日本とは違い、猫も杓子も大学入学できるわけではなく、大学に入学したければ、セカンダリー卒業(日本風に言うなら高校卒業)時点で、個人の偏差値60ないと、大学には行けないのである。だから、シンガポール人の大卒者は、国民の35-40%しかいないのだ。

だから、シンガポールでは、親は如何に我が子を、早く勉強モードにさせられるか?が、我が子が、中学受験や学校の受験戦争、競争社会に打ち勝つための鍵になるのだ!それは、シンガポールでは、子供に明るい未来を保証するものなのだ。


日本人の親も日本人の子供も、今は、甘ちゃんなので、親は親で、自分の頭だけが先行して、我が子の性格を読み切れていない。だから、間違った導きをして、結果的に、我が子からは『教育虐待』を受けたと言われる結果になる。

子供は子供で、親が幼児の頃から手助けして、自分が嫌だといえば、親は許してくれた。または、もともと、放任主義的に親は、子供のする事にはあまり制限しないで好きにさせてくれたのに、高学年になって、急に、受験勉強を強いられて、断っても、親は言う事を聞くどころか、自分(子供)を叱ったり、責めたりする。それでは、子供にとっては、『親が受験で豹変した!』としか思えないのだ!


シンガポールの親子を見て!本当に、シンガポール人の中でも、子供の将来を真剣に考えている親は、子供の勉強の準備として、幼稚園から、机に向かうくせをつけている。それは、シンガポールの幼稚園や保育園でも行われている。

勉強のベースは、根気と集中力を養うことから始まる。つまり、机に向かうくせをつけて、何時間、同じ作業ができるか?が基本だ。それから、本を読むくせをつけさせる事や勉強でなくても、座って同じ場所で作業をさせる事。これが、小さな子供にとっての受験準備になるのだ。

もし、我が子に中学受験をさせたければ、日本人の親も、シンガポール人の親を見習って、受験準備を早めにスタートさせる事が大切だと私は思う。

我が子に、自分の親から『教育虐待』を受けたと言われない、教育ママ、または、教育パパになる事は、親にとっては、大切な事でもあると思う。

教育ママ、教育パパは、絶対に悪くない。子供の将来を考えたとき、子供の身を助けてくれるのは、学問である。

スポーツや芸術、芸事に長けていても、それが、仕事に結びつき、職業として成り立つ子供など、極一部でしかないのだ。その時のセーフティネットとして、学をつけてあげる事は、親として大切な役割だと私は思う。

誰が言ったか知らないけど、子供は小さなうちは勉強しなくていいとか、勉強だけ全ててはないとか、何か勉強のほかに長けている事があれば、ほかの勉強はしなくていいとか…間違っている!

子供は、勉強する事が仕事であり、スポーツや芸術、芸事も、勉強有りきでさせなければ、子供の将来を潰す結果になる。それを、間違わないように、勉強こそ、我が子のセーフティネットだと考えている親が、私は正しい導きをしている親だと思う。


Children need to and must study hard. That will be help the future of children.🇸🇬🇯🇵🇸🇬🇯🇵 子供は、一生懸命に勉強しなければなりません。それをすると、子供の将来の助けになります。