大葉が魚に合うのは以前書いたとおりだが、やはりというべきか、流石は香草、鶏肉にも合うのう。
共に煮ると互いのくどさが中和されて新たな味となる。
うまかったなあ。
匂いも僅かにフライドチキンのようになる。
部屋が大葉と鶏もものいい匂いになったぞ。
大葉はスパイスということだ。
ただどうしても和風に偏るので、他の香草も試してみたいのう。
しかしてめえの顔を見ると老けたな。
明らかにぼろぼろになってきている。
体調も壊れやすくなってきたしな。
そこで、昔から漠然と思っていることがある。
今後人間の向かうところは不老不死、儂も生きている内にそんなところに行き着くんではないかとうっすら思っている。
それが叶わず死すとも魂は永劫不滅、そんな気がしてならない。
いやそんなことは有り得ない、死ねば終わりだとする考えも、それはそれでよいと思っている。
ただ、そう考える個体はその時点で終わってしまうのだろうとも考える。
ちなみに儂は転生はしたくないのう。
これらは宗教的なものの捉え方なのだろうか。
いや、こんな子どもの考えたような単なる理想とする到達点の話、宗教の如何を語る段階にすら到達していないだろう。
そもそも宗教のなんたるかを知らん儂としてはむしろファンタジーに寄った思考だと自認している。
創作物でよくある不死の探求、魂・精神を永劫のものとする修行、宇宙の流れとの一体化を目指す展開など。
そういうレベルの話だ。
だがまじに思っている。