皆さま、おばんです!

 

昨年3月11日、

野蒜駅を石巻駅に向けて発車した直後に被災した、仙石線のM16編成。歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-b05131歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-b05134

地震の直後、車掌さんが車両から300メートル南側の

野蒜小学校に乗客を誘導しようとしたところ、

地理に詳しい乗客が、

高台にある車両から出ずに留まった方がいいと助言、

その結果、乗客50人すべてが津波に飲まれることなく救助された…

そんな救出劇の舞台にもなった仙石線のM16編成です。

 

震災から9か月近くも野蒜駅の北側に留置されたままでおりましたが、

陸送されて、

仙台車両センター・宮城野出張所に戻ったというニュースを聞いたのは、

先月半ばのことでした。

「運命の2時46分発 駅で交差した「生と死」 JR仙石線野蒜駅」その後の仙石線電車。

 

その後は検修庫内で整備され、復活の日を待ちわびておりましたけど、

正月明けの今日、庫外で通電作業をするM16編成を見ることができました。歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c01040

夕陽を浴びながら通電作業に勤しむM16編成。

 

歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c01041

あの日と同じように、2丁パンタを挙げておりました。

 

歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c01042歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c01043

今回の整備では、

昨10月から仙石線内で本格的にATACSの運用が始まったために、

新たにATACSの保安信号表記である「C」が書き加えられました。

窓ガラスに貼られた「がんばろう東北」のステッカーは取り払われたようで、

それ以外は、以前の姿のままとなっているようです。

 

多くの人命を救ったM16編成。

この編成に、こんなエピソードがあったことを、

車内のどこかに残してもらいたいと思うのですが…

無理っすかね?!

 

仙石線


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