フロントフォークスプリングの交換。
ボンネビルの純正の足回りは欧米の体格の大きなライダーが乗ることを前提に設計されているためか、日本人にとっては硬くて乗り心地が悪いという評判ですよね。
当初から今までは、乗り心地が良いと評判のノースウイングJCさんのWPのフォークスプリングを使用しておりました。
確かにこのスプリングはプログレッシブ(不等ピッチ)のスプリングで、純正に比べると初期の沈み込みが柔らかく、沈めば沈むほど徐々に粘り、オールラウンドの状態では良く出来てると思います。
一般のボンネビルライダー向けとしては一番のおすすめスプリングだと思います。
残念ながら現在は販売されてないようですが…。
自分も当初は純正に比べれば格段の乗り心地で特に不満もありませんでした。
ですが、おそらくこのスプリングはボンネビルのノーマル状態で、しかもタンデム、ロングツーリングなどの積載も考慮した重量で設計されているはずで、自分の体重(60kg前後)タンデムはしない、積載もしない、しかも数々の軽量化により車重がノーマルよりも格段に軽くなっている状態ではこれでも硬く感じてしまうようになってしまいました。
あらゆる社外メーカーのボンネビル用スプリングを調べましたが、自分の狙っている柔らかいレートのスプリングは見当たりません。
社外メーカーのスプリング(ほとんど海外製ですが)は純正より硬くする方向のレートのスプリングしかラインナップにないのです。
そこで、同じ41Φのフォークでボンネビルより柔らかいレートのスプリングを純正で装着しているバイクはないかと、暇を見てはネットで調べ倒し、やっとスズキのSV650のスプリングがボンネビルより若干柔らかく使えそうだということにたどり着きました。
で、某オークションで良いタイミングで中古のスプリングを超格安でGET。
そもそもボンネビルの純正スプリングのスプリングレートがいくつなのか?ということを調べるのも時間がかかりました。
某トライアンフディーラーにも聞きましたが「公表されてないので不明」との回答でしたので。
確証はありませんが、海外のサイトでボンネビルの純正スプリングレートは0.75
だということです。
対してSV650は0.7。
このSV650用スプリングも、いつかのついでに、ってことでガレージの隅に仕舞い込んであった次第です。
この機会にやっと交換。
イニシャルアジャスターはWPのキットにも付いておりましたが、
ついでのついでにイニシャルアジャスターもスズキ純正を購入し流用、確かバンディッド400V用だったと思いますが、同じカヤバ製41Φなのでドンピシャで装着出来ます。
しかも新品で買っても格安です。
スプリングの長さがボンネビル用(330mm)よりSV650用(420mm)と長めなのもストロークが増して乗り心地の改善にも繋がります。
ボンネビルのスプリングのカラーは(190mm)なのでスプリング+カラーの長さを合わせるため、市販の対衝撃水道管(HIVP)25というサイズを使用し、切って長さを合わせてカラーを作りました。
フォークオイルは、以前はヤマハのG10を使用しておりましたが、とりあえず柔らかめから試そうと思い今回はG5で。
まだ本格的に試乗してはおりませんが、近所をぐるっと乗った感じては狙った乗り心地になったと思います。

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左から
WP製、ボンネビル純正スプリング+カラー、すでに交換してしまったのでSV650スプリングは写っておりませんが自作塩ビ管カラーの試作品。

イメージ 2

スズキ純正フォークイニシャルアジャスター装着