『氷艶hyoen2019 -月光かりの如くー』
楽前(日曜日昼)公演で、「本公演を放送用に撮影します」というアナウンスがあったのですが、できれば楽(日曜夜)公演を放送してほしいです。どの公演も素晴らしかったのですが、やはり楽は特別、慟哭の舞に魂を持っていかれました。誰一人幸せにできなかった、自分の存在自体が多くの悲劇を生んでしまった…光源氏の孤独が、押し寄せてくるようで。
それと「貴様ー!」と「紫の上!」の叫びが心に突き刺さる絶叫でした(どの場面かは見た人にしかわからないけど)。
殺陣のシーンも楽が一番。ものすごいスピードですれ違うから、見ていて怖いくらいでした。お互いの技術に信頼がないととてもできない、至近距離での交差(しかも、あの重くて空気抵抗の大きい衣裳で)。源氏と朱雀のミラーのバタフライ最高!
ちなみに、
頭中将「出せと言ったら出せ!」
長道 「いいから少しは落ち着け。」
のところは、とても緊迫した場面なのに、毎回、観客の多くが「あ、合宿の本読みシーンで見たやつだ…」みたいにクスッと笑ってしまうのでした。ネタバレの影響は、こんなところにも。
見所をあげていくときりがないので、それはまた、後日。
スタンド、アリーナ、スーアリと、いろいろなエリアから見ましたが、プロジェクションマッピングの美しさや全体像が把握できるスタンド、表情など細かいところまで見られるスーアリ、その中間のアリーナ(ただしアリーナ前方は傾斜が緩いので、むしろ後方の方が見やすい)。基本ショートサイドが正面なので、方向はショートサイド(スタンドなら南東)が最高でした。私は今回唯一のスーアリ席がショートサイド中央だったので、光君が藤壺女御に愛の告白をする場面が間の前で、息が止まるかと思いました(笑)。幸い3列目だったので息は止まらなかったけど、最前列の方たち、大丈夫だったかしら? 光君が海賊のもとに流れ着く場面も目の前だから、スポットライトが当たる前から大ちゃんが演技しているのを一部始終見ることができました。
カーテンコールでは、キャスト紹介の最後に「主演・髙橋大輔」と紹介されて登場。大ちゃん、泣いてました(カーテンコールが開く前に、号泣してたと思う)。リプちゃんもちょっと泣いてて、みんなとハグしてて、ランビエールは藤壺さまとハグしたり、紫の上をリフトでくるくるしたり、光源氏を後ろからハグしたり、安定の体育館裏案件多発(笑)。ちなみに、公演中は一回もセリフは噛まなかったのに、楽のカーテンコールの挨拶は、素の大ちゃんだったので、しっかり噛みました(いつもの大ちゃんで、むしろ嬉しかったわ)。
出演者だけでなく、裏方さん、スタッフにも拍手を、と亜門さん。横浜アリーナ全体が暖かい、盛大な拍手に包まれました。そして、最後に記念撮影を、となったら、亜門さんが「えっ、お客さんの前で写真撮るの?」とビックリされていました。そういえば、お芝居やミュージカルの舞台では、千秋楽でも客前で写真撮影はしませんよね。撮影後、カメラマンさんが、機材らしきものを氷上に忘れて帰ろうとして、一番に気づいた大ちゃんが回収に行きました。いつも通り気配り屋さん!
ありがとう『氷艶』にかかわってくださったすべての皆さん、とても楽しくて、幸せな3日間でした。

ところで、メルコリゾーツさんのインスタの写真が、とても綺麗で、感動しました。
ピントの合わせ方、色彩の深み、アングル、どれをとっても秀逸。
まずはツイッター。
氷艶〜月光かりの如く〜 がアリーナで開幕、28日まで公演中。高橋大輔さんらスケーターが現代版「源氏物語」を熱演。メルコリゾーツは協賛企業として応援しています!メルコリゾーツ公式インスタではほかの写真も投稿中。是非フォロー&チェック!photo 石渡朋



氷艶〜月光かりの如く〜 が7月26日に横浜アリーナで開幕、28日まで公演中です。日本文化とフィギュアスケートを融合させたアイスショーで、高橋大輔さんらスケーターが現代版「源氏物語」を熱演。メルコリゾーツは協賛企業として、氷艶2019を応援しています!.
photo by Tomo Ishiwatari @omotideiitomo
photo by Tomo Ishiwatari @omotideiitomo

氷艶〜月光かりの如く〜 本日公開最終日です。主演の高橋大輔さんが光源氏を熱演。台詞や歌を披露し、ワイヤーアクションにも挑戦。満員のファンを魅了しています。
メルコリゾーツは協賛企業として、氷艶2019を応援しています!.
photo by Tomo Ishiwatari @omotideiitomo
メルコリゾーツは協賛企業として、氷艶2019を応援しています!.
photo by Tomo Ishiwatari @omotideiitomo

(紫の上に優しく微笑むところ、よくぞ撮ってくださいました。)