昨日(9月12日)の9月定例議会において、山本数博議員が予定していた一般質問を急遽取り下げました。

山本議員は取り下げた理由を次のように語っています。



議会が公開している自分の過去の一般質問の映像を使ったユーチューブ動画が横行し、交流サイト(SNS)上の悪質な投稿で身の危険を感じる。

書き込みや抗議の電話も頻繁にかかっている。




こうした動きは清志会に属する議員に広がっており、今議会で一般質問をする議員は会派中2名(1名は教育長だけに質問)だけです。

つまり、一般質問を自主的に避けざるを得ない状況になっています。
 


議員が「一般質問をしないという異常事態に至った原因」をもう一度整理しておきます。


① 7月24日の記者会見を10分程度に編集した「市長石丸への賞賛と中国新聞を誹謗中傷」した動画が配信され、再生回数600万回以上(13日現在の数字)にバズりました。


② 8月15日、市長はこの動画をX(ツイッター)に添付して、閲覧と拡散をうながします。


ここ数日、フォロワー数が急増しているので不思議に思っていました...再生数が6日で230万回はなかなかの伸びですね。(以下中略)

「この会見には半沢尚樹とリーガルハイを足して3で割った面白さがある」という感想を貰いました。

「薄まってんじゃん笑い」と思いましたが、ノンフィクションとしては十分かもしれません。



③ 市長は8月21日に議会の許可が必要な山根議員の一般質問の映像を添付し、動画の編集を促すポストをします。


記者会見以外に議会の一般質問も同じ調子で行っています。

どなたか上手く纏めて頂ければ幸いです。

ちなみに、いつも再生回数が多いのは山根温子議員です。



④ 8月下旬以降、清志会に属する議員の一般質問の編集動画が続々と配信されます。


⑤ そして、8月31日以降次のようなポストが続けて出てきます。


○ 安芸高田市の問題議員、久しぶりにほんとに腹が立った

  こいつら生きている価値があるのか? 殺されても仕方ないよな? ふるえて眠れ



○ 安芸高田市の問題議員もこうやって死ぬことになればいいなぁ
  (男2人が、掘った穴の中に縛り上げた人間を入れ、土をかけて生き埋めにする動画付)



○ 死体が見つからない限り殺人にはならないのが日本の法律です。

  つまり、死体が見つからない限り殺人罪には問われないということです。



○ 広島までいこうと思います。


⑥ このような動画やポスト(ツイート)の急増とともに、議員への嫌がらせ、脅迫電話も急増しています。

こうした状況になると、議員はもとより家族も心身ともに疲労し、中には病気にさえなります。

安芸高田市では、過去にも市長のポストにより2名の議員と家族がこうした状態になりました。

これが、SNSの怖さなのです。



身の危険さえを感じる議員が、こうした状況を作り上げた当事者(市長)へ、しかもまともな答弁をする気のない市長へ、抗議を込めて一般質問をしないのは当然のことでしょう。