8月20日の夜、ABEMA・TVで市長と橋下徹元大阪府知事との対談が流されました。

「ウソ」も繰り返し流され放置すると、「事実」になりますので、整理をしておきます。



1.「恫喝発言」について、「『あれはどういうつもりだ』とか言われて、次の(攻撃)燃料を見つけてしまったと・・」発言し、当初ツイートしていた「敵に回すなら政策に反対するぞ、との説得?恫喝?あり」を完全に欠落させた説明をしています。

「恫喝発言」については、このままそっとしておき、裁判で「何とか和解に持ち込み、ごまかしたい」という戦略が崩れますので、避けていることが見え見えです。



2.「議員とは政策論が出来ない。出来るメンバー(議員)にする。何がいいか悪いか本人達もわかっていないんじゃないか」と放言しました。



「自分に政策もないのに、政策論ができない」とぬけぬけと言い、「これでもかと議員を完全にバカ」にしています。

自分の市の議員をここまでバカにして、「よく言った、さすが市長!」と褒めてもらいたいのでしょうか。

ネット放送は、「視聴率良ければ」の世界ですから、こうした発言は、喜ばれ持ち上げられていますが、市民は「放送の場で、そこまで言うか」と頭に来ています。



3.議会の常識のなさを、「コンプライアンス条例を否決した」ことを例にとって紹介しています。

「コンプライアンス条例はあるのが当たり前」と言う常識を利用した、姑息な発言です。

市長の提出したコンプライアンス条例は、


① 行政の透明化を図る、次のような規定が全くない。


 ○ 市民の要望等を市政に反映させるシステムの規定がない。

 ○ 施策等の形成過程や執行過程が記録される規定がない。

 ○ 市民が要求すれば開示される規定がない。等々


② 市長の恣意的な判断では、「業務妨害や不当要求」にできない規定がない。


 ○ 職員は、市民の要望等を記録する。

 ○ 不当な要望と判断した記録は、要望者に書面で確認する。

 ○ 要望者が記録の開示を要求したときには開示する。等々



他の自治体のコンプライアンス条例には、こうした規定が必ずあります。

つまり、行政の基本的なあり方と、市長の「恣意的な権力行使」を規制する規定を必ず設けているのです。

市長が提案したコンプライアンス条例には、こうした規定が完全に欠落しています。

「第3者を入れて作る審査会があるから大丈夫」という幻想で、極めて危険な条例だったのです。



放送を見た人は、「コンプライアンス条例を否決するなど、議会はどうなっとるんか」と思ったでしょうが、「どうかなっとる」のは市長のほうなのです。
 


4.「市長の功績として、市の知名度が上がった」と司会者から紹介され、市長は「今まで安芸高田市は誰も知らなかった。今は、全国の人に知ってもらっている」と得意満面に語っています。

確かに安芸高田市は、全国的に有名になりました。



市長は、ネット社会では「改革する若手市長」として有名になり、ネット番組にも出演して、「自治体改革の旗手」にまで上り詰めました。



一方で、議員は、市長に完全に「バカ扱い」された発言がネット放送やユーチューブで全国に流され、その悪名が全国に広がっています。



市民は、こんな議員を選出する「意識改革が必要な類」と言い放たれて、程度の低さが有名になっています。



「市長は、安芸高田市と市民を踏み台にしてのし上がろうとしているだけでは」と思うのは、本会のメンバーだけでしょうか。