私は東京ゲームショウの取材で上京する際は必ず二か所のホテルに滞在することにしています。というのも、東京ゲームショウのシーズンは日本各地、最近では海外各国から東京および千葉幕張周辺に参加者が集結するためホテルが非常に取りにくいのです。4日連続、5日連続で幕張メッセに近い場所にホテルを取るのは至難の業。まあ幕張周辺に手頃なホテルがあんまりないというのもありますが。しかし、それでも2日ずつ別のホテルに分ければどうにかこうにか予約を確保することもできるというわけです。今回の私の1か所目は…
こんな狭い裏路地を通った先にある今年6月にオープンしたばかりのカプセルホテルタイプのホステル「戦国旅籠 東向島店」です。
本当は全景を写したかったのですが、一方通行の細い道しか通っていない住宅街の中にあるという立地で、これ以上下がったら向かいの家の敷地に不法侵入してしまうという状態でした。そんな環境だから当然このホステルもこじんまりとしていて、面積的には小さめの一軒家とほぼ同じ。
看板に描かれているのは城なんですけどね…。実際には一軒家です。
ここは今年春にオープンという真新しいホステルで、なんと今回オープン記念価格として一泊1800円で泊まれてしまいました。一泊2000円を切ったのはこれが初めてです!激安!なぜこれだけ安いのか?その理由に一つは「チェックイン可能時間が非常に短い」かもしれません。普通、ホテルにせよカプセルホテルにせよホステルにせよ、深夜までチェックインカウンターなんて開いてるもんじゃないですか?特に飛行機移動する人は深夜便とかもあるし。ところがここにチェックインできるのは16:00~21:00まで!そしてそれ以降はスタッフが帰って誰もいなくなります。つまり21:00以降に何かアクシデントやトラブルがあっても基本対応してもらえないのです。こういうシステムは海外、特に欧州の安宿では結構あるんですが、日本国内でこれって珍しくないですか?そのおかげで宿泊費が安く抑えられているというのもあるのでしょうが。これは先にご紹介したカプセルホテル「ファーストイン京橋」とはまた違った”安旅レベル”が求められる宿泊施設です。
ということでチェックイン時間が来るまで徒歩30秒くらいのところにあったセブンイレブンで時間をつぶしていました。
客室は一階が男性専用フロアで二階が女性専用フロア。それぞれのフロアにトイレ3つとシャワーブースが1つ、洗面台が2つあります。
客室内には家庭用エアコンが3台。まあちょっと広めの民家の部屋くらいの面積なので複数あってもおかしくはないですが。でも家庭用3台付けるくらいなら業務用1台にした方が電気代かからなくない?
本当は二段ベッドなんですが、このように後付けで天井と壁、カーテンが取り付けられており、事実上カプセルホテルと同様になっています。ちなみにカーテンはニトリ製でした。
ベッド内はこんなの。薄型テレビとコンセントもちゃんと付いてます。
アメニティはバスタオル、タオル、歯ブラシ、ヘアブラシ、スポンジ、さらにおーいお茶とブレンディコーヒーのスティック一本ずつ。室内着はありません。粉末ドリンクが付いているのがお得感があります。一泊1800円なのに。
あと薄型テレビを見る際に使うヘッドフォンがBluetooth対応のコードレスでした。もちろん充電器も用意されています。
ロッカーはありませんが、財布などが入る程度のダイヤルロック式の金庫が室内に設置されています。
こちらが諸注意事項。
1階にラウンジはなく、2回の女性専用フロアに隣接する形で簡単なラウンジが設けられています。