アクション俳優 千葉真一
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押忍。日本のアクション俳優のパイオニアであり、日本人俳優として世界的に有名な千葉真一さんが先日お亡くなりになりました。
千葉真一さんは極真会館が大山道場と呼ばれていた時代からの大山倍達総裁のお弟子さんで、もちろん極真会館の黒帯で四段です。
私が二十歳の時に初めて見に行った、極真空手の第3回全世界大会の会場・日本武道館で、千葉真一さんの殺陣の演武を見ることができました。柳生十兵衛の衣装で配下のJACの若手たちをバッタバッタと倒していく様は、本当に絵になりカッコ良かったです。私が初めて生で見る俳優さんで、本当にオーラを感じたことを覚えています。
また15年ほど前に全日本ウエイト制大会の会場の通路で、案内されて足早に歩かれている姿をお見かけしました。当時60代だと思いますが、年齢を感じさせない若々しさで、近くで見ましたので以前より更にオーラを感じました。
代表作のひとつ「キイハンター」は、放映時は幼く見ていなかったと思いますが、再放送で見ていたような記憶があります。カッコいい大人の人という印象だったと思います。
少年から青年期に私が印象に残っている千葉真一さんの映画・テレビドラマは、「柳生一族の陰謀」、「服部半蔵 影の軍団」「戦国自衛隊」などで、「本物の男」を感じさせる迫力ある演技、カッコいい剣さばきの素晴らしい殺陣を覚えています。極真空手の有段者と知ってからは親しみもわきました。
大人になってから、大山倍達総裁の自伝的劇画・空手バカ一代の実写版映画「けんか空手極真拳」「けんか空手極真無頼拳」「空手バカ一代」の三部作をビデオレンタルしてきて見ました。もちろん主演は千葉真一さんで、大山倍達総裁の修業時代を荒々しく生き生きと演じられていました。
日本の映画、テレビの世界で長年活躍され、ハリウッドでも「Sonny Chiba」として活躍されました。また、ジャパンアクションクラブ(JAC)を設立し、真田広之、志穂美悦子、堤真一、伊原剛志といった素晴らしい人材を世に排出されました。そして新田真剣佑、眞栄田郷敦の二人の息子さんは、俳優として現在大活躍中です。
極真空手を学ぶものとして、また昔からのファンとして、心からご冥福をお祈りいたします。押忍。