「仕方ない。 後、10分だけ待ってくれ、それでも戻って来なければ、中止にしてくれ。」

徹は、そう言い、捜しに戻った。 何人かスタッフも、侑子を捜しに出た。
そして、10分が過ぎコンサート中止の放送が、会場内に流された。
「えー! どういう事だよ、説明しろよ!」
「何で中止なんだよ!?」
「面倒くせー!」
侑子のコンサートを楽しみにしていた客達は、スタッフ達に詰め寄った。 その対応で、受付は、一時パニック状態になってしまった。
『え? どういう事なの?』
それは、ちょうど5年前の事だった。 侑子は、自分の母親に言った。
『お父さんね、病気であまり働けなくなったの。 病気が治れば、また、元気なお父さんに戻るはずだから。』
『お父さん、おかしいよ! 暗い部屋に閉じこもったきり、ずっと独り言言ってる。』
『我慢して、お父さんは病気なの。』
『ただいま。』
『お母ーさん! あれ? 誰も居ないの?』
『ゴメン、父さん、もう駄目だ… 一緒に死んでくれないか…?』
つづく…

徹は、そう言い、捜しに戻った。 何人かスタッフも、侑子を捜しに出た。
そして、10分が過ぎコンサート中止の放送が、会場内に流された。
「えー! どういう事だよ、説明しろよ!」
「何で中止なんだよ!?」
「面倒くせー!」
侑子のコンサートを楽しみにしていた客達は、スタッフ達に詰め寄った。 その対応で、受付は、一時パニック状態になってしまった。
『え? どういう事なの?』
それは、ちょうど5年前の事だった。 侑子は、自分の母親に言った。
『お父さんね、病気であまり働けなくなったの。 病気が治れば、また、元気なお父さんに戻るはずだから。』
『お父さん、おかしいよ! 暗い部屋に閉じこもったきり、ずっと独り言言ってる。』
『我慢して、お父さんは病気なの。』
『ただいま。』
『お母ーさん! あれ? 誰も居ないの?』
『ゴメン、父さん、もう駄目だ… 一緒に死んでくれないか…?』
つづく…

