零の質問に、警官は不思議そうな顔をしていた。


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その直後、仲西里菜はハッとした。


「そうか! 学校給食!」


「その通り、給食室を借りて1000人分の味噌汁を作るのさ!」


岩本零のアイデアに、里菜はド肝を抜かされた。


「でも、知らない私達がいきなり行って、貸してもらえるの?」


「分からん。 そんな事やった事ないからなぁ。 だから、可能性があるんじゃないか!?」


零は、行けそうな全ての学校を調べた。









「すいません、給食室を借りたいんですけど?」


零はいきなり、一番近くにある小学校の職員室に入って言った。


「はぁ? 給食室って、そもそも誰なんですか、あなたは?」


そこで対応した教職員は、不思議そうな顔をしていた。


「どうしても、使わして欲しいんだ! 頼む! 」


「今日は、確かに日曜日で給食室は使っていないが、学校の栄養士以外は使えない事になっているんで。 これは、学校の規則なので、申し訳ないけど。」


呆気なく、零は学校から追い出されてしまった。









この物語は、フィクションです。
「これが、¨俺のゲーム¨。 ¨ラブ・ゲーム¨を披露してやるよ!」





零は、そう言うと里菜を連れて走り出した。









「ねえちょっと! 一体、どうするの?」


里菜は、零に尋ねた。


「この辺りで、交番は知らないか?」


「交番? そこを出て、右に曲がった所にあるけど。」


零の質問に、里菜は不思議そうに答えた。


「何で交番なの? 1000人分の味噌汁を作らなければいけないんでしょ?」


里菜は、疑問を零にぶつけた。









「あった! あそこか。」


零は、交番を見つけると一目散に駆け込んだ。 その後に、里菜も付いて行った。


そこに勤務していた制服の警官に、零は尋ねた。


「この辺一体に、小学校と中学校を全て教えてくれないか?」


「小学校と中学校?」


零の質問に、警官は不思議そうな顔をしていた。


その直後、里菜はハッとした。









この物語は、フィクションです。
「分かった。 明日の朝6時に行く! 君の会社の前で、待ち合わせだ。」





『はい!』


零は、里菜と約束をし、電話を切った。









「よう。」


仲西里菜は、岩本零を約束の場所で出迎えた。


「おはようございます。」


里菜は、零に挨拶をした。


「行くぞ! 時間、無いぞ!」


「行くって、どこへ?」


里菜は、不思議そうに零に問い掛けた。


「1000人分の味噌汁を用意する所を、これから探すんだ!」


「本当に、1000人分を用意出来るの?」


零は、里菜に対してニヤリと笑った。


「分かんねぇ! だけど、俺が¨ラブ・ゲーム¨を見せてやるよ!」


「ラブ・ゲーム?」


「ああ、テニスで0点を¨ラブ¨って言うんだ。 相手選手を0点に抑えて勝つ完封勝利を¨ラブ・ゲーム¨って言う。 つまり、ラブ・ゲームとは、圧倒的な勝利って意味なんだ。」


「なるほど。」


零の説明に一応納得していた。


「これから、¨俺のゲーム¨。 ¨ラブ・ゲーム¨を披露してやるよ!」


零は、そう言うと里菜を連れて走り出した。









この物語は、フィクションです。