妊娠中の方からいただいたコメント
まずカンジダになっていることに関しては
特に緊急性はない

けど

常在細菌≪真菌
って膣内バランスは
正直できるだけ早く解消したい

なぜなら

膣内を守る常在細菌が少ないってことは
異物や雑菌、バイ菌入り放題

しかもそれが

免疫が弱って起きてるなら
異物や雑菌、バイ菌を攻撃する細胞が
超戦闘モードになってるか
少な過ぎて超手薄ななってるかは紙一重


増えた常在菌をすぐに減らす薬はあっても

減った常在菌をすぐに増やす薬ってのは
存在しない

残念ながら常在菌が
自然に増えるのを待つしかないんです
で、この図を見てもらうと

妊婦
グリコーゲンの増加

って書いてある


そもそも性殖年齢にある女子の膣内って
だいたいpH3.8~4.5ぐらいの酸性がベスト


この酸性環境をうまく保てることで
酸性環境に弱い雑菌、バイ菌といった
異物の侵入や増殖を防いでいる


これを膣の自浄作用っていう


で、この自浄作用を保つ上で
めちゃめちゃ大事な役割を果たすホルモンが
エストロゲン


このエストロゲンが分泌されると
膣の粘膜細胞が増えて、膣粘膜が厚くなる
 

膣粘膜も皮膚みたいに
破壊・再生のターンオーバーが
日々行われているから

その膣粘膜が破壊される時に
細胞内から蓄えられてた
大量のグリコーゲンが分泌され

これが膣内常在菌の
ラクトバチラス属のデーデル桿菌によって
分解され乳酸になる


この乳酸が作られることで
膣内のpHのバランスが絶妙になる


これが酸性に傾きすぎると粘膜や免疫細胞
が傷つくし

中性に傾きすぎてると感染に弱くなる

あと

ピルを内服してたりすると
エストロゲンを抑制してる状態になるので
自浄作用がうまくいかず
カンジダになりやすかったりする




妊娠するとエストロゲンの分泌量が増え
常に高エストロゲン状態になる


そのせいで

乳首や外陰部の色素沈着が濃くなったり
うぶ毛が濃くなったりするんだけど


このエストロゲンの分泌が過剰になることで
膣内に蓄えられてるグリコーゲンの量が
必然的に増える

ってことは


常在菌が分解しなきゃいけない物質が増える
増えすぎてなかなか分解できなくなり
膣内にグリコーゲンが蓄積する


この膣内グリコーゲンが
たくさん蓄積してるって状態が

カンジダが増殖しやすい環境要因


妊娠するだけで免疫が下がる

それに加えて

妊娠特有のホルモンバランスが
カンジダ菌が増殖しやすい環境を
作りやすくしてる


だから余計に治りにくい


さらに妊娠糖尿病って診断されると
糖尿病ってだけでも免疫が下がりやすいから
ますます治りにくい


だからこそ妊娠中は妊娠前の倍以上
自分を大事にしなきゃいけない


妊娠中の免疫が何かをして今日の明日で
めちゃめちゃよくなるわけでもないし

必要だから分泌されてるのに
抑制するなんて無理


膣錠や軟膏以外に
正直、病院で対処できることは基本的にない


妊娠中は基本的に抗真菌薬の
内服はできないから

産道感染、子宮感染を予防するために
基本だいたい13週を超えてから治療する


ただあまりにも症状がひどければ
膣錠使うよ?

そこは有益性投与


薬を使わないリスクのが高いなら
薬を使うしかない


抗真菌薬を使っても
常在細菌の数にはそんなに影響ないから

それ以上常在細菌が減ることはない

だから

少しでも真菌の数を減らし
膣内の酸性濃度を戻してもらわないと
いつ子宮に感染するかわからない


コメントの中に

「水虫菌が赤ちゃんとすぐ隣り合わせ
羊水の中に入ってしまうことはあるのか?」

ってあるけど


基本的に子宮の中は無菌で
膣内の自浄作用がしっかりしてるうちは
子宮にバイ菌が入ることはない

ただ

免疫が弱ってたり
別の症状で抗生剤を飲んだりで
膣内の自浄作用が崩れてる場合は話が別


雑菌が増殖してこんなふうに
膣から子宮へ上行性感染を起こす場合がある


妊娠してる、してない関係なく
雑菌、バイ菌増えすぎたまま放置すると
起きることがある

有名なのはクラミジア


カンジダ菌が直接悪さをしてるとかより
膣内のバランスが崩れてることで
雑菌、バイ菌が増殖し

その増殖した菌が膣から子宮に感染を起こし
その感染が原因で破水することもある


週数によってはその破水が原因で
流産や早産になることがある

妊娠初期に感染や炎症を起こしてたら
それも流産の原因になる


だからこそ

妊娠して免疫が下がったり
妊娠してエストロゲンが増えても

動じない不屈の膣内バランスを保つ方法
カンジダになりそうな前兆からの予防、対策
カンジダになったあとの自分対策


本当は妊娠前から
自分なりに知って欲しい、探して欲しい
とあたしは思ってるわけです


だから

妊娠前にカンジダになったことがある

それは自分にとっての強みだとあたしは思う


なりたくてなったんじゃない
でも
なったならそれを自分の武器にしたらいい


今までに1度もなったことがない人が
突然妊娠中カンジダになったら
一から自分対策を
考えて実行しなきゃいけない

すぐ治ればいいけど

治らなかったら治るまで試行錯誤


妊娠前から自分のカンジダ対策わかってたら
応用ですむかもしれないでしょ?


だから


別にカンジダになることが悪いことじゃない
自分対策を知らずに
適当にスルーしてるがもったいないな
と思うだけ


その自分対策を知るには
まず自分が日々何をしくじってるのか
自分が自分のどんなサインを無視してたのか

自分を徹底的に知らないと無理


やったけどよくならなかった?


よくなるまでとことんやりなよ(笑)




ま、続けるかどうかも
やるかやらないかも自分次第


結局


自分の体のことは自分にしかわからない
何がよかったっていう体の変化も
自分にしかわからない


24時間毎分毎秒
自分のことを見てあげれるのは
自分しかいない


自分が自分の免疫を上げるために
何を削って、何を増やすか

今何を優先したいのか

ひたすら自分に注目する


お腹の所見、舌の所見を診れば
何から始めるのがいいのかっていうのを
探してあげることもできる

でも

まずは自分で日々の生活をひたすら振り返り
ひたすらエネルギーの無駄を削るしかない


あと、「膣錠を入れてもすぐ出る」ってのは

ちゃんと奥まで入れられてないか
膣がゆるんでるか
もしくは膣が冷えてるか

などの可能性が高い


入れてからどのくらい時間が経って出るのか
どの種類の膣錠なのかとかも
このコメントではちょっとわからないけど


基本膣って粘膜だし
めちゃめちゃ血流が豊富で温かいはずなので

膣錠入れても坐薬みたいに結構すぐ溶ける


それがすぐそのまま出るのであれば
冷えて血流が悪くて溶けにくい可能性もある


だから膣の温活って
本当に大事

内診してる時、膣の中が冷えてる人
なんなら膣が冷たい人結構多い


常在菌だって一番仕事できる温度37度
冷えてる中では細胞も常在菌も
仕事能力は低下する


自分でしっかり入れられないだけって場合は
旦那さんに入れてもらうか
その都度外来で入れるしかない

旦那さんに頼んでみるのもひとつです





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