ありがとう | トゲサブロウの「癌と幻想のファシズム」

トゲサブロウの「癌と幻想のファシズム」

食道癌ステージⅣ と戦う兄
トゲジロウを応援する為のブログです。

去る4月23日、

弟トゲサブロウがわずか39歳という短い生涯に

幕を閉じました。


あまりにも


あまりにも

短い人生でした...


そして仏教で云うところの、この世を離れて天国に向かうという

四十九日を迎えた今日、兄トゲタロウから、このブログの読者の

皆様に最後の報告をすることにしました。


当ブログは、食道がんになったトゲジロウの応援ブログとして

立ち上げ、その後形を変えつつも、私たち家族や彼が取り巻く

友人や、このブログに訪れてくれる読者に笑顔や元気を与えて

くれました。


そして、トゲサブロウ本人も皆さんから

多くの励ましの言葉や

沢山のパワーをもらったと思います。


想像もしていなかったガンに自らが侵され、

その後、苦しい治療と急速な身体の衰えに直面し、

絶望的な事実を何度も知らされる究極の状態の中で、


我が弟トゲサブロウは、

常に前向きで、

一度も諦めの言葉を吐かず、

どんなに苦しくても感謝の気持ちを忘れず、

最後の最後まで

ガンと闘いぬきました。


そして、

4月23日午前11時、

両親に看取られ静かに息をひきとりました。


最後の顔は、

彼が少年だった頃の寝顔のような、

穏やかな笑顔でした。


このブログを代筆するにあたり、

サブだったら、皆に向けて、

最後に何て言うだろう...

ってずっと考えていました。


「ガンの糞野郎を最後に道連れにしてやったぜ!」
ってなことは必ず言うでしょうね((笑))


でもやっぱりさ、

トゲサブロウらしい最後の最後の言葉は...



それはいつも通り、



こう言うんだろうね、




「今までありがとう!」



【トゲサブロウ帰郷後の記録】

3月11日:北海道に帰郷し自宅療養

3月20日:東札幌病院に入院

3月24日:脳の放射線治療開始

4月3日:骨髄抑制のため、放射線治療中止

4月7日:同院のホスピス病棟(個室)に移る

  以後、母、トゲジロウ、エウリカが交代で泊まり込み看護

4月23日午前11時:両親に看取られながら永眠

4月26日午後7時:通夜

4月27日午前10時:告別式

6月7日:四十九日の前法要を行い納骨

6月10日:四十九日




これまで弟トゲサブロウ(本名:三朗)に係わっていただいた全ての皆様に、家族一同感謝申し上げます。

ありがとうございました。