2024年5月9日追記


1990年代といえば中途半端に電子制御が入ってきた頃、パソコンのOS(オペレーション・システム)ならウィンドウズ95より前だし、MacのOSは漢字トーク7と骨董級のシステム。使っている途中で【強制終了】するのも日常茶飯事で、Macの爆弾マークには何度も悩まされました。

 

当然インパラSSやカプリスなどのECU(エンジン・コントロール・ユニット)も現在のものとは比較にならないほど不安定なシステムだと思います。専用診断機を使ってもECU自体に不具合があっては元も子もない。基盤が劣化・腐食するなどのハード的な不具合の他にも、プログラムに長年蓄積されたデータ処理が誤作動を誘発するソフト的不具合もあってしかりです。

 

そんなこんなでECU本体を交換すべく、クリーンインストールした製品を販売している業者 FLASHMASTERS を見つけたので、早速購入してみました。

 

FLASHMASTERS


 

 

 

購入する際に自分の車のVINコードを伝えて専用データをクリーンインストールしてくれます。送られてきたECMはコネクターを差し替えるだけの “Plug to Play” と簡単です。
そしてその現物、アルミ製のハードケースはそのまま豪快にシルバーで塗った仕上がり(笑)


1点注意なのですが、裏側のノックモジュールは新品に交換するか現在使っているものにつけ替える必要があります。これが間違ったものを使用するとアイドリング不良やエンジンストールの原因になります。ちなみに私が購入した製品には4.3L用のモジュールついていました。
※製品販売欄にノックモジュールは含まないと記載がありました(^^;)

 

 


                            
下表を使用して、ノックセンサーモジュール、ノックセンサー部品番号、およびノックセンサーの数が正しい組み合わせであることを確認してください。センサーの部品番号、およびアプリケーションに必要なノックセンサーの数を確認してください。誤った組み合わせで使用すると、ECMにエラーコードが保存され、点火タイミングが悪くなります。

Using the chart below verify you have the right combination of knock sensor module, knock sensor part number, and the number of knock sensors needed for your application.

Using the wrong combination will result in error codes being stored in the ECM and/or poor ignition timing.

 

 

 

 

エアクリーナーボックスを外して早速交換してみました。



これは今までついていたECMです。外見の状態は思った程悪く無いですね…



ノートパソコンのHDD交換並に簡単です。

骨董級のパソコンと一緒なので再プログラミングよりも交換をお勧めします。
案外悩まされていた不具合が解決するかもです。