思い起こせば、今の親になる状態を防ぐのは簡単だったかもしれない。

 

親は人工透析をしている知人の様にはなりたくないと減塩を始めた。鉄の意志の人が減塩するとどうなるか・・・

高血圧なので降圧剤も飲んでいるので塩分ダダ下がり・・・

基準値を下回る程度の低ナトリウム血症は医療スルー

「極端はダメだよ」と注意も無し。

 

しかし、体は見逃さなかった。

ある日、ナトリウム不足に耐えられなくなって脱汗。

健康なうちは電解質バランスが崩れると体の恒常性維持機能が働く。ナトリウム不足なら水分減らして相対的にナトリウム濃度を基準値内におさめようとする。

 

脱汗繰り返すこと何度も。

するとどうなるかと言うと、体から水分が抜けて行く、行きながら干からびていく過程だ。

但し、親は見かけはぽっちゃりに見えるから干からびているのは血液検査や降圧剤との関係でしか分からない。

 

クレアチニン値の微妙な上昇は脱水だと言われている。

しかし、うっかりした内科医だと腎臓が少し悪いねとか何とかいう。

すると、真に受けた患者はまた減塩に精を出す。

 

そしてゴムのように伸び縮みする臓器の水分も足りなくなり、特に膀胱は固くなり頻尿だか、過活動膀胱だかになり(ここは私の推理です

そして最も大事な脳も干からびて縮んで認知症に(ここも私の推理です

 

適度な塩分は摂ってないと命取り。

 

下痢や嘔吐や異常な発汗がよくある人は特に注意。

利尿作用の強いもの(カフェインや香辛料)を多食多飲する習慣のある人も注意。

これらは塩分も水分も同時に持っていくので。

 

血液検査が微妙な時が体にとっては大きな転換期。

血液検査の基準値は優れものだと思っています。

下限ギリや上限ギリは気を付けましょう。

医者はあまり注意しないし、もしかすると知識もないかもです。

 

て、私の経験で電解質から健康を考えるというお話だした(爆

 

親は減塩しすぎなせいか、食も摂れなくなってきていました。だって、慢性脱水が影響するのは膀胱だけでなく、口腔内もなんだから。

 

唾液が出ない・・・・唾液が出にくい・・・・

 

するとなんと食べられるものが少ないものか!

パンはぱさぱさしてダメ。繊維質のも繊維がぱさぱさしてダメ。お肉も硬くて飲み込むのダメ。牛乳もお腹タプタプになるし、頻尿だから水分摂りたくないし・・・

嚥下反射を促すと言われている唐辛子のカプサイシンも辛いのでとっくにダメ・・・

 

もうダメダメ尽くし・・・

 

今だったら、ラコールやイノラスを処方してもらって底上げして塩分も少しプラスと思うのだけど。

 

うちの場合、ちょい間に合いませんでしたね。