また、誰かに向けて書いたわけでもない自分自身への問いかけだ。私から僕に伝えるにはこの方法しかない。
私は人を傷つけることに対して強烈とも言えるほどの罪悪感を持つ。身体的にも精神的にもだ。
罪悪感を持つようになって初めて人を傷つけたのは「少年の日の思い出」という作品について学んでいる時のことだった。“エーミール”という名前を誰もが聞いたことはあるだろう。
その時僕には親友がいた。M君としようか。
M君は小学一年生の時からの仲であった。他の子達と比べて町の外れにあった私とM君の家は近所に同世代の子供がいるわけでもなく二人で遊ぶことがほとんどであった。
同性を相手にこの言葉が適切であるかどうかは定かでないが“共依存”とも言える関係であっただろう。登下校も、学校も、放課後も、休日も。私はM君と遊び明け暮れる毎日であった。
そんな、私とM君の関係をよく思わないでいる人も大勢いた。M君がどうだったかは今となっては知る由もないが、小学6年生の時のことだろうか。“僕”はいじめにあっていた。
いじめと言っても身体的な苦痛は全くなかった。むしろ、意識しなければ精神的にクるものもなかったであろう。“僕”はその頃から相談することが苦手だったもしれない。
しかし、6年間過ごした仲であったM君はやはり感づいていたのかもしれない。
“僕”とM君は仕返しをした。
やられたことをそのままやり返してやった。
気分が良かった。心がゾクゾクすると言った方が正しいのだろうか。“僕”のことを馬鹿にした相手に私達が仕返しをしている。こんなに素晴らしいことは無かった。
だが、その快感も長くは続かなかった。
“僕”達が気付けたように他の人も当然気付く。
また仕返しか。
そう思っていた。
彼等の方が大人だった。
仕返しをされていた方がまだマシだった。
ここまでの劣等感を味わうなら。
ここまでは小学生の頃の話である。
夜ももう終わりだ。
“僕”が起きていていい時間ではない。
私が起きる前に僕は眠る。
続きは明日としよう。
今日は色々と忙しすぎた。