令和元年7月某日
第6回離婚調停の日。
まさかこの日に離婚が成立するなんて夢にも思わず、
あ~今日もカスの狂人ぶりにうんざりする時間を過ごすんだくらいの気持ちだった。
カス側からの開始で私は14時からだった。
12時30分から18時までの予定でM君がたたみの株式会社へ応援に来てくれたので、12時40分に会社を出て家で急いでご飯を食べて着替えて裁判所へ向かった。
(時間がないからお昼ご飯抜きで行こうかと思ったけど食べて行って正解だった)
18時までM君が応援に来てくれている、狂人相手の調停はどうせ話が進まず今日も早く終わるだろうから調停終わったら坊ちゃんを保育園にお迎えに行って、実家に預けて仕事に戻ればちょうどいいなんて考えていた。
14時からだが、裁判所に着いたのは14時3分頃だった(遅刻)
裁判所に入ると1階でO弁護士さんが待ってくれていた。
O弁護士さんから数枚の紙を手渡された。
調停室に向かいながらO弁護士さんが話をされる。
O弁護士「カス弁からの主張書面のコピーです。今朝、事務所に届いたようですが、私が午前中、別の調停が入っていて不在で、私もさっき目を通した所です。」
またかよ。
狂人文書。
O弁護士「カス側の最初の30分の調停が早く終わったようで、先ほど、たたみさんが来られる前に調停室に呼ばれたので調停委員さんと少し話をしたんですが、調停委員さんがここまで調停をしてきたのだから、何とか調停で話をまとめたいですね、とおっしゃっていました。裁判官にも意見を求めるようです。」
(いや、相手は人間じゃないから。調停で終わるわけないし)
O弁護士「書いてあるのは結局、お金を払う気はないってことです。」
(子どもに対する責任は?自分がやったことが正しいと本気で思っているのか?)
そして、調停室へ。
調停委員「たたみさん、カス弁からの文書は読まれましたか?」
私「いえ、今、いただいたところです。」
調停委員「それでは、今、ここでざっと読んでいただけますか?」
私「はい。」
読み進める。
(はぁ、またか。狂人ぶりに拍車がかかっている。調停でまとまるわけないじゃん。狂ってるけど。は、何?私を悪者に仕立てるための文書としか思えない。どういう思考回路をしているのか理解ができない)
全部読まなくても、書いてあることは大体わかる。
お金を払いたくない!!
それしか感じられない。
だが、今回の文書には信じられない、人としてどうなのと思う事が書かれているのを発見し、目を疑った。
正直、話にならないと思った。
調停委員「読んでみてどう思われますか?」
私「はい。何なんですか?これは。子どもに対する責任が全く感じられません。自分の事しか書いてありませんが。」
調停委員「うん、なるほど。他に何か言いたい事などないですか?」
私「カスは前回提出した雇用契約書や給与明細で働いている会社名を隠していますが、どこで働いているかわかっています。カスは以前勤めていた会社Kに戻っています。私たちは結婚相談所を通じて出会いました。カスは結婚相談所の年収の欄に会社Kに勤めていたときの年収を800万円と書いていました。ですが、私と出会った頃、カスはあれは少なめに書いた年収だと豪語していました。自分よりもっと上の立場の責任者は960万円もらっていると。カスは現在その責任者の立場になっているようです。ですので、カスが提出した年収800万円の雇用契約書はウソではないかと思っています。」
調停委員「わかりました。その点もカスに確認してみます。」
O弁護士「カスが提出した給与明細はH30年12月、H31年1,2月分です。今は7月ですので一番新しい給与明細を提出していただきたいです。」
調停委員「それでは、少しお時間をください。裁判官との話合いの時間を設けます。」
私とO弁護士さんは控え室へ移動した。
控え室でカス弁からの文書を読む。
O弁護士「たたみさん、読まなくていいですよ。気分が悪くなりますよ。」
O弁護士さんが言われる通りだった。
読むと気分が悪くなる
簡単に読み、O弁護士さんと話をした。
私「たぶん、調停では終わりませんよね。裁判になったら毒親のことも話をしないと私とカスがけんかして意見が合わなくて、お互いに原因があると思われますよね。」
O弁護士「そうですね。それは裁判になれば考えましょう。」
私「でも、本当に厄介な人に関わってしまいました。カスの父は裁判沙汰が好きそうだから裁判にしたいんでしょうね。」
O弁護士「たたみさん、言っては悪いですが、カスさん、頭が悪いですね。たとえ、カスの両親が主導してやっているとしても、結局はカスがやった事になるんです。親が言うからって一緒になってこんな事して。選ぶものを間違っています。本来であれば親ではなく、妻と子どもを取らないといけません。それから、カス父が裁判などが好きな人間だったら本当に厄介です。早めに縁を切るに越したことはありません。」
私「そうですよね。」
また、狂人文書を読む。
O弁護士「たたみさん、読まなくていいです。読む必要ないです。」
それほどの文書だった。
私「ところでO先生、カスが提出した雇用契約書や給与明細なんですが、年収をごまかしていると思うんです。」
O弁護士「たたみさん、それはないと思いますよ。もし、カスが年収をごまかすために雇用契約書の年収の額を少なめに書くように会社Kに頼んだとしても会社Kはそれはできないし、しないと思います。」
私「でも、たたみの株式会社でも、時々、経理の方が給与計算を間違っていて給与明細を直してもらうこともありますよ。」
O弁護士「でも、それは間違えを直して、それで終わりですよね。改ざんは出来ないですよね。」
私「はい。それは頼まれても出来ません。」
O弁護士「もし、カスが会社Kに頼んで会社Kが給与明細や雇用契約書を改ざんしたら私文書偽造になります。そんなことしたら会社K潰れますよ。」
私「そうなんですか.」
O弁護士「はい。犯罪ですから。カスのために会社Kがそこまでするとは考えにくいです。本当に潰れますからね。」
私「確かに、カスのためにそこまでするとは考えにくいですね。」
なんだかモヤモヤしたまま調停委員さんがカスの年収について聞いて下さるのを待っていた。
そして、調停委員さんがやって来てO弁護士さんだけが調停室に呼ばれた。
その間、私は気分が悪くなるのはわかりつつ、カス弁からの主張書面を読んでいた
続く