ガードは大事だよ
若いオニーサンとスパーリング
20台って元気だな。
中級の帯だけど、相手するのは50台半ばのワタシにはチト疲れる。
さて、体格は近く、懐に飛び込んでの突きが好きなようですが・・・
ガードを無視して突っ込みたがるイノシシみたいなところが問題。
稽古後の雑談で・・・
技がなかなか当たらず、直撃したと思っても効いた様子が無い、と質問が。
実は、同じ疑問を以前に持っていました。
一番の原因は、ガードが自分の体に近すぎる
ガッチリ身構えて、攻撃の意識が強く伝わってくる。
でも、なかなか理解しにくいんだけど、肘で上体をブロックするように構えると、ガッチリ固めたつもりでも被弾は確実に増える。
なんで?
飛んできた突きを被弾の直前で受ける形になるから。
おそらく、突きなら打ち出しから到達まで、コンマ1秒有るか無いか、と思う。
例えば、突きが飛んで来たのが見えてから反応すると・・・
認識から技を始動させて受ける一連の動作は、どう考えてももっと長い時間が必要。
つまり、予備動作から察知して対処しないと間に合わない。
これだと、受けるのは難しい。
フェイントや見せ技等を混ぜられると、よけい難しくなる。
更に、力負けして飽和攻撃のような連打を受けると一方的に追い込まれる可能性もある。
なら、どうするか?
そうそう簡単に察知できるわけでは無いので、
いっそ、相手の拳近く、常に軌道を塞ぐ意識で懐深く、遠く構える。
こうすると、技の始動から邪魔して止めに入る事も出来るようになる。
無理に打ち出してきても、わかっていれば受ける事は出来る。
相手は、私の手を退けるか移動したり牽制したり手順が必要になる。
こうすれば、動きがわかるので単純な攻撃は、私としては以外と簡単に受けられる。
癖やパターンまでわかれば、技も出させない事も多少は出来ないこともない。
蹴りも意表をついたり、牽制したり工夫しないとなかなか当たらない。
もちろん全部は防げないが、崩された上での追撃で無い限り簡単には効かされない。
手打ちとわかっちゃうと、いちいち受けずに無視して攻撃する事もある。
攻撃ばかりでなく、もっとガード・受け技を重点的に稽古しましょう。
ガードは大事。おろそかにすると先にやられちゃいます。
・・・・これが、なかなか難しいんだけどね。
同じ事を茶帯・黒帯の先輩にやっても、あの手この手で突破してくるし、技は鋭いし、パワフルだし、痛いし、たまに裏をかいても次は同じ手を食わないし、そもそも全く敵わない事も・・・ぶちぶち・・・
奥が深いですね。