例年ならば ここを白くする雪が無い今回は 未だ登った事が無い城坂 北条軍の猛攻を撥ねつけていた坂戸城の 何時見ても厳しい大手道が目的
なお 遅い初霜で白くなっていた朝の空は気予報通りの☀では無かったが シバラクして暖かくなった登山日和 思いの一つをクリアーしてから下山をする
記録 天気:曇/晴 気温:4-10℃ 風:平穏
坂戸山登山口駐車場08:33-08:57一本杉-09:46主水郭09:59-10:17実城10:26-10:35大城(昼食)11:05-11:16実城11:17-11:29寺ヶ鼻分岐-11:57御居間屋敷分岐-11:59御居間屋敷跡-12:08坂戸山登山口駐車場
今回の周回は 城坂から始める時計回り ただ 最初の急登中に見上げていた 主水郭に寄り道をする 少なからず関心があった郭への決め手は 確かに思えた遊歩道の出現と 手の指をズキズキさせていた痛みが消えた程暖かくなっていた事が大きい
もう一つの 薬師尾根の途中から向かう御居間屋敷も同様 古城址の低山をタップリ楽しむ
坂戸山登山口
最初の 「車両進入禁止」の 丸い標識の間を通り抜けた8時半過ぎの右手 登山口駐車場に既に並んでいた四台の乗用車で来た登山者は右奥の薬師尾根コースへ向かっていた様
ここからの 全くの独りは山頂まで続く
車道を離れて 一本杉へ
奥の山頂を見上げた後の斜面上部の 「一本杉」を目掛ける時にカメラの異常 その上 設定を誤る 全ては 肝心の指先が寒さでズキズキしていた為のイライラ
時間はタップリあった 5分が10分になっても何でも無かったのに の失敗である
城坂始まる
約7分後の 9時直前の元スキー場上部の空は曇ったまま
「城坂」と彫られた標石以外の 碑や横を向く坂戸城址案内図等はザっとだけ見る
次の これも暖冬の為か と思いながら見下ろした薄い靄だが 何時のシーズンとも違う
この後 歩きを再開
九十九折れ始まる
小さく繰り返す九十九折れを前にした次の右岸 コンクリートの堰堤上部は一本杉から8分後の標高310m付近 ここで見上げた杉林 山頂部は近い しかも 関越道や国道17号から観ていた 屏風の様な坂戸城の西面の様では無い
砂防ダム
二度目の流れ 末広がりになっている沢の右岸で下る沢の水は豊富
忘れてはいない 雪が少なかった3年前の2月に下った時以来である
九十九折れが始まる
次の 右岸で立つコンクリートの堰堤の上は 細かく繰り返す九十九折れを目の前にすると同時に 以外にも近い山頂を囲む杉林が上部に現れる
ここは 一本杉から8分後の310mの等高線付近だが 関越道や国道17号線から今まで観ていた坂戸城の西斜面とかなり違う 見上げた時には 屏風の様な感じは無い
沢を跨ぐ
二度目の 沢の右岸を下る流れは水は豊富 雪が少なかった 3年前の2月に下った時の事を忘れていない
標高500mからの鳥瞰
真下に無い と気付いた屋敷跡が 登って来た斜面に隠されている と分った時の主水郭は手が届く様な高さにある
既に 白い西のスキー場と同じ位の標高にいた
実城・主水郭分岐
次の5分後の 左へ向かう水平道が現れたここで最初の思い付き 予定の桃之木平と反対の左へ向かう
09:44だった最初の雪は少なく 吹き溜まる場所だけ
この 静かな稜線にも新しい踏み跡は無い
主水郭
二度目の 虎口を守る場所にも雪が無い
その分だけ 素人にも元の様子は分りやすい 道草ではなかった
次に振り返った 杉林に隠されている実城 山頂方向を確かめると 一段落
肩からザックを下ろす
腰を下ろした後の 眼を向けた八海山に何時もの険しさは無い
この時は10時直前 白い煙二本昇っていた足元の麓 三国川の谷では忙しくなっているハズだが 気温が10℃に回復していた尾根は静か
この赤い実だけが付近と違っていた
次からの稜線でも このナナカマドは目立っていた
稜線の 山城の遺構
この様な尾根を平らに均して築いた曲輪の跡は 次からに何度も現れる
侵入者の足を止めさせる これと同じ堀切の跡は実城までに 大小合わせて3ヶ所現れる
実城 (本丸)
最後の ここだけに雪が多い富士権現が祀られている実城 10:17に立つ
登って来た尾根を見下ろしていた場所で 地元かららしい女性に話し掛けられる
城坂以外の山の話もあり 数分間続く
大城と金城山
次は 稜線続きの金城山と一列に並ぶ大城を確かめる場所 一段高い社の軒下に立つ
大城からの展望
やはり 約400m近づいた価値あり ここからの金城山は大きい
しかも 真横にいた八海山は素晴らしい 背にしている 北の空は青く変わっていたのだ
再びの実城で 下山を開始
戻った実城も暖かい 12℃位になっていたハズ 谷川と妙高の白い連峰を楽しんだ11:17に後にする
寺ヶ鼻コースと別れて 薬師尾根に入る
マダマダ急降下が続く次の尾根を見下ろした ここまでを12分で終えていたが 雪の季節は大変なコース 今回は 高校時代を過ごしていた 上越市からの女性二人と話してから終える
桜並木の尾根を目前に
正午頃続けていた急降下最後の 痛んだ尾根の修復跡は広くて長い
この 初めての様な気分で下り続けていた坂道だが 上へ向かう登山者が続く
御居間屋敷跡へ
ここは 山頂で思い付いた予定外への道の最初
時間が十分残っていた今回 思い残す事無き様にと始めていた二度目だ
御居間屋敷跡
山を背にして北に向く 初めての広い場所に温もりが全く無い お日様が真上にある正午でも
防御に徹している と思った跡の時間は短い シャッターを二度切るだけで通過
登山山口駐車場
戻った 平日の12:08の登山口駐車場の車は 8台 早朝登山の盛んなここ 車は入れ替わっているハズだが
次は もう直ぐの初詣登山 その時の駐車場所は雪次第 雪が無ければ ここなのだが