正面にしてから 「厳しいなぁ」と呟いた後で入った登山口の奥は 二年経っていた前回までの様では無い 自然に近い浅草岳を楽しめた山道は広くなっていた上に  トレランレースに備えた「モニタリング」とある標識も多く現れる どうも 登山の風向きは変わった様である

 

 

記録 天気:晴 気温:6~15℃ 風:至軽風

ネズモチ平・浅草林道ゲート04:02-04:10ネズモチ平登山口-04:24白崩沢渡渉点(給水)05:31-06:22前岳分岐06:30-06:45山頂07:45-稜線—08:06前岳分岐-08:23嘉平与のポッチ—09:5109:27サクラソネ登山口—09:57ネズモチ平・浅草林道ゲート

 

ここの白崩沢源頭の急斜面を覆っていた残雪は多い  傍の 先月訪れていた守門岳や先回の苗場山と対照的である 例年通りであったヒメサユリも同様  

ここだけが 季節は何時も通り進んでいた様であった

 


 

未だ薄暗い朝の4時直後に入った登山口の奥 ゴロ岩を避けるに忙しい密林で察知した違和感は 泥濘に続く 広く踏み固められていた山道である

なお 厳しいで知られている急登の尾根を何ともしない登山者は多くなったらしいが 車で入れなくなったサクラソネコースと代わった 現在の最短コースである

 


この白崩沢の 何時もの様に始めた小休止は給水だけ 

もう一つの朝食は 展望の期待を始めていた山頂へ移していた

 

泥濘道を終えた後の 5時直前に取付いていたブナソネの急登は 直後からの この岩場が始まる

ここに今までに無かったハッズの ロープは 直ぐ上部に現れた以後に何本も続く

 


最初のロープ場を終えた直後の 何時もの様に振り向いた守門岳は朝の陽を受けている

この 明るい空を確かめた 約15分の急登を続けた後の標高1,170m付近は密林中だが この一望でスッキリ

 

 

この 何本目かが判らなくなっていたロープが下がっていた岩場 標高1,180m付近を通過した後のブナソネ(尾根)は変わり始める

 

 

直後の 未だ蕾であったヒメサユリは稜線の状態を暗示 尾根の右へ巻き気味に移る途中に現れる

 

 

次の奥で真正面にしたサクラソネの尾根は 朝の陽を受けて明るい

この後の尾根道は真上へ向きを変えて 急登に戻る

 

 

最後のロープ場を抜けた後の 開けたガレ場は標高1,200m付近で始まる

濃いブナの樹林を抜けている ここで受けた朝の陽射は穏やか 梅雨明けは未だ先だが

 

 

明るい奥の 急登を続けて来たブナソネを終える分岐に立つのは06:22 

この 白崩沢から1時間50分後の 標高1,500㎡の稜線の気温は15℃ 予定通りの小休止を始めた日陰の時間は少し長め 暫くして姿を現す二人目の登山者 年配の男性を見送るまで続く

 

 

直後の奥に現れた 期待通りだった残雪は前回の5日遅い月末の以上 この 標高1,500m以上に感じる 白崩源頭の白い急斜面の高度感は堪らない

だが 先程の彼の姿を認めた 帰路のここを下る時の心配は段々大きくなって行く

 

 

約2分間を長くに感じた後の 山頂を正面にする稜線に 彼の男性の姿は無い

次に脱帽する事になった 山頂から下って来ていた彼に聞いた次は鬼が面山の往復 一方の我は 帰路で至った時の手前の急斜面を心配していた ソレゾレである

 

 

この 未だ蕾であったヒメサユリにガッカリすると 山頂は頭上である

最後の期待は サクラソネにしか無かった

 

何時もの様に 真っ先に飯豊連峰に目を凝らした山頂 折り返し点に立ったのは06:45 

次に声を掛けた とっくに先へ進んでいたと思っていた 白崩沢の先で先を譲っていた壮年男性 三条市かららしい彼との山談義は長い ここに予定していた 待ちかねていた朝食を始めてからも続く

 

 

調子に乗り過ぎていたと気付く 「先輩」の一言を承った シャトルバスで向かう様になった枝折峠コースの越後駒ケ岳に話が及んでいた時の一等三角点の山頂の滞在は 最近に無い 1時間に及んでいた

次の サクラソネを経由する 予定通りの下山は長路である

 

 

真っ青な空に迎えられた分岐は 予定に遅い08:06 しかも 鬼が面山を往復する登山者を確かめる為の稜線と 残雪の急斜面に手間取っていた白崩沢源頭の後 

呑気にしていられなかった時の通過は 登って来る登山者の気配の無いブナソネコースの右と 気になっていた彼が選んだハズの縦走路の左 この二ヵ所を確認してから即

 

 

即移っていた尾根東面の 一直線に高度を下げるサクラソネコースの木道脇は殺風景

ここにも多いハズの 小さな初夏の花の気配は未だ無い

 

 

ようやくのヒメサユリの花は一輪のみ 位置は 4人目の登山者とスレ違った後の 嘉平与のポッチの手前斜面  咲き具合は 2、3日後であれば丁度と思った程である

なお ここでスレ違っていた登山者は この日のサクラソネコース唯一の方  今までの様では無かった

 

 

今上陛下ご夫妻御成婚記念と記憶する この浅草岳の鐘は 尾根の登山口の直前である

既に 登山者の車が多く並べられていた ネズモチ平駐車場を見下ろしていた

 

今上陛下御結婚記念の 浅草岳の鐘は この日4人目の コース中最後の登山者に出会ってからシバラクして通過 

 

 

サクラソネの最後 独りで目立っていた案内図の前は09:27

今回の元駐車場も 繁る夏草が気になる 過っては 一等三角点の山頂へ2時間が売りだった 賑わっていた登山口の今である

 

 

明るい陽射に照らされていた ゲート奥の ネズモチ平駐車場は10時直前に帰着

戻ったマイカーの脇で確かめ直した ニギヤカな熟年の皆さんが乗って来た東京№を付けていた乗用車のドライバー役さんは一睡も無しか を心配

最後に ここに停められていた車とバイクを18台と数えた後の 新たに到着した乗用車を見届けてから帰宅を開始