あ、どんな意味だっけこの単語。

 
 
前回までで、
長文の読み方をみなさんに伝えました。
 
 
読み方はわかっても、
知らない単語が出てくると
 
 
「少しだけ考えよう。」
 
 
「・・・。」
 
 
「気づいたらこんなに時間が!」
 
 
こういう状態になってしまう時
ありませんか?
 
 
しかし、
 
 
「知らない単語の意味を考える」
 
 
ということに意味があるのでしょうか?
 
 
・文脈から知らない単語の意味を予測
・語源から知らない単語の意味を予測
 
 
これらを2,3秒やってみるのは
いいと思いますが
 
 
予測するのに、
2,3秒以上
ましてや1分なんて冗談じゃありません。
 
 
何のために長文を読んでいるのでしょうか。
 
 
問題を解くためですよね。
 
 
決して、
知らない単語の意味を把握するため
ではありません。
 
 
目的を忘れずに読みましょう。
 
 
問題にその単語の意味予測の問題が
あるなら時間はかけてもいいですが。
 
 
では、
 
 
「知らない単語に時間をかけない」
 
 
これは可能なのか。
 
 
疑う方もいるでしょうが、
もちろん可能だからこの記事を書いています。
 
 
そもそも受験の長文で一番大事なのは
先程も言ったように
 
 
「問題に正解すること。」
 
 
いかに問題に正解して
得点するかどうかが受験では全てです。
 
 
そもそも、
どのような問題が多いのでしょう。
 
 
・単語の意味予測
・文法系
・正誤問題
・内容一致
 
 
ざっくりこんな感じです。
 
 
上の2つは
自力でできますね。
 
 
文法については
おすすめのお助けマンを
今回の【番外編】に紹介しますが。
 
 
下の2つが長文の配点の
ほとんどを占めてきます。
 
 
この傾向は、
センター試験の長文問題を見れば
わかりやすいと思います。
 
 
200点中
140点ほどは長文問題で
長文問題のほとんど下の2つの種類の問題です。
 
 
そして、
正誤問題と内容一致で大切なのは
 
 
「文の意味」で、
 
 
「単語の意味」
 
 
ではありません。
 
 
なにより、文の意味が大切なのです。
 
 
文の意味さえある程度理解できれば、
文脈もわかりやすくなり、
文全体の意味がとりやすくなります。
 
 
つまり、
 
 
「どんな内容の長文なのか」
 
 
も、必然的に掴みやすくなるのです。
 
 
知らない単語がでてきたくらいで
大事な「文の意味」に影響するのでしょうか?
 
 
品詞別に見て行きましょう。
 
 
まず、
 
 
◆動詞の場合
 
 
He was ??? to death.
 
 
???になっている単語は
知らない単語だとしましょう。
 
 
「to」の意味は
 
 
・到着点、結果
 
 
なので、
 
 
???の後ろの意味は
 
 
「死に到着する」
 
 
となります。
 
 
また、
???の前の意味は
 
 
「彼は~だった。」
 
 
となります。
 
 
この手掛かりを合わせると
 
 
「彼は死んだ」
 
 
不謹慎な例ですが
これだけ読み取ることができますね。
 
 
動詞は意味を含んでいるので
 
 
「なぜ死んでしまったのか?」
 
 
というところは不明確ですが、
1文のうち、7割くらいの意味は把握できますね。
 
 
さらに、これを10割に近づけるために
「文脈」を利用してあげましょう。
 
 
なぜ死んでしまったのか、については
文脈で理解できます。
 
 
文脈がぶっとんで、
急に死んでしまうということはあまりにもおかしいです。
 
 
どこかにヒントがあるはずです。
 
 
???の中が
 
 
「frozen」だった場合
 
 
「彼は凍えて死んだ。」
 
 
となりますが、
急に「凍えて」死んでしまうわけありません。
 
 
氷山にいた
南極にいた
冷蔵庫の中に閉じ込められていた
 
 
など、
ヒントとなる文脈が存在するはずなのです。
 
 
つまり、
動詞の意味が分からなかったとき
どうすればいいか。
 
 
意味のわからない単語(動詞)ではなく
意味のわかる単語を大事にして
文脈を使って理解度を10割に近づけるのです。
 
 
これは動詞だけでなく、
知らない単語が形容詞だった場合にも
当てはめることができます。
 
 
他の、
 
・副詞
・名詞
 
 
の場合はどうするのか。
 
 
◆副詞の場合
 
 
これは基本無視です。
わからなかったらすっ飛ばしましょう。
 
 
副詞はその名の通り、
 
 
所詮「副」の存在なので
1文の意味を支配するわけではありません。
 
 
意味がわかったらうれしいな。
 
 
程度の気持ちで見てあげましょう。
 
 
◆名詞の場合
 
 
わからなければ速攻、
 
 
「もの、こと」
 
 
と訳しましょう。
 
 
I sent  to you.
 
 
→私は「もの」をあなたに送った。
 
 
これでいいのです。
 
 
「何か」はわかりませんが、
その単語の5割程度の意味は掴めます。
 
 
名詞は「もの、こと」なので。
 
 
「ほんとにこれでいいのかよ。」
 
 
と思う人は多いと思いますが
こればかりは長文の中で実践しないと
伝わりにくいので実践してみてください。
 
 
そして最後に前置詞です。
 
 
◆前置詞の場合
 
 
受験で出てくる前置詞は、数が少ないです。
少ないのに、動詞の場合のところに書いたように
何気なく意味をわかりやすくしてくれる役割を持っています。
 
 
なので、
まだ意味を把握していない前置詞が
長文の中に出てきたら
 
 
逐一覚えてあげましょう。
 
 
これは長文を読むことにおいて
地味に自分の宝となります。
 
 
前置詞の大切さをわかっている受験生は
わりと少ないので、差別化になります。
 
初めのうちはここで書いた対処方法を
見ながらでもいいので、
品詞別に実践してみてください。
 
 
何度も言いますが、
意味のわからない単語ではなく
意味のわかる単語
を、大切にしましょう。
 
 
次回は
 
 
「受験は戦略大戦争」
 
 
です。
 
 
お楽しみに!
 
 
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文法に関しては
ある先生に完全に助けてもらいました。
 
 
それは
スタディサプリの「関先生」です。
 
 
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関先生はこのスタディサプリの講師です。
 
 
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文法を暗記で教えるのではなく、
文法の「核」
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なので、この核を勉強するだけで
あとは問題に合わせて応用するだけです。
 
 
しかもこの応用も難しくありません。

 

 

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