今回で記念すべき20回目。20年前といえば、シアトルでは教科書もなく、教授法も手探りで教えていた時代。今は教科書も教材も揃い、ネットで簡単に情報も教材も手に入るようになった。20年で日本語教育のあり方も大きく変わった。
今回のワークショップのテーマは「文化を教える」だった。
例えば日本の弁当として「キャラ弁」を紹介したとする。アニメキャラがお弁当になっていて、細かい細工に学習者は驚く。インターネットで検索すれば、たくさん画像が出てくるから、それを授業で見せる。
ここに大きな落とし穴がある。
本当に多数の日本人はキャラ弁を作っているのか。キャラ弁を作っているのは極一部の日本人だけだ。それを授業で「キャラ弁」を取り上げて「日本の弁当」として一般化してしまうのは問題だ。弁当にもいろいろある。そのいろいろな側面を見せなければ、学習者に日本のステレオタイプを植えつけてしまう。
そしてただ表面だけを見せるだけではなく、「なぜ」という背景の価値観を考える。
ある参加者(男性)は「キャラ弁は母親の見栄だ」と言っていた。なるほど、そういう背景もあるのかと価値観の多様性を感じた土曜日の午後。
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