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SS50は写真左側のC105という昔のカブのピストンを加工して組んでいます。右はSS50ノーマルピストンです。SS50は高回転型バイクですが、低回転のどこどこ感がたった50ccなのに感じることができます。モンキー系の本に振動ではなく鼓動と書かれていましたが、まさにという感じです。しかしながら72ccや85ccにボアアップするとパワフルにはなりますが、鼓動がなくなってしまうのです。高回転のフィールも変わってしまいます。50ccの状態が一番良いとは思うのですが、交通の流れに乗るのは非常に大変です。そこでなるべく排気量を上げないでパワーアップの方法を検討して、C105の42ミリピストン(ss50は39ミリです)を利用して60ccにすることにしました。わずか10ccですが、20%アップですので、違いはかなりあります。何と言ってもあの鼓動が残っているのがうれしいです。加工はピストンヘッドの加工が難しく、写真では解りにくいかもしれませんが、吸気バルブが接触し、バルブを曲げてしまいました。圧縮を落とさず、バルブの逃げを確保することが重要ですが、なんどもチャレンジするしかありません。現在組んであるピストンは3個目です。