禅語とは、
禅の教えや悟りの境地を短い言葉で表したものです。
言葉は難しいけど、
書かれている内容は、
心がほっこりするような、
時には豪快な、
優しさにあふれた人生のアドバイス
私なりに解釈して、書いてみました。
白珪尚可磨
はくけいなおみがくべし
白珪とは、白い清らかな玉のこと。
中国最古の詩集「詩経」の中では、
「白珪にきずがついても、
磨けばそのきずは消えるが、
一度発した言葉は、どうにも取り返しがつかない。」
という意味で書かれています。
が、禅の修行の中では
それを
完全無欠な白珪でも
磨いていなければ曇ってしまう。
さらに磨いて、もっと清らかにせよ
という意味で使われています。
つまり、
修行に励んで、悟ったと思っても、
まだまだもっともっと精進しなさい、
ということなのです。
私はこっちの方がピンと来るなぁ。
よくお茶席の掛け軸に使われる言葉です。
何事も、完璧ということは無いのでしょう。
完璧だと思った時点で終わりです。
やり続けること、
努力し続けることが大事ですね。