熊が何故、たくさん人里に現れたか、

どうすれば良いかも提案をされています。↓

丁寧にお読みになり、

ご考察ください。🙏

 

20日、秋田空港に着くと、秋田県のクマ情報を熊森本部に長年送り続けてくださっている秋田県会員の方が、出迎えてくださいました。会員のみなさんは本当にありがたい存在です。

マスコミは、今年の秋田のクマの異常出没は、去年、ブナの実りが良かったため(並作)、メスグマがたくさん子を産んで増え過ぎたからというクマ原因説を報道しています。しかし、過去、ブナが並作どころか豊作の年もありましたが、次の年、今年のような異常出没は起きていません。熊森は、クマが増え過ぎたのではなく、今夏の異常な暑さによって、山の中でありえないような餌不足が発生したことが原因であると考えています。

参照 第5次ツキノワグマ管理計画(資料編)

まず最初に、今年、集落に初めてクマが出たと本部に電話をくださった秋田県民の方の家を訪れました。とても喜んでくださいました。長年、雄物川の西側(日本海側)に住んでいるが、これまでクマなどいなかった。親子グマが雄物川を泳いで渡ってくるのを見た人がいると言われていました。この日は雄物川の水量が多くて、とても泳いで渡れない感じでした。集落からかなり離れたところで、主原先生がクルミを食べたあとのクマの糞を見つけられました。

次に、秋田県庁自然保護課にご挨拶に伺いました。これまで何度も訪れてきた課ですが、しばらく行かない間に、担当者がすっかり新しい方になってしまっていました。

この後、今年熊森本部に電話くださった奥羽山脈のふもとで農業を営む秋田県民の方のお計らいで、秋田の鳥獣の専門家を訪れ、長時間お話を聞かせていただくことができました。

秋田の海岸近くは風車がとても多くて、慣れない私たちはクラクラしました。このあたりは、植林されたマツの松枯れがものすごかったです。

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海沿いは風車でいっぱい

夜、奥羽山脈の山沿いの集会場に向かいました。十数名の方が手作りの晩御飯を用意してくださっており、遅い時間まで食べずに私たちが来るのを待っていてくださいました。お茶は、野草茶でした。いただいているものの原料がよくわからなかったのですが、おそらく山里のものだと思います。どれもとてもおいしかったです。

食べながら、秋田の皆さんと長時間お話ししました。集まってくださった方々は、今年どうしてこんな大変なことになったのか、とても知りたがっておられました。

私たちが接する報道では、秋田県民はクマの大量捕殺に異論なしという感じでしたが、来てみると、人身事故への恐怖はあるものの、空腹に耐えかねて人間のところに出て来ては駆除され続けているクマたちに胸を痛めている方々もそれなりにおられることがわかってきました。しかし、秋田では、行政のすることには声を上げられない雰囲気があるようでした。

翌21日、地元の皆さんと秋田の山に入りました。今年、クマに会った時の様子など詳しく話していただきました。山裾のあちこちの栗の木に、クマ棚がびっしりできていました。クリには凶作年がないので、このクリを食べることができたクマたちは冬ごもりに入れるのではないかと思いました。

このあたりの家の横の柿の木には実が鈴なりについていましたが、なぜかクマが来た形跡はありませんでした。(秋田の柿はすべて渋柿、寒いので甘柿は育たない)

知事は、来年、柿と栗を全部切ってしまえと言われているそうですが、栗の木は残しておかないと、クマがさらに下に降りていくと思います。

冷温帯のドングリであるブナやミズナラが弱ってきているのなら、今の温かくなった気温に合わせて、山にクヌギなどのドングリを植えたらどうだろうかと思いました。

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クリの木にびっしりできたクマ棚

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クリの木の下にたくさん落ちていたクリの枝。母グマが子グマに落とし与えたか

田んぼや畑も見せていただきました。この辺りは、田畑と山がつながっていました。

この時期、ブナやミズナラはもう落葉していますから、山の上の方は灰色っぽい樹皮の色です。

黄色に色づいているのはまだ落葉していないコナラです。

秋田に来て、やはり人工林が多いなと思いました。(人工林率50%)

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秋田でもこのあたりの人工林は放置されており、林内にはシダ植物ぐらいしかありませんでした。

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スギの人工林の中

最後に、この山の尾根まで登りました。尾根はブナの純林でしたが、どれも木が細かったです。

拡大造林時に山裾から尾根まで雑木林を皆伐して、山の下半分にスギを植林、上半分は放置したのでブナ林に戻ったのだと思います。ブナの幹を丁寧に調べて歩きましたが、クマの爪痕は、古いのも新しいのも皆無でした。

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尾根の細いブナ林

地元の80歳を超えた長老が、山からの湧き水が昔の1割!にまで激減していると言われているそうです。雑木林を伐ってスギを植えたことや、田んぼ整備が原因だそうです。山がどんどん荒れて保水力が失われてきているということは、このあたりに住んでいる方は皆さん知っていることだそうですが、どうしたらいいかというところまでは、いっていないようです。

2日目の夜も、秋田市やその他の地域から秋田県民の皆さんが集まってきてくださいました。みなさんは、熊森の話を食いいるように聞いて下さいました。

 

 

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集まってくださった皆さんとの語らい

集会後、10名くらいで横手まで行って夕食をとりました。森の再生、人身事故防止、田畑の被害防除etc、個人の活動には限界があります。

里や集落に出てきたクマを山に押し返すには、当面、犬や花火などで脅すことも必要ですが、何と言っても根本解決は秋田の山にクマを養えるだけの餌のある森を再生して、昔のように棲み分けを復活させることが必須です。秋田にも支部を作って活動したいという話をすると、皆さん次々と会員になってくださいました。

何とか秋田でも、組織的な活動ができるようにしていきたいです。支部づくりにご協力をいただける方は、ぜひ本部までお知らせください。

22日は、横手盆地の西側にある山間部で暮らしておられる方を訪れ、周りの山や秋田での暮らしをじっくり見せていただきました。

今回は駆け足でしたが、やはり現地を訪れ、山や田畑を見せてもらって、地元の皆さんと語り合えたことの収穫は大きかったです。

最後になりましたが、横手市で泊まったホテルの窓から見た雪をかぶって真っ白になった鳥海山の神々しさが今も頭に焼き付いています。あとで写真に撮ろうと思ったら、雲に覆われてしまい、いい写真が撮れませんでしたが、一応パチリ。

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雲に覆われてしまった、はるかかなた山形・秋田県境の鳥海山

クマなどの森の動物と棲み分け共存することは、日本文明を支えてきた水源の森を未来にわたって確保することであり、地球環境面からも精神面からも秋田に住む子供たちをはじめとするすべての人間の幸せにつながると私たちは思います。

今後、秋田県各地で集会を持って、今後クマ問題をどう解決していくか、皆さんの叡智を出し合う機会を作っていきたいです。

3日間、秋田の皆さんに大変お世話になりました。心からお礼申し上げます。

 

 

 

 

 

 

あなたの支援で守れる森、救える命、つなげる未来があります

日本熊森協会が誰にも遠慮せず、最前線で自然保護活動ができるのは、水源の森を次世代にのこしたい、大量捕殺を止め、野生動物と共存したいと願う人々のご寄付や会費で支えられているからです。

危機にある日本の豊かな森を守るためには、もっと大きく強い自然保護団体になることが必要です。どうかご支援をお願いします。

自然を守り野生動物と共存する

みなさまのご寄付で

森や野生動物を守る活動をさらに強く推し進めることができます

これまで、多くの方のご寄付により、誤捕獲されたクマの保護・飼育や、自然の森の伐採阻止などが実現してきました。
みなさまに支援いただくことで、活動の基盤を強化し、さらに力強い活動を展開できます。

  • クマなど大型野生動物の保護事業

    クマなど大型野生動物の保護事業

    豊かな水源の森を再生し、保護するためには、その水源の森を造る大型野生動物を守る必要があります。クマの保護飼育や里山での棲み分け支援など様々な保護活動に取り組むことができます。

  • 動物の棲める森の再生事業

    動物の棲める森の再生事業

    自然や動植物との共存を実現するためには、豊かな水源の森を次世代に残す必要があります。そのために、動物の棲める森を再生する事業をおこないます。

  • 講演・環境教育事業

    講演・環境教育事業

    天然林や大型野生動物を保護するために、日本国民に自然や動植物と共存する重要性を伝えます。中高生や一般の方へは講演や勉強会を、次世代を担う子どもには環境教育をおこないます。

  • 調査・研究事業

    調査・研究事業

    天然林の保護・再生、大型野生動物の保護をおこなうには、奥山や生態系の現状を知り、対策する必要があります。現地でのフィールドワークや調査にて、奥山や野生動物に関する課題を調べます。

寄付をする方法

クレジットカード

くま保護基金

熊森協会のクマ保護活動は、「くま保護基金」に支えられています。
くま保護基金は、クマの被害対策、人身事故のお見舞いや現場検証、保護グマの飼育費など、クマと人が共存するための活動費に充てられます。
熊森はこの基金を使って、これまで殺処分されそうになっていたクマの命を何頭も救ってきました。会費だけではこのような活動が十分にはできないため、
会費外のご寄付となっております。ご協力いただければありがたいです。

銀行振込・郵便振替

ゆうちょ銀行 口座番号:00980-7-203246
口座名:くま保護基金
他金融機関からの
振り込み用口座番号
金融機関名:ゆうちょ銀行
店番:099
当座:0203246
 

以上。転載させて頂きました。

 

尋常ではない頭数の熊の出没。

 

山奥に熊を登らせる必要がある。

 

ドングリ撒きは、自然を狂わすの意見もある。

だが、既に自然は、狂っている

熊も自然の一部、

殺せば更に悪化。

人が入り、ドングリ等が実らない人工林をだらけの山。

山を開発し自然林を切り、ゴルフ場などを作り、金属メガソーラーへ。

これらが浅い段階で、

ドングリを撒くな!は、理解ができる。

だが、もはや山は深刻。

 

熊は生きていけないと瀕死の行動をしている

まづは、人前に来させない人命優先。

瀕死の野生保護が優先でしょう。

出没頭数に合わせ、奥深いところに、ドローンやヘリ等でドングリ等を撒く。

人は、山に 入ってはならないでしょう。

並行し、暑さに強く実りの多い木を植林する。

 

山の植林木が実るまで、熊が飢えで降りてくるなら、

空輸で頂上にどんぐり等を運ぶを繰り返すべきでは?

 

飢えて出てきた熊を、

脅して山に戻し、山で飢えて死ね?

 

出てきた熊は、殺す。

 

どちらにしても、

死ねという対策しか、

今、行っていないのでは?

 

鹿、イノシシ他が多いから?

他が、熊の餌を食べるから 餌不足?

ならば鹿他の保護所を作り、一気に収容しては?

避妊去勢し管理する。観光場にも成る。

熊の食糧を阻害する、他種の頭数管理も必要だ。

力強い熊を保護し管理するより、負担は少ない。

どの種も殺しばかり、伐採ばかり、

人工林ばかりの環境破壊。

 

飢える鹿の報道もある。

社会の、命うばうだけ行動は、

国民の意識から大きくずれている。

 

家族間の犯罪も増えているのは何故か?

命奪うは、国民の心が擦り切れる。

国民の心を温めるが、今の社会には必要だ。

 

熊は 環境貢献の一部です。

先も考えず殺せば、人間の暮らし破壊となる。

 

大掛かりな政策は国が行い、策の問題後始末は、

丸腰の民間がやる、日本国の特徴。

犬猫の殺処分ゼロも、

今も、ボランティアが支え続けています。

 

熊の命を守れるのは、民間しかない。

国民の皆様、

多額の寄付で、実り多い植林の費用と、

栗やドングリ等をなんとか熊の口元に届け、山に登らせたい。

専門家の皆様、こんな考えは、やはりダメなのですか?

 

皆様、ご寄付の参加を。団体でのボランティアを。

 

 

心ある専門家の皆様。

山の自然(水源)と、

熊の命と、

国民の命を守る為に、

いくつもの有効な手立てを、

見出してください。

熊を殺してばかりは、環境破壊だ。

 

皆さま、心ある専門家が思いのままに動けるよう、

大きな支援をお願い致します。

 

熊の多発出没地域の国民の生命を守りたい。

熊避けフェンスロング設置や、人の避難所。熊を山奥誘導のため餌空輸。

実り多い木の植林を至急始めるべきだ。

 

 

皆さま。

多くの山の修復案を示し、命粗末を避け、

行動で牽引する、心ある専門家を、

大きな支持、支援で育てよう。

 

千葉県では、日本に居ないはずのキョンの大量繁殖が問題になっているとか。

全て人間側の愚業!

 

#熊 守りたい で、他活動団体も検索されます。

よく調べ、ご参加ください。

 

熊に遭遇したくなければ、全国民が、なんらかの参加をすべきです。

 

環境破壊の生活、

製品全てを、

本気で見直そう。

 

原発も、メガソーラーも大量のゴミを作り、

野生を苦しめているを、理解した。

 

私も、電気を減らす、生活見直し始めます。