「グガーグガァーグガァァー」
この授業中にいびきしかかいてない最悪男がこの物語の主人公星野直也である。
この男いびきがうるさいのと同時に寝言も言っているのである。
その例を紹介しよう。
まずは、寝言の王道「もう食べられないよぉ~」にはじまり、
「サマンサ!君は早く逃げるんだ!」とか「社長!なぜ私が・・・」などまったく意味不明なこともある。
というか大半が脈絡のない寝言ばかりだ。どうしてだろうか・・・どうしてなんでしょうね。
「ちょっと!直也!直也ってば!おきなさいよ!」
こいつは俺の隣の席になってしまった顔だけはいい奴の気が強い腐れ縁の岡野桜。
知らん人は小説を読み返してくれ。5分くらいで読めるから。
う~ん・・・寝る。
「あ!コラ!!起きなさいってば!もう授業終わったわよ!」
「ホントか!!」
「早っ!!まったくもう~!」
しかし時計はゆうに授業中の時間帯を指していた。
「あれ・・・時間。俺の電波時計くるったかな?」とG-SH●CKを見つめる直也。
しかしその10メートル落下にも耐えうる時計がそうやすやすと壊れることもなく、正確に時を刻んでいた。
だって、先生いるしね。
「おいおい!終わってねぇじゃねぇか!」
「だっておきないんだもん。だって寝てたら成績が落ちちゃうでしょ。あ!べ・・別にあんたを心配なんてしてないんだからね!ただなんとなく気になっただけなんだから!いい?わかったならシャキっとしなさい!」
と顔を赤らめている。熱でもあるんだろうか?
「別にいい。俺は成績よりも目の前の睡眠のほうが大事!」
「バカ!」
こんな会話をしているとき、上の階の2年生が一人ニヤニヤしていた。
「ビバ☆!グフフフフ。ハハハハハ。放課後が楽しみだ!」
この人はいったい誰なんだろうか。浅倉早百合さんなんかじゃないですよオホホホホ。
そして放課後。
いつもの部室には俺と桜、オタクの圭太とマッチョの高次、そして浅倉早百合先輩と山岡進一朝マック部部長さん。
「ビバ☆!今日は新入生入部歓迎行事を行うよん!全員絶対参加だからね!!」
「行事ってなにをするんですかい?俺夜からケーブルで『猫耳戦隊満月ちゃん!』を見ないといけないんですけど。」
「・・・何?それ」
「主人公で猫耳をつけたらパワーアップする満月ちゃんは中学生!でもそこに恐怖の怪物が!!そこで満月ちゃんは猫耳をつけてパワーアップして必殺技の猫耳フラッシュで敵をやつけるんだよ!主題歌がいいんだ!その名も満月ちゃんの鎮魂歌。」
「はぁ~。」
全員があきれ返る。早百合先輩をのぞいては。
「いいねぇ!圭太。今度見せてよ!」
「わっかりましたー!DVDでお貸しします。」
「それはともかく、今日は何をするんですか?」
「ビバ☆!今日はね、肝試しをやるよん!季節ぴったりでしょ。」
嘘だ!どこの国だそれは。ハワイかなんかか。この国はいつから常夏に・・ってアホか!
「今は春でまだ肌寒いくらいですよ?」
「それが良いんじゃないの。寒いほうが『出る』から。」
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いま、全員が固まったかとおもった。しかし、先輩は笑っていた。部長氏は・・・・いなかった。
「ちきしょ~進一め帰りおったな。許せん。あ!ということだから今夜2時にそこのお寺に集合ね。」
「はい・・・」
そして先輩は走っていった。気づくと校庭に出ていたのでかなり猛スピードということがわかった。部長氏・・・ナンマイダ。
そして寺。
「うう・・。寒い。出る。怖い。私やっぱかえる!」
「ビバ☆!や~い桜のチキン。」
「チキンでも度胸なしでも何でも良いですから私帰る。」
「待ってよ!桜ぁ~」
先輩が桜の耳元で何かを言っている。そのたび桜は「ええっ」とか「でも・・」とか言っていた。そして、
「やらせていただきます。ていうかやらせてください。」
何を言ったんだ先輩。
「ビバ☆!ルンルン~」
そして、
「ビバ☆!そろそろだね。一番『出る』のは。じゃ、くじでペアを決めるから。」
「でもこ、高次がいませんよ。」
「あ、高次は脅かし役だから。」
「みんな、くじもったね?いくよ。いっせいの~で」
くじを開く。そこには4と書かれていた。
「じゃあ偶数を引いた人と奇数を引いた人とでペアになろう。」
で。
「奇数が先輩と圭太。偶数が俺と桜。」
「ビバ☆!うん!予想通りだ。」
何がだ。無茶苦茶怪しい臭いがプンプンするがこのさいスルーすることにした。
「じゃ、ペアはそこの墓地を5周して帰ってきて。そうねぇ歌でも歌いながら。」
「歌ってなにを?」
「かごめかごめかとおりゃんせか・・」
先輩が喋っている間に圭太が
「アニメソング!アニメソング!アニメソング!」
とほざき始めた。アンコール!みたいだぞそれ。
「いや、それ無理だから。」
「ガビーン!オーマイガッツ!俺の繊細な心にダイレクトアタックだぜ!俺の人生にひび割れが・・」
「俺がわってさしあげる。さぁ死ねぇ!!!!!」
「それはともかく、とおりゃんせか、かごめかごめね。」
「じゃあ俺たちは・・・・・とおりゃんせ。っていうかかごめかごめって最後まで歌えないし。」
「ビバ☆!じゃぁ私たちはかごめかごめだ。」