ビデオが届くのを待て


・・・・・・そう矢に結ばれていた手紙には記してあった。

「よんだかMy息子よ。これがクールな父からの手紙だ。あ!電波ヤバイ!ていうかサブッ!ここサブッ!!冷てー・・・・」

電波途切れたし。っていうか俺が切ったんだけど。

そしてしばらくして届いたビデオをどう捨てるか悩んでいた。

「燃えないゴミか・・・廃品回収か・・・荒ゴミか・・・なんか上乗せするか・・・・」

実はこの手のビデオを目にするのは初めてではなかった。っていうか月一ぐらいで送られてきていた。見たことないけど。

「さてと・・・」

とおもっていたら携帯がなる。父。切る。っていうか電源も切る。

しかし・・・ビデオはいつもと違いラベルの部分に何か書いてある。

「えっと・・・・コレは重大なビデオだ。いつもの如く捨てるなよ!」

しかたないからビデオデッキで再生することにした。


「はぁい!私のビデオを荒ごみに捨てようとしていただろ!やめろ!っていうかごめんなさい。見てやってください。」

俺の腹は決まった。もちろん見てやる気もさらさらなく偶然明日に迫っていた粗大ごみの日にデッキごと捨てようとおもっていた。

「これこれ!息子よ!こんどは『じゃぁデッキごと捨てちゃえばいいや~』なんておもってないよな!?」

そのとおり。

「とりあえず話を聞け。いいか、お前の妹でお前なんかとは大違いのかわいい愛しい娘 円がな・・・・・お前の町の中学に通うって。『お兄ちゃんが心配だよ~』ってな。なんていい娘だ。っていうかお父さんは心配じゃないのか??お父さんも心配してくれ!

っで、そこで!部屋もないしお前の家に泊めてやってくれ。」

「はぁ!?」

「ああいま『はぁ!?』っていっただろ!ナイス反応。円は任せたぞ。」

「・・・・っておい!親父!いい加減に・・・」

「ええ!何?聞こえない!電波はいらない!ココ圏外!Outside!KENGAIDESUKARA」

「はぁ何!outsideのあとの発音がおかしかったぞ!どうなってんだ。だいたい電波じゃねえだろビデオは!」

「何を言ってるんだ息子よ!ググってみろ。ビデオは電波で送信しますって書いてあるから総合百科事典に。」

「書いてねえ!っていうかググるってなんだよ!」

「おまえググるも知らないのか?終わったな。っていうか痛いな。それもググれ。」

「わかったよググるでも何でもしてやるから。」

「あ、GOMENDENPAWARUIKARA。」

・・・・・切れた。っていうか消えた。

円がくるのか・・・・


俺の家庭事情は複雑だ。

まず今俺の住む星雲町は俺の育った街なんかではない。越してきたのだ。中学の時に。

俺が育ったところは超~田舎なのだ。名前はう~んそーだな野原(のわら)町という。

決して今考えた名前なんかじゃないからな!ないんだからな!

じいちゃんはその田舎で農業を営んでいたが5年前に他界。

親父は世界を飛び回るスーパーサラリーマンっていうのは自称で単にじいちゃんが

残した莫大な遺産でお袋と俺のかわいらしい妹といっしょだ。

なんたって妹はかわいい。最高だ!

と開始早々の冒頭部分でコレを書くと主人公はシスコンの変人というイメージしかつかないのでやめておこう。

あ!主人公はシスコンではないですからね。

とへんなナレーションが入ったが、親父は今頃元気でやってるだろーなぁとおもいつつ俺はビデオを回していた。

というのもこのことの発端は30分前にさかのぼる。


「あ~暇。」

とソファーに寝転がった姿勢で星野直也はおせんべをたべながらテレビを見ている。お前は主婦か!

なんといっても星野直也は暇なのである。今日は花の日曜日!天下の学生はお休みなのである。

とりあえずテレビを見たりして暇をつぶしているものの大してテレビが面白くないから暇なのである。

すると、携帯に電話が入る

「・・・・・・・おっと・・ええっと着信は『父』・・・・・無視!」

と無視を決め込んだがあまりにしつこいので出ることにした。

「もしもし。親父?何の用?」

「・・え!何!?親父だよ!!パパでぇ~す。お~い!もしもすぃ~?」

「・・・切ろう!」

「ちょっとまて息子よ!わたしとの通話を切ろうとしただろう!ヤメテ!それだけはやめて!ビックリ0ンシールやるから。」

「お~い切るぞ!?」

「まてってば!とりあえず外でろ!」

「何でだよ!」

「いいから!!」

と親父がしつこいのでめんどくさいがベランダに出ることにした。

ど~せ田舎から遠距離恋愛していた彼氏が彼女のマンションに来たときのように親父でもたっているんだろ。

「でたぞ!どこだ親父!?」

「へ?俺は今・・・・アラスカ!」

「はぁ!?なんでじゃぁ俺は・・・・」

ベランダに出なければならないんだといおうとした瞬間何かが視線をかすめた。

「おおい!!」

振り返るとそこには矢が。良く見るとなんか結んである。・・・・矢文かよ!いつの時代だ俺は。

「そこに父さんからのメッセージが記されてある。よ~く読んで胸にしまいこんでからもう一度読め。」

「わかったよよ~くちぎって親父という存在を記憶の奥底に封印してもういちどちぎるんだな」

「ちょっとまて!俺との思い出を封印してもいいが文をちぎるな!」

「ああそう!親父、俺最近日本史に強くなってな。3本の矢は折れないけど一本の矢は折れるらしいぞ」

「NO!私の邪念×怨念+連絡事項がしるされた文を矢と一緒におろうとしてないよな!?やめろよ!っていうかホントやめてください。」

「わかったよ。」

と俺は矢から手紙を外し、手紙を読んだ。そこに記された事実とは。



草木も眠る丑三つ時。俺は・・・・墓を回っていた。

「・・・とおりゃんせとおりゃんせ」

「・・・ここはど~この細道じゃ~・・」

「てんじんさまの~ほそみち・・ギャァァァァァァァァァァァ!!つ・冷たいものが私の足にぃぃぃぃぃ!!」

「高次だって。脅かし役っていってただろ。」

「そ・・・それもそうね。高次!今度は直也を脅かしなさいよ!」

「・・ちっと通して・・・・下しゃん~せ」

「御用のないもの・・・通しゃせぬ」

「この子の七つの・・・・・・グワァァァァァァァァァ!!冷たいのが俺の足にぃ!」

「・・・高次だってば。」

そんな感じで異常に怖い肝試しが終わった。・・・・二度とやりたくねぇ。

先輩のコンビも同じような感じでかなり怖かったようだ。

「ビバ☆!じゃ、高次でてきていいよ!」

「うす!」

「いやー高次お前怖い!冷たいものがピトっと足に触ってくるんだもん。」

確かに。ムチャクチャ怖かった。

「いや。俺は今まで反復横飛びしてて脅かしなんて何もしてないけど。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ギィィィィィィィィヤァァァァァァァァァァァァァ」

山中腹程度に位置するその寺で、叫び声がこだました。あーコワ。


絶対、先輩の意見はすべて無視しよう!コレは絶対だ!あーコワ。

「グガーグガァーグガァァー」

この授業中にいびきしかかいてない最悪男がこの物語の主人公星野直也である。

この男いびきがうるさいのと同時に寝言も言っているのである。

その例を紹介しよう。

まずは、寝言の王道「もう食べられないよぉ~」にはじまり、

「サマンサ!君は早く逃げるんだ!」とか「社長!なぜ私が・・・」などまったく意味不明なこともある。

というか大半が脈絡のない寝言ばかりだ。どうしてだろうか・・・どうしてなんでしょうね。

「ちょっと!直也!直也ってば!おきなさいよ!」

こいつは俺の隣の席になってしまった顔だけはいい奴の気が強い腐れ縁の岡野桜。

知らん人は小説を読み返してくれ。5分くらいで読めるから。

う~ん・・・寝る。

「あ!コラ!!起きなさいってば!もう授業終わったわよ!」

「ホントか!!」

「早っ!!まったくもう~!」

しかし時計はゆうに授業中の時間帯を指していた。

「あれ・・・時間。俺の電波時計くるったかな?」とG-SH●CKを見つめる直也。

しかしその10メートル落下にも耐えうる時計がそうやすやすと壊れることもなく、正確に時を刻んでいた。

だって、先生いるしね。

「おいおい!終わってねぇじゃねぇか!」

「だっておきないんだもん。だって寝てたら成績が落ちちゃうでしょ。あ!べ・・別にあんたを心配なんてしてないんだからね!ただなんとなく気になっただけなんだから!いい?わかったならシャキっとしなさい!」

と顔を赤らめている。熱でもあるんだろうか?

「別にいい。俺は成績よりも目の前の睡眠のほうが大事!」

「バカ!」

こんな会話をしているとき、上の階の2年生が一人ニヤニヤしていた。

「ビバ☆!グフフフフ。ハハハハハ。放課後が楽しみだ!」

この人はいったい誰なんだろうか。浅倉早百合さんなんかじゃないですよオホホホホ。


そして放課後。


いつもの部室には俺と桜、オタクの圭太とマッチョの高次、そして浅倉早百合先輩と山岡進一朝マック部部長さん。

「ビバ☆!今日は新入生入部歓迎行事を行うよん!全員絶対参加だからね!!」

「行事ってなにをするんですかい?俺夜からケーブルで『猫耳戦隊満月ちゃん!』を見ないといけないんですけど。」

「・・・何?それ」

「主人公で猫耳をつけたらパワーアップする満月ちゃんは中学生!でもそこに恐怖の怪物が!!そこで満月ちゃんは猫耳をつけてパワーアップして必殺技の猫耳フラッシュで敵をやつけるんだよ!主題歌がいいんだ!その名も満月ちゃんの鎮魂歌。」

「はぁ~。」

全員があきれ返る。早百合先輩をのぞいては。

「いいねぇ!圭太。今度見せてよ!」

「わっかりましたー!DVDでお貸しします。」

「それはともかく、今日は何をするんですか?」

「ビバ☆!今日はね、肝試しをやるよん!季節ぴったりでしょ。」

嘘だ!どこの国だそれは。ハワイかなんかか。この国はいつから常夏に・・ってアホか!

「今は春でまだ肌寒いくらいですよ?」

「それが良いんじゃないの。寒いほうが『出る』から。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いま、全員が固まったかとおもった。しかし、先輩は笑っていた。部長氏は・・・・いなかった。

「ちきしょ~進一め帰りおったな。許せん。あ!ということだから今夜2時にそこのお寺に集合ね。」

「はい・・・」


そして先輩は走っていった。気づくと校庭に出ていたのでかなり猛スピードということがわかった。部長氏・・・ナンマイダ。


そして寺。


「うう・・。寒い。出る。怖い。私やっぱかえる!」

「ビバ☆!や~い桜のチキン。」

「チキンでも度胸なしでも何でも良いですから私帰る。」

「待ってよ!桜ぁ~」

先輩が桜の耳元で何かを言っている。そのたび桜は「ええっ」とか「でも・・」とか言っていた。そして、

「やらせていただきます。ていうかやらせてください。」

何を言ったんだ先輩。

「ビバ☆!ルンルン~」

そして、

「ビバ☆!そろそろだね。一番『出る』のは。じゃ、くじでペアを決めるから。」

「でもこ、高次がいませんよ。」

「あ、高次は脅かし役だから。」

「みんな、くじもったね?いくよ。いっせいの~で」

くじを開く。そこには4と書かれていた。

「じゃあ偶数を引いた人と奇数を引いた人とでペアになろう。」

で。

「奇数が先輩と圭太。偶数が俺と桜。」

「ビバ☆!うん!予想通りだ。」

何がだ。無茶苦茶怪しい臭いがプンプンするがこのさいスルーすることにした。

「じゃ、ペアはそこの墓地を5周して帰ってきて。そうねぇ歌でも歌いながら。」

「歌ってなにを?」

「かごめかごめかとおりゃんせか・・」

先輩が喋っている間に圭太が

「アニメソング!アニメソング!アニメソング!」

とほざき始めた。アンコール!みたいだぞそれ。

「いや、それ無理だから。」

「ガビーン!オーマイガッツ!俺の繊細な心にダイレクトアタックだぜ!俺の人生にひび割れが・・」

「俺がわってさしあげる。さぁ死ねぇ!!!!!」

「それはともかく、とおりゃんせか、かごめかごめね。」

「じゃあ俺たちは・・・・・とおりゃんせ。っていうかかごめかごめって最後まで歌えないし。」

「ビバ☆!じゃぁ私たちはかごめかごめだ。」



コレは悪夢だ!何かの間違いだ!!夢なら早くさめてくれ!もういい!俺が悪かったから!良くわからないけど!!!

とりあえず謝ってみたものの、入部は取り消せず(高次がいやに張り切るので・・・・・)この朝マック部に入部することになった。

「・・・でこの部活は何をする部活なんですか?」

桜がたずねた。

「季節ごとに、その季節に合った行事をしていくんだよ!たとえば!夏は、海に行ったりとか肝試しをしたりとか」

「ふ~ん。で、どうして『朝マック部』なんて名前なんですか?」

「それはなぁ・・・・なんとなくだ!かなりポピュラーな日本語を使ったつもりだ!」

「ちょちょちょっと待ってください!ぽぴゅらーってなんですか?英語?辞書をひきますから待ってください!!」

あほ高次はほっといて。

「はぁ~。何でこんな部活に入ったかなぁ~」

「ビバ☆なんで?たのしいよん!」

「わぁ!びっくりした!!」

「ビバ☆何おどろいてんのさ?私朝マック部副部長兼影の部長浅倉早百合っていうんだヨロシク!」

副部長兼影の部長??

「ビバ☆影の部長ってのは内部の実力者みたいなもんだよ新入りクン。進一は嘘の部長」

この人の口癖はビバ☆のようだ。

「ふ~ん。で、進一って誰ですか_____ 」

「ああ、進一ってのは僕のことだよ。マイネームイズ シンイチ ヤマオカ。」

と先ほどから出迎えてくれている人。この人が部長のえ~っと山岡氏だ。

「わかったぞ!」

「ぽぴゅらーって人気のあるという意味だ!・・・・ナルホド!」


「お前・・・高校生にもなってPopularって英語もしらねぇの?」

同感。圭太良い事いった!高次おまえ

「勉強しろ~!!!!!!」

さてさて

「他の部員さんは?」

「いない。俺と浅倉のふたりだけ。」

「ビバ☆そういうこと~仲良くしようね新入り諸君!」

「ではでは!自己紹介してくれるかな!そこのギブスしているメガネ君から」

「俺は飯塚圭太です。好きなものは萌え!」

・・・・・・・無視。

「俺、桑原高次。好きなものは、プロテイン、腹筋、腕立て伏せ、スクワットなどです。」

・・・・・・・無視。

「俺は星野直也です。好きなものは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ないです。」

・・・・・・・われながら意味深な回答だ。

「私は岡野桜です。」

・・・・・・・・おわりかよ!ながれてきに好きなものを言うんじゃないの??


このときはまだ知らなかったんだ。このメンバーでイロイロなことをしなきゃならないってことを。

一心不乱に切れまくる桜を皆で取り押さえて、アーサーマック部に行くことになった。

というか桜を気絶さして高次が担いで走ったんだが・・・・・

「いいか高次?そういうのを専門用語で「拉致」って言うんだぞ。」

「まぁまぁ。とりあえずココがアーサーマック部。」

といわれてやってきたのは確かに手芸部と書かれていた。

「おいおい!!ここ手芸部って書いてあるぞ!間違えてないか?」

「いや---」

「グッドモーニング!エブリバーディング!!」

「!?」

「いやー我が朝マック部にようこそ」

「朝マック部!?」

おいおい!アーサーマック部じゃなかったのか?

「ここだ。ほらあってただろ!発音が違うだけだから」

いや!それ大違い!!俺なんか怪しい部活だと思ってたんだけど朝マック部ってまさにそのとおりじゃん!

「ここはとりあえず何でもする部活だ!」

「はぁ!?」

あ・・桜が起きた。

「ちょ・・ちょっと!!何で私がアーサーマック部じゃなかった朝マック部にいるのよ!!」

「もう入部したぞ!」

「・・・ええー!!!!!!!!!もう~・・・・」

おいおい!!いつ入部したんだよ!!こら高次!何でこんな部活に!!

「この部活に入れば毎日30キロ以上走ってていいっていわれたから!」




ボクシング部でイロイロなことが起こった翌日。

「直也ー!!!!」

早朝から律儀にも登校する俺に筋肉馬鹿が話しかけてくる。

「俺のリングネーム決まったぞ!!」

お前・・・・そういや昨日大事な時にいなかったんだった。

「で、そのリングネームとやらはなににしたんだ?」

「これ。」

高次が手渡した紙には何か書いてあった。

「アイアムクワバラ」

訳して(必要もないが)私は桑原です---   ・・・・・はぁ!?

お前!マジでこんなリングネームで行くのか!?正気か!?

まぁ・・いいや別に。関係ないし。好きにしろよ。


---教室にて

「直也ー!圭太ー!岡野ー!」

はぁ~筋肉馬鹿再登場。さよなら。

「ボクシング部やめてきた。」

あ~そ~・・・・・・・・・・・・はぁ!?

「何考えてんだ!?アホかお前!!!」

「何も。」

あほだコイツ。

「ていうか何しにボクシング部に入ろうとしたんだよ」

圭太がつっこむ。当然だ。

「俺の筋肉に勝るやついるかな?と思って。」

「あほか!」

今度は岡野が突っ込む。

「ちがう!断じてちがうぞ!岡野!俺は・・俺はなぁ!アホなんて低次元ではない!」

「じゃぁなんなのよ!」

「馬鹿だ」

はぁ~~~あたりをため息が包み込む。運動場を5周して、

3Kmほど離れたケン0キーにフライドチキンを買いに行っても消えない位の濃いため息が・・・

「で!皆では入れる部活を見つけてきたから放課後皆で行こうぜ!」


---放課後


「よ~しいくぞ!」

「そういやさ高次!なんていう部活に行くの?」

「アーサーマック部」

・・・・・はぁ!?

「なんだそれ!?何をする部活なんだよ!?」

「知らん!断じて知らん!今日部長殿が新入部員歓迎説明オリエンテーションスーパーウルトラなんとかかんとか会議をするから集まれって廊下歩いている時にいわれた。」

「名前も覚えられないような会議のある部活には行きたくない!よって帰る!Return The マイホーム」

「いや?名前は覚えてるぞ新入部員歓迎説明オリエンテーションスーパーウルトラなんとかかんとか会議」

「へ??も・・もしかしてなんとかかんとかって言うのは正式名称に入ってるの??」

「当然だろ!」

はぁ~

「一言言っていい?高次?」

そういうと岡野は息を吸い上げ一気に

「死ねぇぇぇ!!いっそのこと

思いのこさぬよう殺してくれる!」

「閣下!落ち着きなさいませ!どうぞ落ち着きなさいませ!」

「ええーいはなせ!はなしやがれ!!あやつを成敗する~!!」

「閣下!」


さてさてどうなるのだろうか。

続く。

「---というわけで、飯島という生徒は本日早退となった。まぁみんな今度来た時にでも殴って半殺しにしてやってくれ」

はぁ~いわかりました。

「次にだが、皆の自己紹介を頼みたい。私は山田啓示。好きなものは・・・女子高生!」

勇気のいるボケをかました山田啓示先生だったが見事にスベッた。ものの見事に。

そして自己紹介が始まった。

自由席だったので生徒順に回ってくるわけではない。

げ!もうすぐ俺の番じゃないか!俺のあほ!こんなとこ入学式後の恒例行事を寛大に受け止めに行く人が座る席じゃないか!

別の席にすればよかったと後悔しつつ、きたる俺の地獄をスルーするために内容を考え始めた。

「次、」

「は・・はい!俺は星野直也って言います。北空繰中学校出身です------------」

とりあえず、適当なことを言ってごまかした。そして入学式後の恒例行事を終えて家に帰った。

そして次の日、学校に登校した。始業式は三日後だが桜が

「部活動を見学しに行きましょ!」

というので付き合うことにした。骨を折った圭太と人の骨を折った高次と一緒に。

「さてと、お前ら見に行きたい部活あるか?」

俺は別に見たい部活なんてなかったのでとりあえず話を振った。

「ハイハイハイハイ!!!!」

圭太が勢い良く手を上げる。

「却下。」

桜が勢いよく拒否の姿勢を表示する。

「え~まだ何も言ってなかったのにぃ~ただオタク研究会かアキバ同好会に皆で入ろうといいたかっただけなのに」

「拒否」「却下」「無理」

俺らは三者三様の言葉で拒否の意を表する。

「俺!ボクシング部に入りたい。」

高次がそういってボクシング部に爆進し始めた。


---ボクシング部

「俺、桑原高次って言います。入部させてください」

早っ!いや早ぇ!早ぇってまだ見学もして無いのに。

「ん~いいよ!とりあえずこの紙にサインして。それとリングネームを明日までに決めてきて。」

リングネームぅ!!どこの高校に リングネームをつけて戦うボクサーがいるんだよ!絶対怪しいって!

「わかりました。失礼します。」

高次はは走っていった。

「では僕たちもコレで」

そういって俺たちはボクシング部を後にしようとした。すると、

「おいおい!お前らははいんねぇのかよ!冷やかしは困るなぁ。練習の邪魔なんだよねぇ。」

「ス・・スイマセン。」

「俺らの邪魔、よくしてくれたなぁ!お前らのどれか俺のサンドバックになれ!」

なに無茶苦茶言ってんだコイツ!

「いいからどっちかリングに上がれっての!」

そういわれて俺がリングに上がる。というか圭太があげた。・・・後で殺す。

「・・大丈夫?直也?」

「じゃぁ行くぞ!」

へいへいなんでもしてくれ・・・



---5分後

はい終わり。

皆の予想と反してくたばったのは部員のほうだった。

予想外の顔をしている。圭太を除いて。

「な・・なんで・・何でこんなに直也が強いのよ!?」

「あれ岡野知らなかったの?直也空手2段だぜ!?」

「そ・・そうだったの・・・!?」

ま!そういうこと。

「さてと、俺らは退散するか!」

そういって俺らはボクシング部を後にした。



星雲高校に補欠合格した俺、星野直也は同じく補欠合格した飯塚圭太と桑原高次と共に入学が決定し、

手続きを済ませて後は明日に控えた入学式を待つのみだった。

「そういやさ、圭太はなんでこの学校入ろうと思ったの?」俺はたずねてみた。

「そりゃ~イロイロ理由があるけど・・・偏差値が近かったとか、親から薦められたとか。大きな理由は偏差値が近くて親から薦められたからかな」

・・・・・日本語になってない。つまり訳すと圭太は偏差値が近くおやに薦められたからという理由だけでココを選んだんだという。

「高次は?」

「俺か?俺は・・・体育科というのに惹かれたからだ。」

そう、この学校には高校には珍しい体育科というものがある。といっても、授業もテストも普通科と一緒。どこが違うかというと、

体育の配点が高い!全体のウェイトの80%を占めるという。あと、入試のテストが恐ろしく簡単らしい。

まぁいいか。


---そして翌日。


「え~本日はご多忙のところ本校入学式の為にお集まりいただきましてまことにありがとうございます。本校は初代校長・・・」

堅苦しい教頭の長い話が終わり、カツラの校長の毎年同じこといってそうな話も終わって、俺たちは教室に戻った。

ちなみにいうと俺、桜、圭太、高次の腐れ縁メンバーは同じクラスに。

「あーーーー!!!!!裏切り者!!」

圭太が桜を見て叫ぶ。何の話だ?

「忘れたのか?受験結果発表の日にうけたあの屈辱を。」

結局俺らも受かったんだからいいじゃないか。

「そうだ!直也の言うとおりだ!」

めずらしく高次と意見があう。ていうか初めてのような気がする。

「皆今年もよろしくな!」

高次はそういって手を差し出す。

「あ~わかったよよろしく~」

圭太が高次の手を握ろうとする。そして

「うわぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ!!!」

ココの場面はご想像にお任せします(ヒント:高次が圭太の手を折った)

そんなこんなで今年も楽しい一年になりそうだ。


そんなこんなで星野直也の楽しい?一年が始まった。

おいおい・・・・マジかよ!・・・コレは夢だ。夢だといってくれ・・・

3798・・3798・・・・無い。

あ・・ご紹介が遅れました私主人公の星野直也です。

現在中学3年と高校一年の間・・・この星雲高校入学予定。

ちょっと待て!いつから日本の受験制度は合格者の番号を隠すようになったんだ・・・

よし!もうドッキリならいいぞこの辺にしておけ。

3792・・3794・・3795・・3796・・3797・・3800

無い。俺の番号。返せ俺の5ヶ月と4日間。

「なにーしょぼくれてんの?まさか・・・落ちた?ありえないよねこんな偏差値低い学校に落ちるなんて」

とムカつく会話をしてくるのは幼・小・中・塾とすべて一緒の腐れ縁幼馴染

岡野桜。黙ってればってやつでかなり口うるさい。

「なー桜、日本の受験制度はいつから合格者の番号を隠すようになったんだ?」

「はぁ?なにいってんの?もしかして・・アンタ!」

落ちましたよ。見事に。こんな偏差値低い学校に。

「あ・・・あ~あ!あるわよそういうことも。人生少々辛いこともね。」

そんな人間の人生哲学みたいな慰めをうけても・・・

「直也~~~~~~!!!!!」

「!?」

人がくやしんでるときに聞きおぼえのある声が二つ・・

「落ちた!落ちたんだろ!!落ちたよなぁ~落ちたっていってくれよ!」

「落ちたんだよなぁ!!!!!!!!!!!!!」

「おい!お前らこいうときは受かったか?って聞くのが王道だろ!どこの誰が、落ちた?って真っ先に聞いてくるんだよ!!」

「俺と高次。」

ハァ~・・・・紹介したくも無いこいつらはオタク真っ盛りの変人、飯塚圭太とクールに振舞ってるつもりの筋肉バカ、桑原高次。

「落ちたってさ☆」

桜がにこやかな笑顔で答えると

「よっしゃー!!!やったー!!!!直也も落ちた!!!!!やった、やった、直也も落ちた。」

最悪な奴らだ。ハァ~もういいよ・・・わかったから。

「よし!じゃみんなで残念会だ!直也と圭太と俺と桜みんな落ちました!次回に期待!の会」

「ちょ・・ちょっとなんで私まで入れるのよ!私はしっかりと受かったから!!受験番号3600番!」

「な・・・ナニー!!」

「じゃあ、私入学手続きとかの説明が講堂であるらしいからそっちいくね。」

「この・・裏切り者ー!!」

「二度と俺らの前に顔出すな!!」

・・いったしまった。最悪なやつめ。いますぐ金属バットでフルスイングしてあいつの後頭部にバットあてたい。

「とにかく、あの薄情強欲女は放置してとりあえずカラオケ行きますか!」

圭太・・お前・・切り替え早いなぁ~

といいつつ俺も高次も同意して校門を出ようとしたその時、

掲示板が目に留まった。その項目は補欠合格者。

「・・・・・おい!圭太みたかあの掲示板。」

「もち!」

うおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!!!!

すごい勢いでその辺のやつを蹴散らし(高次が)掲示板にたどり着くと・・・

「3798・3798・・・・・あったーっ!!!!!!!!」

俺は歓喜の雄たけびを上げた。

「俺も!」圭太が言う。

「俺の番号・・俺の番号・・・・あった!あったぞー直也ー!!!」

高次が抱きついてくる。しかし俺はそれを必死によけた。

俺は前に圭太が高次に抱きつかれ背骨を折って死にかけたところを目撃したからだ。




・・・・・・さてさて、偏差値の低い星雲高校に補欠合格というなさけない結果で終わった俺の受験。

その後、順当に三人分欠員が出て俺ら三人は合格したのであった。しないとお話終わっちゃうしね。