不妊治療は
お金がとてつもなくかかる
それはもう周知の事実

少しでも金銭的なサポートがあれば
どれだけ心強く落ち着いて
治療に専念できるか

しかしわたしの場合は
公的な助成金をもらうことができません

行政によると
「夫婦以外の第三者からの
精子・卵子・胚の提供による不妊治療」
は助成の対象から除外されています


これはどこも同じような感じなのかな
この行政の考え方
わからないでもないです

それで子供が出来たら必然的に
女性はシングルマザーですし

経済的に大変な生活…
生んだはいいけど無責任な
育児放棄や虐待など
世の中には悲しいニュースも
あふれてるし

第三者からの精子提供は
トラブルにも発展しかねない

そういうふうになってしまう可能性を
少しでも減らしたい
それを助長するようなことを
公的な税金を使ってサポートはできない

子供はきちんと父親母親の元で
愛情をうけて育てられるべき

ほんとによくわかります


でもね

必ずしもそんな人ばかりじゃ
ないと思うのです

そりゃ
愛しあう男女が暖かい家庭を築いて
いつかは子供を授かる…
それが理想的とは思うけど
わたしはそういう生き方ができなかった

男性とはご縁がなく
一人で生きて行くことも考えたけど
でも子供だけはどうしても持ちたい
でも出産にはタイムリミットが必ずある
それが迫っている中 
一から男性と関係を築くよりも効率的な
知り合いからの精子提供によって
なんとか子供が持てたら と考え
今回の不妊治療に臨んでいるのです


自分の生き甲斐として
子供に依存するわけでなく
社会の一員として守るべきものをもち
一人の人間を育て上げていきたいのです


そんなの都合のよいエゴ
生まれてきた子供は
親を選べないのにかわいそう


そんな意見も重々承知です

でもね
「せっかく選んでわたしの元に来てくれた
大切な子供を絶対に幸せにする!
悲しい思いはさせない!」

根拠はないけどその想いは自信満々で
いろんな困難は尽きないだろうけど
覚悟はしっかりできています

もともと子供は大好きだし
姪っ子甥っ子の世話も
赤ちゃんの時からして
かわいがってきました
大きくなった今でも近い存在です




「あまり一般的には受け入れられない形」
かもしれないけど
決して生半可な気持ちなどなく
今できることを最大限やって
なんとか子供を授かりたい!
そんな想いをもつ人が
いてもいいのではと思うのです


人それぞれいろんな
複雑な事情が背景にあるのだから
善悪・正誤で判断するのではなく
もっともっと「多様性」を
認めて欲しいと思うのです


そんな世の中であって欲しいなと
思う今日この頃です