「研究員よ!やっと出来たぞ!完成だ!!」
「は、博士・・・ 念願叶いましたね!」
「うむ しかし 本当に成功するのかどうかは
実験をしてみないことにはわからない
研究員よ!頼む!実験台になってくれ」
「は、博士・・・ ぼ、僕でよければ」
そういうと僕は遊具に似たマシンに乗り込んだ
シンと静まり返った研究室
時を刻む秒針の音しか聞こえてこない
なんていう緊張感だ!!
汗がにじむ
「研究員よ なにをしている?
そこのボタン 押してくれたまえ」
「あ そっか」
ポチ
うううううう
急に体が・・・・
はっと気が付くと
僕は元居た場所で寝ていた
博士は倒れている
「博士? 博士!! 起きてください
はかせ!!!」
「ん? なに?何があった?
君は・・・・ 誰?」
あかん 実験は失敗だ
博士は記憶どころか
性別まで変わってしまった
やっぱり遊具からタイムマシンを作るのは
無謀だった