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トニーのゆっくり回覧版  真空管アンプ自作のブログ

真空管アンプの製作、音楽、生活のことなど

8月28日、曇り、のち雨、のち晴れ

 

暑かったですね。もうこればかり言ってます。

 

ロッカースイッチ用取りつけ穴を、サブシャーシに加工しました。

 

 

この写真の右は、Φ4穴とΦ3穴を適宜並べて明けたところです。使った道具はその下に置いているドリルビットです。

 

その左は、ニッパーで穴間を食いちぎってつないだ状態。道具はその下のニッパー。

 

更に左がヤスリで仕上げた完成形です。

 

 

 

 

ロッカースイッチ用の穴は全部で7個。一番左の穴は他の物より、幅が広いのですが、これは電源スイッチになります。

 

 

拡大してみると、やっぱり真っすぐにはなっていません。手作業の限界です。

 

 

ロッカースイッチを取り付けてみました。入り切りしてると、きれいに穴が明いているところは、パチンと乾いた音がします。

逆に穴が小さく、窮屈だったら、乾いた音は出なくて、音は小さくなります。

電源部のスイッチだけがは小さな音なので、手直ししました。

 

 

ロッカースイッチまわりは、これでよしとします。

 

 

次はシャーシ背面に白の文字でレタリングを入れる作業です。これは夜にやりました。

 

 

このプリアンプのウリはPHONOがMCカートリッジとMMの2種が聴けること。そのためのMC昇圧とランスです。インレタを入れるスペースがせまくて窮屈ですが、仕方ありません。

 

 

今日はこれで終わり。よく頑張りました。

 

明日はケースふたの塗装。塗装の肝は、塗装面を完全に有機溶剤で脱脂しておくこと。私はベンジンを使っていますが、これをいい加減にやると、あとから塗料が剥がれてしまいます。

 

作業はまだまだ続きます。

 

今回はスランプが来ません。ゆっくり進めているのがいいのかも。よくやりますね自分ながら。

 

キットを組み立てて、わたしはアンプを作ったと言う方がいます。キットはプラモデルと同じで、説明書どおり作業をすればできます。

 

真の意味でアンプを作るということは、自分で設計して、加工、塗装、組立て配線、調整、測定までやり遂げることです。

 

なのでアンプのキットを完成させることは、アンプを作ったのではなくて「キットを組み立てた」と言うことだと思います。

 

 アンプ作りは想像力と我慢強さが必要です。難しそうですが、繰り返していれば身についていくものです。

 

 

 

 

 

27日の午前中から作業スタート。

 

今日は、前面パネルの下半分の後ろにくるサブパネルの切り出しをしました。

 

 

過去付いてたサブパネルと新たに切り出したものを並べてみました。

 

写真内の下側が過去のものです。ロッカースイッチを固定するためのネジ穴が各2カ所。そしてスイッチの逃がし穴。

結構、加工に苦労されているのが分かります。

 

 

 

上側が今朝がた、同じ寸法に切り出して、前面パネル取り付け用のネジ穴を6個明けた状態です。前面パネルとくっつけてロッカースイッチ用の角穴を鉛筆で描いてみました。この形で逃がし穴を明けます。

 

 

 

 

ロッカースイッチは真中の両側に、機構部品が付いて少し出っ張っています。この逃がし穴もあける必要があります。

 

このサブパネルの加工は明日にします。

 

 

元々のこのプリアンプの背面にはG端子が付いていました。この端子はプレーヤーから来たアース線を接続するためのものです。

但し、G端子を独立して取り付けるスペースが背面になくて、RCA端子の4個の取付穴のうちの1か所に、ネジの替わりに取りつけられていました。

 

RCA端子の黒ベークの板が邪魔して、取り付けられないのなら、ベークとシャーシに穴を明ければいいのです。

アマチュアの方はスペースがないと判断した時点で諦めてしまいがちですが、工夫してみればいいと思います。

 

 

今日も蒸し暑かったですね。16:00で終らせてシャワーを浴びました。

 

以降の作業は、ロッカースイッチ取付けのための加工。インスタントレタリング入れ。

 

ケース上蓋の塗装(これ大変ですが)。実体配線図作成、配線開始です。

 

また報告します。

 

 

 

日曜日の24日。18時台の飛行機で四国へ出発でした。

 

午前中から14:00頃迄、猛暑の中、加工をしました。

 

ポットに氷水を満タンに注いで準備。

 

この日は前面パネルのロッカースイッチの角穴を修正しました。入手した際に加工はされていましたが、少し曲がっていたり、加工面がきれいな直線でなかったりで、6個の穴を薄いヤスリで微調整しました。

 

何も手を加えずそのままでアンプを作るのは、気分的にいやなのです。

 

最終製作者は結局自分になりますから、この不完全な部分も自分の成果だとみなされてしまうのが嫌なのです。

 

 

 

 

写真でみると、それなりに見えますが、実物はさほどきれいではありません。アップでみるとよく分かります。

 目標は金型で打ち抜いたような仕上りですが、とてもそのレベルではありません。ただ手を付けないままよりはマシかなと。

いいように取ればアマチュアのほほえましい手仕事でしょうか。

 

MCトランスケースのRCA端子窓の穴も整えました。

 

ピンぼけで失礼。穴の微調整拡大は、丸ヤスリで行いましたが、みためきれいな円になりません。こういう時は最後の仕上げに、リーマを使って、くるりと円にするのです。

 

 

これが限界です。最終的にはケースの中で隠れてしまいますが、ここまでで良しとします。

 

ここまでで、汗がだらだら、頭皮から、首から、背中、脇の下から流れ出ます。水分をとろうとポットを手に取り、冷水をごくごく流し込みます。

 

いったん休憩で家に入ります。家族がシャツの上から肌が見えてる、まあ乳首まで透けて見えてるというので、私が若い女性のグラビアでこんな×××と言ったところで、軽蔑の言葉が返ってきて会話は終了。

 

このままでは昼食もとれません。かと言ってシャワーを浴びても、まだ作業が残っているので、すぐ汗もかくし、結局作業を完了させて昼食をとることにして、再度外に出ました。

 

板シャーシの加工です。1.2ミリ厚みですから、苦労することなく穴は簡単に明きます。

 

 

これらの穴加工は35分で完了しました。最近は加工時間が気になり、よく時計を見ながら進めます。

 

加工前にこの作業は40分でやってしまおうとか、目標設定をするのです。それがよく当たります。±5分で終ります。

 

作業で重要なのは段取りです。工具を準備して並べる。穴は穴径ごとに、連続加工をする。Φ3ならそればかりを明けて、次はΦ4の穴を連続して明ける。シャーシパンチで明ける穴には、シャフト軸の穴をΦ12までリーマで広げる。これも連続して進める。

次はシャーシパンチでやはり連続して大きな穴を明けていく。大きなドリル刃を使ってのバリ取りも連続作業です。

 

何パターンかの作業を、連続で進めていく、これが効率的です。

加工中もイメージして進めます。あと何個、次の作業は○○だ、必要な工具はこれとこれ。穴を明けながらも確認作業をしていきます。正しい位置に明いているか、ソケットを当てがってきれいに収まるか。

 

しんどいななどと考える前に、やるべきこと、流れ、確認などを実施していると、そんなことを考える暇さえなくなってきます。そのうちゴールが見えてくると気持ちもさらに前向きになります。

 

結果手直しが少なく仕上がると満足感を感じるものです。

 

 この日はここまで。出張から帰ったらまた、水曜日あたりから加工再開です。