松江にまるまる一週間滞在しています。
昨夜ホテルの近くの居酒屋に行きました。
タクシーの運転手さんが勧めるのでその店に行ったのです。
細長いカウンターがあって、後ろのスペースも狭いのですが、狭いなりに椅子がおいてあって女将さんが座っています。
さあこの席に座ってくださいと、女将さんに勧められカウンターの真ん中あたりに座ったのですが、真後ろに女将さんが座っています。
背後から監視されている状態。
女将さん、淡谷のり子さんをもっと髪の毛を少なくした容貌。正直少し怖い。80前後かな。
カウンターには若い女性が2名。たどたどしい口調で注文なぞを取りに来ます。刺身盛り合わせを頼んだら、スズキ、ブリ、鯛、サケと並んだ端っこに鮒が。
鮒ですよ。生の鮒。
淡谷女将さんが、鮒は生姜を付けて食べてくださいと。ああ、生臭いのだろうと想像しました。
この料理を写真に収めようと思ったのですが、淡谷女将が背後から私をずっと観察していて、撮影は無理。
ああ、俺は鮒を食べるんだ。子供の頃、鮒を取っ手は猫に投げてやって、猫たちはバリバリ音を立てて鮒を食べてました。
ああ、おれはあの頃の猫と同じなんだ。
残しては失礼と生姜をたっぷり乗せて鮒を口に運びました。
ん、柔らかくておいしい。
何だ、よほど海魚の臭みのあるものよりスムースです。
翌日、企業のかたと鮒の話をしたら、松江では宍道湖の鮒をみんな食べるそうです。
ああ宍道湖はシジミだけではないのですね。それ以外の水の幸がふんだんにあるようです。
現地に行くべし、混じるべしです。
今回は画像が全くなくてごめんなさい。背後の淡谷女将の監視のせいでした。みなさん鮒はお好きですか。