昨日26日の夕方に高松から帰宅しました。

 

今朝、窓を開けると梅の花が咲いていました。

 

 

東風吹かば 匂い起こせよ梅の花 主留守でも 春な忘れそ

 

有名な句を少しモデファイして、「主(あるじ)留守でも」と私が出張中でも遠慮なく花を咲かせなさい、という意味合いにしました。ごめんなさい天神様。

 

そしてSQ38FDの方ですが、出張前から時間を見て、1時間ずつでも作業を重ねていました。

 

今朝はいよいよ残った出力段のバイアス回路のみの配線を行いました。

 

配線は全て完了したので、全部の球を挿して電源を投入。

 

 

おかしな電圧です。やけにB電圧が低いのです。そのうちブルブルと出力管が振動し始めました。発振ですね。

 

パワー段の初段のEF86を抜いて、とりあえず発振させないようにして、各段の電圧を見ました。あら、片チャンネルの6L6GCのカソードバイアスの電圧がでていません。0Vです。

 

球を抜いて脚とソケットのピン請け金具を洗浄して、挿し直し。

 

電源を投入するとバイアス電圧でましたね。26V。カソード抵抗は250Ωなので、ここは100mAちょいの電流が流れています。

各段の電圧も正しくなりました。

 

 さてもう一度EF86を挿して、電源ON。また発振が始まりました。

 

 

 

 

OPTの一次側の配線変更は大変です。プレート端子とUL端子をひっくり返すのは難儀です。よって出力段のグリッド側に入っているカップリングコンデンサの接続をひっくり返し位相を変更させました。2CHともにです。

 

これで発振は収まりました。どうやらOY-15-5 と今実装しているOY-15-3.5KHPでは巻き始めが違うようです。

 

さて静かになったアンプのSP端子の残留ノイズを見ると、左右ともに0mVでした。ラックスのアンプは優秀ですね。ノイズ皆無です。

 

残りの作業がありました。SP端子をオリジナルの金属ねじ込みタイプから、バナナプラグ仕様のものに変更すること。

 

完全に終わったら、能書きをひねり出して、オークションに出品です。その前にまだ鳴らしていませんでしたね。