今日接点を全て洗浄しました。
結果、右側からも波形が出ました。但しバランスの動きが思わしくありません。
右の方が音が大きいのです。波形をみると左に回し切っても、右の波形が消えません。
バランス周りの配線をよく見ると、1本赤い線が端子から外れていました。
これですね。当初から配線不良のまま、このプリは使用されていたのでしょうか。
これを配線して完了。波形は左右均等。残留ノイズも0mVで大したものです。
期待しながらシステムに投入してみました。
おや、全体的に音量が小さいですね。4時のあたりで普通の音量です。
さらにはトーンコントロールが利きません。フィルター類も動作しません。ラウドネスも利きません。
どうやら回路をジャンプさせているようです。回路図を見ながら追っていけば確認取れると思いますが。
音はレコードを聴いたら、なかなかの芯があって、柔らかい印象。マランツ、マッキンとも違います。
このまま修理して使用することも考えましたが、手元にプリは3台あります。常用することもないでしょうから、手放します。
パネル、ツマミは製造しました。ウッドケースも再塗装するつもりでしたがやめておきます。
内部もきれいです。おそらくどの部品も壊れていないと思います。想像ですが実際の使用時間は少なかったような気がします。
ずっと眺めていると、結構完成させるのが難しいキットだと思います。頭の中で整理しながら、一つ一つ確実に作業できる方でないと無理かもしれません。
ラックスはその後に完成品としてCL30を発売しましたね。無理からぬことです。
さてオークションに出品しますが、球は抜きます。音が小さい、トーンコンが利かないなどは、率直に説明文に加えます。
ジャンクで出します。
部品取り用にということで。