今朝がた、波形入力しました。

 

その前にもう一度プリント基板の裏側を、全体的にチェックしました。

 

 

修復されていないと言いましたが、見つけました。

 

 

フィルター基板です。高域と低域のレバースイッチ廻りですが、銅箔のパターンをカット(6か所)して、ジャンパー(6本)でつないでいます。

回路図とプリントパターンを比較しながら、深く入り込んだらどこをどう修正しているのかわかるのでしょうが、それよりも全体で波形が出るのかどうかのチェックが先決です。

 

ACインレットを3端子の物に交換しました。

次にB端子とアース間の導通をテスターで確認。じわじわと無限大のほうに動きますので大丈夫でしょう。

 

スイッチを入れると全部の球のヒーターが点灯しました。回路図があると安心です。

 

PHONO1に波形を入れました。PHONO1から出力端子までは全ての回路を通りますので、確認は便利です。

 

ボリュームの真ん中の端子に、オシロのリード線を当てると、左側は波形が出ました。右側は波形が出ません。

 

次に出力端子にリード線を当てると、左側はかすんだり、ビリつきながらも波形が出ます。右は当然ながら波形は出ません。

 

 

 この時点で各増幅段は、適正電圧がかかり動作しているのだろうと想像できます。問題の右側はおそらく接点不良で、ボリュームを含めたその前の段階で導通していないところがあるのでしょう。

 

 焼けたり、焦げたり、部品交換の跡がないというのは嬉しいですね。

 

対策は洗浄になります。スイッチ類の接点、およびボリューム類の中の摺動接点洗浄。

 

また洗浄液でシューッとキレイにします。今日はA3400はここまで。

 

SQ38FDのサステナが止まってしまっていました。こちらに戻ります。